Category: 塾ニュース

政府 長崎の教会群を世界遺産に推薦する方針

2016年の世界文化遺産の登録候補として、文化庁が「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」(長崎、熊本県)を、国連教育科学文化機関(ユネスコ)に推薦する方針を固めたことが4月25日、分かった。政府は夏ごろに決定し、来年2月1日までに正式推薦する。15年の登録候補をめぐり、文化審議会は昨年「長崎の教会群」を選んでいたが、内閣官房の有識者会議が推す「明治日本の産業革命遺産」(福岡など8県)と競合する異例の事態となり、政府は「産業革命遺産」を優先させていた。

富岡製糸場、世界遺産へ

政府は26日、世界文化遺産への登録を目指す「富岡製糸場と絹産業遺産群」(群馬県)について、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の諮問機関から登録を求める勧告が出たと発表した。6月15日からカタールで開かれる世界遺産委員会で正式決定の見通し。登録されれば日本国内の世界遺産は18件となる。近代の「産業遺産」は初めて。

小型の商用衛星募集 JAXA

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は4月24日、衛星打ち上げ時の空きスペースに乗せて宇宙に運ぶ小型の商用衛星を募集すると発表した。募集するのは、重さ50キロ以下の小型衛星で、募集期間は5月22日まで。15年度打ち上げのH2Aロケットに相乗りする場合の料金は、1辺10センチ級の衛星が2700万円、50センチ級が5300万円。研究や教育向けの無償枠も継続、この打ち上げに搭載できるのは、50センチ級なら合計で4機、10センチ級なら16機まで。JAXAは宇宙の商業利用の拡大に向けて試行的に始める。

「最も信頼できる国」日本33% 外務省調査

外務省が東南アジア諸国連合(ASEAN=インドネシア、マレーシア、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナム、ミャンマー)の7か国で行った世論調査で、「最も信頼できる国」に日本を挙げた人は33%で、トップ、米国は16%で2位、中国は5%、韓国は2%だった。「ASEAN諸国にとって現在重要なパートナーはどの国か」との質問(複数回答可)でも、1位が日本(65%)で、2位に中国(48%)、3位に米国(47%)が続いた。2008年の前回調査では中国が1位だった。

安倍政権が掲げる積極的平和主義については、「アジア地域の平和維持に役立つ」と肯定的な評価をした人が9割に上った。調査は3月、外務省の委託を受けた香港の調査会社がASEAN7か国の18歳以上の国民を対象に、オンライン方式で実施。計2144人が回答した。

読書時間ゼロ、大学生の4割

全国大学生活協同組合連合会の調査で「1日の読書時間が『ゼロ』という大学生が4割を超えた」ことが分かった。1カ月の本の平均購入費も過去最低だった。全国大学生協連が昨年行った「学生生活実態調査」(国公私立大30校の8930人が回答)によると、1日の読書時間が「ゼロ」と答えた学生は40・5%。現在の調査方法になった2004年以降、初めて4割を超えた。別の聞き方で読書時間について調査した1985年は、「ほとんどなし」は19・4%だった。読書よりも、インターネットやゲームに熱中する学生が多いという。

同志社、医学部申請を見送り

学校法人同志社(京都市)は22日、医学部の設置について、5月に締め切られる文部科学省への申請を見送ると発表した。文科省が昨年、東北地方の大学1校に限り、医学部の設置を認める方針を示したのに対し、東北での医学部開設も視野に、学生・教員の確保や、付属病院経営の課題などを検討し、「現段階では困難」と判断。

速読で新聞を読むと読む力はあがるのか? SRJと読売新聞社が特別セミナー

株式会社SRJと読売新聞社は、「新聞と速読で”読む力”はあがるのか?」をテーマに4月12日に東京コンファレンスセンター品川で開催した。会場には小学生から高校生まで幅広い年齢の子供が訪れ、親子での参加者も目立った。

sP4120107この日は、脳科学者の茂木健一郎氏が「脳を活かす勉強法」をテーマに、本を読むことの大切さや読むための「道具」として“速読”の重要性を説いた。続いておこなわれた「速読大体験会」では、実際に速読のトレーニングを体験。読んだ内容がしっかり理解できているか確認するトレーニングや、視点移動のトレーニングを行った。プログラム終了後には個別体験ができ、詰めかけた多くの親子もPCやタブレットを使いながら熱心に耳を傾けていた。

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秋田大など産学官、小型観測ロケットを開発

秋田大学を中心とした産学官連携で小型観測用ロケットを開発する計画が進んでいる。高層の大気中の微粒子採取や、ロケットに搭載する装置の実験などが目的で、2017年度の打ち上げを目指す。4月には人材育成や企業の参加を呼びかけるための社団法人「あきた宇宙コンソーシアム」(会長・小川信明秋田大副学長)も設立した。将来はロケットを打ち上げるベンチャー企業設立も視野に、新たな地域産業に育てる考えだ。

全国学力テスト小6・中3の224万人参加

全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)が4月22日、小学6年生と中学3年生を対象に全国の約3万校で実施された。過去の同テストで正答率が低かった読解力や表現力を測るため、自分の考えや解答に至るプロセスを記述させる問題をより重視。学んだ知識を日常生活で生かすことを念頭に、題材は身近なものが選ばれた。全員参加方式は2年連続で、約224万人がテストを受けた。結果は8月ごろにまとまる予定。今回から市区町村教育委員会の判断で学校別の成績を公表できるようになり、各教委の判断に注目が集まる。

理想の上司は?産能大による新入社員調査

産業能率大は4月22日、今年の新入社員に「理想の上司」を聞いた調査を発表した。男性の1位はテレビドラマ「半沢直樹」で主役を演じた俳優の堺雅人さん、女性は女優の天海祐希さんが1位となり5年連続の首位。初のベストテン入りは7位のお笑いタレント、有吉弘行さん。調査は3~4月に産能大で研修を受けた男女計442人の有効回答を集計した。