Category: 塾ニュース|塾・企業

スタディプラス株式会社、学校法人高宮学園 代々木ゼミナールと業務提携を開始

 スタディプラス株式会社(東京・千代田区、廣瀬高志 代表取締役)は、学校法人高宮学園 代々木ゼミナール(東京・渋谷区、高宮英郎 理事長)と業務提携したことを発表した。
 この業務提携を通じて、スタディプラスが提供する教育機関向けコミュニケーションプラットフォーム「Studyplus for School」と、「代ゼミサテライン予備校」での学習記録の自動連携を行う予定だ。

「Studyplus for School」は、学習記録を通じていつでもどこでも生徒とつながり、生徒の成績向上と教室の経営改善を支援するコミュニケーションプラットフォーム。生徒の所属する学校や志望校ごとに異なる、紙教材・デジタル教材のあらゆる学習記録を一元化・可視化することで、教育機関の業務の大半を占める学習指導を効率化し、より良い教育を届けられるよう支援する。同時に、学習記録に加えて、出席記録、入室記録、成績記録、面談記録など、教室運営に必要なあらゆる情報を「Studyplus for School」に集約し、誰でも簡単に業務を効率化できる。
 この業務提携では、独自規格の学習記録連携API「Studyplus for School SYNC」を通して、「Studyplus for School」と「代ゼミサテライン予備校」での学習記録の自動連携を進めていく。
「代ゼミサテライン予備校」が提供する映像授業と「Studyplus for School」を合わせて活用すると、生徒は「代ゼミサテライン予備校」やその他さまざまな教材における自身の学習進捗を網羅的に振り返ることが可能となる。同時に先生は、これまで複数のツールや紙で管理していた生徒一人ひとりやクラスごとの学習量を「Studyplus for School」で一括管理することができ、業務負担軽減や生産性向上につなげることができる。
 学習記録の連携開始は、2025年3月を予定している。
 スタディプラスはこの連携をはじめ、教育機関の経営課題の解決に向けた取り組みを進めていく。

河合塾が資料動画化サービス「SPOKES」を導入

 株式会社Bloom Act(茨城・つくば市、髙野 峻 代表取締役社長)は、学校法人河合塾(愛知・名古屋市、河合 英樹 理事長)が資料動画化サービス「SPOKES」を導入したことを発表した。

 河合塾は、幅広いニーズに合わせた数多くの教育サービスを取り扱っている。近年ではDX化をはじめとしてサービスが多角化しており、より教育効果を高く活用するために、教材紹介や利用マニュアルを動画化し展開していくことを検討していた。しかし、従来の動画作成方法では撮影や録音・編集といった作業が必須となるため、短期間に多くの動画を作るためには多くの手間や人的コストがかかってしまうという課題があった。
 SPOKESは、PowerPoint資料に伝えたい内容を入力してアップロードするだけで、合成音声ナレーション付きの動画を作成することができる。シンプルな操作性で撮影や録音も必要とせず、専門知識のないスタッフでも簡単に動画を作成できるため、より多くの場面で動画を作成し運用していけるという点を評価し、導入に至った。また、SPOKESは動画内容の更新や変更があった際でも簡単に修正をすることができ、リアルタイムで常に最新の情報を届けることができるという点も評価された。

▼資料動画化サービスSPOKES紹介動画
https://online.ai-spokes.jp/view/cAQDJO7KKpedaf9ZhoqnreCjGnDE1ilB

『スタディサプリ 小学・中学講座』2024年度グッドデザイン賞受賞

 株式会社リクルート(東京・千代田区、北村 吉弘 代表取締役社長)が提供するオンライン学習サービス『スタディサプリ小学・中学講座』は、2024年度グッドデザイン賞(公益財団法人日本デザイン振興会)を受賞しましたことを発表した。

受賞案件『スタディサプリ 小学・中学講座』概要

■サービス名称:スタディサプリ 小学・中学講座

■グッドデザイン賞 審査委員による評価コメント
 このサービスは、小学生・中学生向けのオンライン学習サービスである。専用端末の購入が不要で、スマホやタブレット、PCなど自宅のさまざまな端末で同じ学習体験を得ることができる。膨大なデータを基に、学習者にとって最適化された学習プランやコンテンツが分かりやすく、スムーズなUI/UXにより提供されることで、多くのユーザーに受け入れられており、高い学習継続率を維持することにも成功している点が評価された。

グッドデザイン賞とは
 1957 年創設のグッドデザイン商品選定制度を継承する、日本を代表するデザインの評価とプロモーションの活動。国内外の多くの企業や団体が参加する世界的なデザイン賞として、暮らしの質の向上を図るとともに、社会の課題やテーマの解決にデザインを生かすことを目的に、毎年実施されています。受賞のシンボルである「G マーク」は優れたデザインの象徴として広く親しまれている。
http://www.g-mark.org/

株式会社サクシードが、大阪府枚方市より枚方市立中学校部活動地域連携に係るモデル実施事業を受託した

 株式会社サクシード(東京・新宿区、高木 毅 代表取締役社長)は、枚方市より枚方市立中学校部活動地域連携に係るモデル実施事業を受託した。部活動の地域連携による効果を検証する目的で、サクシードが学校等と連携し、3つのモデルで土・日・祝日等の部活動の運営を行うことで、生徒にとって満足度の高い部活動の場を提供する。

 国では、部活動改革を2023年度より本格化しており、2025年度までが改革推進期間と位置付けられている。枚方市では、「少子化の中でも、将来にわたり、枚方市の子ども達が スポーツ・文化芸術に継続して親しむことができる機会を確保すること」「地域の持続可能で多様なスポーツ・文化芸術等に親しむ環境を一体的に整備し、子ども達の多様な体験機会を確保すること」を目指している。部活動の地域移行の検討をする上で、以下のモデルでの地域クラブ活動の試行実施を実施する。

モデル①
拠点となる中学校を設け、その学校において外部指導員を活用した専門的な指導を行う。

モデル②
学校部活動にはない競技を公共施設を利用した土曜日限定の地域クラブ活動として行う。

モデル③
近隣大学と連携し、地域クラブ活動を行う。
(関西外国語大学、大阪工業大学、摂南大学)

各モデルでの生徒の満足度等を調査し、今後の部活動地域連携の在り方の協議に活かしていく方針だ。

株式会社Digika「そろタッチ株式会社」に社名変更

 株式会社Digikaは2024年10月7日(月)、社名を「そろタッチ株式会社」(東京・千代田区、橋本恭伸 代表取締役社長)に変更し、「計算力の、その先を」タグラインに掲げ、新たなワクワクを進化しながら「つくり」、身につけた計算力を「ひろげ」、世界中を感動で「つないで」いく。
「そろタッチ」は、2016年10月7日にアプリを公開して以来、そろばん式暗算を特許技術の暗算モードで学ぶ唯一の学習ツールとして、現在では世界19カ国、約300教室、1万人の学習者に広がっている。子どもたちの可能性は無限であり、その成長を支えるため、さらなる飛躍に向けて、社名とタグライン、企業理念、そして「そろタッチDNA」を刷新した。

【そろタッチ公式SNS】
Instagram:https://www.instagram.com/sorotouch_official
X(旧Twitter):https://twitter.com/sorotouchjp
LINE:https://page.line.me/383krtuk

KDDIグループのイーオンホールディングス、フランチャイズパートナーとして「atama+塾」40校舎を全国で順次開校

 atama plus株式会社(東京・文京区、稲田 大輔 代表取締役CEO)とKDDIグループの株式会社イーオンホールディングス(東京・新宿区、塚田 俊文 代表取締役社長)は、AIを活用し個別最適な学びを届ける「進学個別 atama+塾」のフランチャイズに、英会話、中国語学校など約380教室を展開するイーオンホールディングスが加盟したことを発表した。 全国にて40校舎を来年夏までに順次開校する。

 atama plusは「教育に、人に、社会に、 次の可能性を。」をミッションに掲げ、生徒一人ひとりに最適化された学習カリキュラムを作成するAI教材「atama+」を開発している。塾・予備校を通じて小中高生・既卒生に提供しており、導入教室は全国47都道府県で4,000を超えている。また、2024年6月からは、atama+を活用した個別最適な学びを全国の生徒により早く届けるために「atama+塾」のフランチャイズ展開を開始した。
 KDDIグループのイーオンホールディングスは、「人と世界」「人と未来」の関わりを積極的に支援し、世界で活躍することができるグローバル人財の育成を目指しており、「英会話イーオン/イーオンキッズ」、「子ども英会話専門校アミティー」など、グループ全体で約380教室を全国で展開している。
 イーオンホールディングスでは、加速する少子化や教育におけるデジタル活用への期待の高まりなどの社会変化を受け、子どもたちにより充実したサービスを中長期にわたって提供できるようなテクノロジーを活用した学びの形態について模索していました。そんな中、AIを活用することで生徒に個別最適な学びを届けられるatama+塾であれば、物件や教室運営ノウハウなどのアセットを活用しながら子どもたちに新たな価値を提供できると考え、フランチャイズパートナーとして展開していくことを決定した。
 イーオン、アミティーの校舎にatama+塾を併設、もしくは単独でatama+塾を運営する形で、来年夏までに全国にて40校舎を順次開校する。

東進 ナガセ フィットネスジム、スイミングスクール大手ダンロップスポーツウェルネスの株式を取得、グループ傘下に

 株式会社ナガセ(東京・武蔵野市、永瀬 昭幸 代表取締役社長)は、2024年9月27日開催の取締役会において、株式会社ダンロップスポーツウェルネスの株式を取得し、グループ会社化することについて決議し、発表した。

 ナガセは「独立自尊の社会・世界に貢献する人財を育成する」という 教育理念をグループ全体で共有し、その実現に向け取り組んでいる。高校生部門、 小・中学生部門の塾・予備校事業に加え、2008年に株式会社イトマンスイミングスクールを、 2022 年に株式会社イトマンスポーツスクールをグループ会社化し、「心・知・体」の教育を総合的に行える体制を構築、真のグローバルリーダーの育成を目指す“人財” 育成企業として成長を続けている。

 ナガセがグループに加えるダンロップスポーツウェルネスは、「サービス事業を通じてスポーツといっしょに生きるライフスタイルを提案し、顧客の心と体の健康の増進に貢献する」という理念の下、関東圏を中心に、フィットネスジムの運営を主な事業とされており、ジュニアからシニアまでの幅広い年代の会員層を有するとともに、各種インストラクターが提供する高品質のサービスは同業他社と比較しても高い評価を得ているほか、スイミングスクールとしてもジュニア日本代表選手を輩出する名門クラブとしての顔を持ち合わせている優良企業と考えている。

 フィットネス事業を主な事業とし、幅広い年齢層を対象とするダンロ ップスポーツウェルネスと小学生・幼児向けのスイミングスクール事業中心のイトマン、イトマンスポーツでは、会員の重なりが少なく、また、 拠点の重複もないことから、3社を合わせると、品質はもちろん事業規模においても日本を代表する総合型スポーツジム、スイミングスクール となることが期待できる。

 ダンロップスポーツウェルネス、イトマン及びイトマンスポーツの知見、ノウハウを、生徒指導面、募集施策 面、校舎運営面で相互に融合し、有効に活用することで、各地域において、よりブランド力、顧客満足度を高めた更なる発展を目指す。

くぼたのうけん小学校受験コースが11月にリニューアル

 株式会社城南進学研究社(神奈川・川崎市、下村 勝己 代表取締役社長CEO)が運営する受験幼児教室『くぼたのうけん小学校受験コース』は、2024年11月よりリニューアルし、『名門小学校受験教室 飛翔会』として新規開校する。

『名門小学校受験教室 飛翔会』は、“思考力×言語力”と“好奇心×探求心”を磨く「飛翔メソッド」で、名門小学校合格へと導く幼児受験教室。
『飛翔会』のカリキュラムは、前身である『くぼたのうけん小学校受験コース』のカリキュラムに加え、20年間にわたり1000名以上を指導し、名門小学校への合格実績を積み上げてきた『アリスこどもスクール』のメソッドを引き継いでいる。生きる力の土台となる“たくましい知性”と“しなやかな感性”を育み、小学校入学後も「自ら学び自ら考える」子どもへと成長させることを目的としている。

 新しくなった『飛翔会』は、子ども達のもっと知りたい・学びたい気持ちを最大限引き出すことで、最良の結果を得られるよう進化。“思考力×言語力”を磨くアウトプット学習と、“好奇心×探求心”を育てる体験学習を繰り返す「飛翔メソッド」で、知識の定着と得点力を養う。
 また、共働きの家庭でも通いやすいよう、お預かりサポートコースや土日授業、オンライン面談なども設定し、各家庭に寄り添いながら合格へのサポートを行う。

FLENS School Managerに新機能「学習機能」「生徒の成績向上プロセスの見える化で更なる学習塾のDXを推進

 FLENS(フレンズ)株式会社は、同社が提供するコミュニケーションアプリ「FLENS School Manager(以下、FSM)」に、宿題・ドリル演習・授業内の小テスト等に活用できる「学習機能」を追加リリースしたと発表した。FSMの生徒アプリから、宿題や授業内の小テスト等の結果を即時回収することで「成績向上プロセスの見える化」を促し、更なる学習塾のDXを推進する。

・FSM生徒アプリ内に問題文を表示し、生徒が回答を入力(手書き入力/フリック入力・選択式)
・プリント等(紙)で出題し、FSM生徒アプリから生徒が回答を入力(手書き入力/フリック入力・選択式)
・プリント等(紙)で出題し、生徒が自己採点等を行い、FSM生徒アプリから正解/不正解の結果を入力

■FSM学習機能の特長
・従来のプリントやテキストで出題後、生徒がFSMアプリで回答結果を入力することで簡単に採点結果を集計。
・全生徒・全校舎の宿題やテスト実施状況がタイムリーに把握でき、成績向上のプロセスを見える化。
・単問単位で正解率を把握できるため、授業の進め方や教材、カリキュラムの改善等にも活用できる。

FLENS School Managerについて
「FLENS School Manager(FSM)」は、2020年からFLENSがサービスを開始した、学習塾向けコミュニケーションアプリ。お知らせ、入退室通知、ライブラリ、相互メッセージ、デジタル帳票、予約、アンケートや成績の回収、ポイント付与、映像配信、契約請求管理、学習管理など、学習塾業務に必要な機能を揃えている。複数利用中のツールやサービスをFSMに一本化することで、業務効率化とコスト削減が期待できる。また、業務効率化・コスト削減とあわせて、FSM専用アプリに「内部広報」も一本化することで『塾生保護者のファン化』が促進可能だ。さらにFSMには「社員向け機能」も備わっており、社内全体の業務管理も一本化できるコミュニケーションプラットフォームだ。
URL:https://flens.jp/

「生成AI」は不登校のキャリア支援に有効との研究結果 心理的不安の軽減に「教師」と「生成AI」の協働が重要な課題

 株式会社成基(京都市、佐々木雄紀 代表兼CEO)は、2024年9月28日(土)、石川県金沢市で開催された「AI時代の教育学会 第6回年次大会」で、生成AI「スクールAI」を用いた不登校のキャリア支援に関する研究結果を発表した。

 成基は、保育園や幼児教育、集団塾、個別指導、英語学童、通信制高校など、「人づくり」を通して社会課題の解決を目指している。中でも、約30万人と急増している不登校問題は大きな社会課題となっているため、成基では、不登校児童生徒への支援としてオンラインフリースクール「シンガク」を、2023年6月に開校した。
 オンラインで子どもの学習をサポートする「シンガク」では、無学年式(学年に関わらず対応できる)ICT教材「すらら」を活用した学習や、月曜日から金曜日までのメタバース教室の開校、出席扱いとなる制度申請(支援)などで、不登校のお子さんの社会的自立の支援に取り組んでいる。
 またイラストなど自分たちの作品を外部に公開する「メタバース展覧会」や、リアルイベント「通称:オフ会」の開催など、不登校の子どもが、社会とのつながりをもつ機会を提供している。

「生成AI」を使ったキャリア支援とは
 生成AIツールは、家庭学習支援サービスを展開する株式会社みんがく(東京都目黑区)の 「スクールAI」(https://school-ai.mingaku.net/ )を活用し、中学3年生に「AIの村上先生」のアカウントと毎週話してもらうことで、データを蓄積してきた。
 今回の研究で活用した生成AI「スクールAI=AIの村上先生」は、不登校の児童生徒の進路指導と心理的サポートを目的に開発されたツールで、週1回のコーチングと併用し、子どもたちがAIとの対話を通じて自己理解を深め、進路不安を軽減する手助けを行った。

75%の生徒が「AI先生」は有効と回答
 中学3年生を対象に実施された今回の研究結果では、75%の生徒が進路指導において「AIの村上先生」が役立ったと回答した。一方で、心理的不安の軽減には限界があることもわかり、人間の教師との協働が重要であることが示された。
 今回の研究結果を受け、不登校の子どもたちの社会的な自立を支援していくためのキャリア開発・キャリア支援の分野で生成AIが有効であることを改めて認識。
 今後は、不登校の児童生徒に限らず、すべての子どもたちが自己理解を深め、夢や志を実現できるよう、キャリア支援を強化し、生成AIの活用をさらに拡大していく。

【学会の概要】
AI時代の教育学会第6回年次大会〜AI時代の教育実践を共に考える〜
開催日時:2024年9月28日(土)9時50分~
開催会場:金沢星稜大学(石川県金沢市御所町丑10-1)