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ファンスパイアが 学習アプリ「ビノバ」配信

ファンスパイア(本社:大阪市北区・代表:久世尚)はスマートフォン(スマホ)のゲームで小学校の教科を学べるアプリを12月中旬から配信する。進捗具合を確認できるる。クイズ形式で問題を出し、正解数で勝負を決める。学習アプリ「ビノバ」は国語、算数、理科、社会、英語のクイズを出し、ほかの利用者と交互に解答する。勝負に勝っていくと自分のキャラクターが強くなる。勝負を通じて300種類以上のキャラクターを集めることもできる。1日1回までの対戦や簡易版のリポートは無料。

ネットで補習 佐賀・上峰中がワオのシステム導入 

佐賀県上峰町立上峰中は、今年度からインターネットを使ったワオ・コーポレーション(大阪市)のマンツーマンオンライン指導を補習授業に導入する。対象は1年生で、中学から本格的に始まる数学、英語のつまずきを早期に解消するのが目的。3学期に実施する。同校は同町唯一の中学校で、現在の1年生は98人。町はワオ・コーポレーションと8月に契約した。同校では、生徒が英語か数学を選択し、1日10人ずつ、放課後に40分の補習をする。

「アプリ甲子園」800人熱戦

IT教育会社のライフイズテック(東京・港)は日本科学未来館(東京・江東)で9月下旬、、全国の小中高校生約800人が参加した「アプリ甲子園」の決勝大会が開いた。予選を勝ち抜いた11人が約300人の観客に向け、自信作のアプリを順番に披露した。優勝に輝いたのは日本女子大付属高校1年の山本文子さん。小学生で唯一決勝に残った函館市立北美原小学校5年生の加藤周君は、無料対話アプリLINEや交流サイトで、メッセージや投稿などに添えるキャラクターの表情や色を自在に作成できるアプリを開発した。

「花まる」提携授業実施に9校が名乗り 武雄

武雄市教育委員会は10月30日、「花まる学習会」と提携した授業の実施について、市内11小学校のうち9校の地域協議会から実施申請が出されたと発表した。市教委では、31日に教育長を委員長とする選考委員会を開き、11月上旬に、来春からの実施校2~3校を決定するという。申請したのは武雄、御船が丘、朝日、若木、武内、西川登、東川登、橘、北方の各小学校の協議会で、山内東、山内西両小学校の協議会は申請しなかった。

「サイバー学習国」を始める私立明聖高校(通信制)

学校に通うのは自分の分身である「アバター」。直接登校せず、インターネット上の仮想学校で学ぶ教育システム「サイバー学習国」を、私立明聖高校(千葉市中央区)が来春から採り入れる。3年で高校卒業の資格を得られる。明聖高校は2000年に開校した通信制の学校、在籍生徒約490人の中には、小中学時代に不登校や引きこもりの経験者も少なくないという。

「登校」するにはパソコンやスマートフォンを使う。専用ソフトを立ち上げると、実名登録した分身のアバターが登場。画面上で学校や教室を移動させる。同校の教員による約20分間の動画授業とテストを毎回受けることで通常の50分授業に相当するという。実際に学校に行く、年間4日間のスクーリング(面接指導)をこなせば、3年で高卒の資格を得られる。わからないことがあればメールで質問できる。

米マイクロソフト「ウィンドウズ10」公開

米マイクロソフトは9月30日、開発中の次期基本ソフト「ウィンドウズ10」を公開した。「10」では「スタートメニュー」が復活。「ライブタイル」と呼ばれる機能を組み合わせた。複数のファイルやソフトをボタン1つで一覧表示したり、画面いっぱいに4分割表示したり、デスクトップPCでの利用を想定した新機能を盛り込んだ。これまで、PC・タブレット向けとスマートフォン向けなど複数のバージョンがあったが、「10」では一本化した。外部の開発者は1つのアプリを作れば、すべてのウィンドウズ端末で利用できるようになる。

品川区立10校、小中全生徒にタブレット

東京都品川区は、IT教育を推進する区立の小中学校10校で全生徒1人1台にあたるタブレット約1800台を配備した。授業で使うだけでなく自宅に持ち帰って宿題や自習に利用できる。生徒の学習意欲を盛り上げ、家庭でも勉強する習慣を身につけてもらう。校内無線通信の工事を合わせると事業予算は2億2000万円。タブレットを使った家庭学習を可能とするのは全国の公立校で初めて。生徒がインターネットに接続して勉強以外に使ったりゲームで遊んだりすることを恐れ、自宅に持ち帰らせることをためらう自治体が多かった。

企業の小学生向けプログラミング講座拡大

小学生にコンピュータープログラミングの基礎を教えるNTTデータ、DeNA、TENTOなどの企業の取り組みが広がっている。海外では義務教育化の動きもあり、IT人材の育成に積極的。一方、国内ではIT技術者の人手不足が深刻化している。独立行政法人・情報処理推進機構が13年度に実施した調査では、人材が「大幅に不足」「不足」と答えたIT企業は82%を占め、前年度より10ポイントアップした。業界は今後も慢性的な人手不足が続くとみており、将来の人材確保につなげる期待もある。

佐賀・武雄市、タブレットで「反転授業」 不登校児が減る効果も

佐賀県武雄市の全11小学校で今春からタブレット(多機能携帯端末)を使った「反転授業」が始まった。反転授業では自宅でタブレットの動画などを見て予習し、教室では分からなかったところを復習し応用に進む。教材は学習塾のワオ・コーポレーション(大阪市)と科学雑誌を発行するニュートンプレス(東京・渋谷)、市内小学校の教諭が共同開発した。3年生以上が算数、4年生以上が理科を学ぶ。

 市は4月、約2800人の全児童に端末を配り、5月から反転授業を始めた。月に2~3日は一般に公開し、保護者や住民に加え教材出版社や端末メーカーなども視察に訪れる。父母らの不安を取り除くとともに商機も生みつつある。

佐賀 ・武雄市 ICT教育など議論 研究会

武雄市の教諭や大学教授らがICT教育などについて議論を交わす研究会が7月25日、同市の武内公民館であった。研究会は3回目で、武雄市が今年度から全11小学校で始めた反転授業の検証や、今年10月に1年生を対象に行うプログラミング教育について議論が交わされた。研究会は武雄市や東洋大学(東京)などが参加し今年4月に発足した。メンバーは他にプログラミング教育に協力している「ディー・エヌ・エー」(DeNA、東京)など民間企業も加わり、産学官で連携し、ICT教育を研究している。