トヨタ自動車は8月10日、人工知能(AI)の研究で米ミシガン大学と連携すると発表した。今後4年間で2200万ドル(約22億円)を投じ、自動運転や生活支援ロボットの開発で成果を上げることをめざす。米シリコンバレーでAIを研究・開発する「トヨタ・リサーチ・インスティテュート(TRI)」を通じて協業する。TRIは6月にミシガン大があるアナーバー市に拠点を設けており、自動運転の研究のため同大の教授2人を教授職と兼務の形で採用したという。
野村総合研究所の試算によると、10~20年後にAI(人工知能)やロボットに代替可能な職業に就いている人は、全労働人口の約49%にもなるという。「取り立てて人間にやってほしい理由もない(付加価値が低い)仕事は早晩消えていく」と<テクノ失業の恐怖>を予測する。野村総研は代替可能性が高い100種の職種リストをまとめていて、こんな仕事が挙げられている。『事務員』『受付』『経理事務』など、かつての末端ホワイトカラー職種がすでに激減しているという。
https://www.nri.com/jp/news/2015/151202_1.aspx