ファンスパイア(本社:大阪市北区・代表:久世尚)はスマートフォン(スマホ)のゲームで小学校の教科を学べるアプリを12月中旬から配信する。進捗具合を確認できるる。クイズ形式で問題を出し、正解数で勝負を決める。学習アプリ「ビノバ」は国語、算数、理科、社会、英語のクイズを出し、ほかの利用者と交互に解答する。勝負に勝っていくと自分のキャラクターが強くなる。勝負を通じて300種類以上のキャラクターを集めることもできる。1日1回までの対戦や簡易版のリポートは無料。
学校に通うのは自分の分身である「アバター」。直接登校せず、インターネット上の仮想学校で学ぶ教育システム「サイバー学習国」を、私立明聖高校(千葉市中央区)が来春から採り入れる。3年で高校卒業の資格を得られる。明聖高校は2000年に開校した通信制の学校、在籍生徒約490人の中には、小中学時代に不登校や引きこもりの経験者も少なくないという。
「登校」するにはパソコンやスマートフォンを使う。専用ソフトを立ち上げると、実名登録した分身のアバターが登場。画面上で学校や教室を移動させる。同校の教員による約20分間の動画授業とテストを毎回受けることで通常の50分授業に相当するという。実際に学校に行く、年間4日間のスクーリング(面接指導)をこなせば、3年で高卒の資格を得られる。わからないことがあればメールで質問できる。