Category: 塾ニュース|教育ICT

学習塾向けデジタル教材「すらたん数学」正式リリース

 株式会社デジタル・ナレッジ(東京・台東区、はが弘明 代表取締役社長)は、学習塾で利用できるデジタル教材「すらたん数学」を正式リリースした。46都道府県の過去問6年分豊富な過去問を収録。数学力の大幅な向上を目指すことができる。また、リリースを記念して「すらたん数学」を申込んだ方に、数学のコンテンツ料を初月無償で提供する。「すらたん」契約の方は、初月追加料金なしで利用できる。未契約の方は、別途「すらたん」のお申し込みが必要となる。

 すらたん数学は、46都道府県の6年分(2017年度~2022年度)の公立高校入試問題を収録。充実の問題数で、数学力の大幅な向上を目指すことができる。また、スマホ、タブレット、PCでの受講に対応。アプリのインストールは不要。学習塾でも自宅でも、生徒が自立的に練習できるICT教材として、講師の手間をかけず効率的に実施できる。

お申込み:https://www.digital-knowledge.co.jp/form/ict-suratan/

世界最大級の国際ロボット競技会 World Robot Olympiad 出場チームを決定する国内決勝大会「WRO 2023 Japan 決勝大会 」が開催

 世界85以上の国と地域の小中高校生が参加する国際ロボコン「WRO(World Robot Olympiad)」の日本決勝大会「WRO 2023 Japan 決勝大会」(主催:NPO法人 WRO Japan (理事長 金井徳兼))が、8月26日(土)と27日(日)の2日間にかけて、東京都立産業貿易センター浜松町館にて開催される。4つの競技のうち最多数のチームが参加するROBO MISSION では、この夏、全国35か所で約1,600チームが参加した公認予選大会から選抜された137チームが集結し、26日(土)は、初学者を対象としたミドル競技、27日(日)は、パナマ国際大会出場を目指すエキスパート競技の2日間に分けて競技をおこなう。また、27日(日)は、ほか3つの競技、ROBO SPORTS、FUTURE INNOVATORS、FUTURE ENGINEERSも開催され、2日間で166チーム、総勢500名以上の子どもたちが熱戦をくりひろげる。
 WRO (World Robot Olympiad)は、世界85以上の国と地域から小中高校生が参加する自律型ロボットの国際的なコンテスト。 子どもたちがロボットを製作し、プログラムにより自動制御する技術を競うコンテストで、市販ロボットキットを利用することで、参加しやすく科学技術を身近に体験できる場を提供するとともに、国際交流も行われる。

【開催概要】
・大会名称:WRO 2023 Japan 決勝大会
・URL:https://www.wroj.org/action/2023
・開催日:
2023年8月26日(土)ROBO MISSION ミドル競技
2023年8月27日(日)ROBO MISSION エキスパート競技、 ROBO SPORTS、
           FUTURE INNOVATORS、FUTURE ENGINEERS
・会 場:都立産業貿易センター浜松町館
https://www.sanbo.metro.tokyo.lg.jp/hamamatsucho/ )
・大会の当日スケジュール
 8月26日(土)
-受付開始 13:00
-開会式  13:45
-閉会式  17:20
8月27日(日)
-受付開始 9:00
-開会式  9:45
-閉会式  16:30
(詳細は上記URLから)
※見学自由・無料(マスク着用推奨)
・主催:NPO法人 WRO Japan
・後援:総務省、文部科学省、 経済産業省、 (独)情報処理推進機構、 (独)国立高等専門学校機構、 国立研究開発  法人科学技術振興機構、 公益社団法人日本ユネスコ協会連盟、 公益社団法人全国高等学校文化連盟、 公益財団法人産業教育振興中央会、 一般社団法人電気学会、 一般社団法人情報処理学会、 一般社団法人日本ロボット学会、 一般社団法人日本産業技術教育学会、 一般社団法人日本機械学会、 一般社団法人日本ロボット工業会、 NPO法人組込みソフトウエア管理者・技術者育成研究会(SESSAME)、 国立大学法人埼玉大学、 公益財団法人日本科学技術振興財団

WRO Japan 公式サイト  https://www.wroj.org/
WRO(国際)公式サイト https://wro-association.org/

星の杜中学校・高等学校が、非認知能力を客観的に測定・分析するために、AIを活用して生徒が評価し合うツール「Ai GROW」を導入

 Institution for a Global Society 株式会社(東京・渋谷区、福原 正大 代表取締役社長)は、栃木県初の事例として、星の杜中学校・高等学校に、生徒の思考・表現・判断力や主体性などといった資質・能力の成長を、AIを活用して生徒同士で評価する「Ai GROW(アイ・グロー)」を、有償導入したことを発表した。

 星の杜中学校・高等学校は2023年度に栃木県宇都宮市に開校した、新たな私立の学校。スクールミッションとしては、『新たな価値を創造し 社会に貢献する、チェンジメーカーの育成』を掲げている。
 同校では、レベルの高い大学に入学するための偏差値を伸ばすのではなく、社会の中で活躍できる人材を育てるために、非認知能力を伸ばす教育を実践している。しかし、非認知能力は従来の知識を測るテストでは測ることが困難なため、非認知能力を中心としたさまざまな能力を客観的に測るツール「Ai GROW」を導入した。

 同校は、非認知能力の伸長を可視化することで、生徒が自らを理解し、客観的に自己に向き合うことで、自身のさまざまな活動につなげていくことを期待している。また、可視化した数値を分析することで、学級・学年運営や学校行事の改善につなげていく予定だ。
 具体的には、Ai GROWによる非認知能力の測定を定点観測していくことで、次の活動に取り組んでいく。
自己探究を通じて、自身のキャリアを考えていく機会の設定
総合型選抜における自己理解のための活用
個人面談や三者面談などの際のフィードバック資料
保護者や学校のステークホルダーに向けた活動の振り返り
学校説明会やオープンスクールにおける、本校の教育実践のエビデンス

 IGSは、生徒一人ひとりの強みを可視化・育成するための評価ツール「Ai GROW」を2019年4月にリリースし、国内外の小学校・中学校・高等学校300校以上、42都道府県(今回の栃木県初導入を含める)への導入を進めてきた。
 知識を問う従来のテストでは評価が難しい「非認知能力」は、評価基準が曖昧になりやすく、また多様な能力を含むため、先生が生徒一人ひとりの能力を正確に把握することは非常に負荷が高くなる。「Ai GROW」は、生徒の自己評価に加えて、生徒同士が評価をする「相互評価」の方法を取り入れている。さらに、人が人を評価するうえで生じやすい、忖度や性格の甘辛などの不要な評価の偏りをAI(人工知能)が補正することで、非認知能力を含む25種類もの能力を、公正に可視化することができる。
「Ai GROW」サービスサイト: https://www.aigrow.jp/aigrow

 加えて年に何度受検しても金額が変わらないため、能力を定期的に測定が可能。これにより、測定した能力のデータを活用し、「どのような教育活動が、どのような能力育成に貢献したのか」といった観点で効果検証を行うことができる。例えば、探究型学習の開始時期と終了時期に「Ai GROW」を受検することで、生徒が探究型学習を通して具体的にどのような能力を伸ばしたのかを定量的に評価することが可能となる。

学習サービス「SurpassOne」ChatGPTを使ったAPI提供で法人向けサービスを開始

 IT /AIシステムの開発・運用を行なっているSurpassOne株式会社(東京・新宿区、宇野 礼於 代表)は学習サービス「SurpassOne(サーパスワン)」を法人向けサービスとしても利用できるよう、ChatGPTを使用したAPI提供を開始した。

公式サイト:https://surpassone.com

 学習サービスSurpassOneは、国家試験や人気資格、知識やスキルアップのための問題集など幅広い分野で作成・販売・購入が可能なCtoCプラットフォーム。問題作成をする講師は副業や本業にするためのステップアップとして活動でき、受講生はSurpassOneの利用によって就職や転職、リスキリングなどに役立てられる。

 法人向けの学習サービスは、オンラインで効率よく、大量に教材が作成できる内容。SurpassOneが独自で開発した問題生成AIを使って社員の作業負担や効率性を解決する。

 社員教育などの資料作成には人件費・時間などコストがかかるが、独自のAI技術とChatGPTを掛け合わせた自動生成AIの活用によって解消される。これにより、短時間での教材の量産、人件費などコスト削減が可能となる。

 会社の教育体制に合わせたカスタマイズが可能な点も特徴の一つ。固定のプランを用意せず会社に合わせたカスタマイズによって会社に適した機能を導入できる。API連携によって既に導入しているサービスを使用することも可能。一から新たにサービスを利用する必要がないため使い慣れたサービスをそのまま使用できる。

 学習サービス「SurpassOne」では実際に問題生成AIを利用できる。新規登録いただくとトップページより問題生成ページに進む。受講生ページ、講師ページの2種類あるが、受講生ページでは最大50問、講師ページでは最大300問の問題生成が可能。問題生成AIでは問題のカテゴリーや利用目的、ゴールを選択・入力することで問題文の構成が自動で作成される。その後セクションや問題数が構成された問題集は編集・削除で自由に修正が可能。最後に問題集が公開され、実際に試してみることができる。

Apple、4〜6月の純利益2%増 iPhone売上高は減少、サービス売上が成長

 Appleは2023年4〜6月期の決算を発表し、売上高が前年同期比1%減の約817億9700万ドル(約11兆6640億円)、純利益が2%増の約198億8100万ドルとなった。iPhoneの売上高が伸び悩む中、アプリ販売やサービスの売上高が拡大した。
 3四半期連続の減収に対し、純利益は3四半期ぶりに増加しました。1株利益も市場予想を上回りましたが、株価は一時1%超下落した。
 iPhoneの売上高は前年同期比2%減の約396億6900万ドルで、スマホの販売はインフレや経済の不安定が影響し、出荷台数が減少したが、高機能化による単価引き上げが成果を上げたとされている。
 MacやiPadの売上高も減少し、新型コロナウイルス感染拡大や在宅勤務の需要飽和が影響したと指摘された。一方、アプリ販売や動画・音楽配信といったサービスの売上高は8%増加し、212億1300万ドルに達し、ティム・クックCEOはサブスクリプション契約が売上高をけん引したと述べた。
 地域別に見ると、欧州や中華圏が増収を確保し、一方で米州や日本などは減収した。クックCEOはインドやインドネシア、メキシコでのiPhoneの好調な売上を強調した。
 7〜9月期については、iPhoneやサービスの成長が期待される一方、半導体不足の影響でMacとiPadの売上が2ケタ減になる見通しを示した。

聖徳学園中学・高等学校 NFTによる参加証明書を、2024年度新設のデータサイエンスコース説明会で受験生に配布

 聖徳学園中学・高等学校(東京・武蔵野市、伊藤 正徳 学校長)は、2023年7月22日、来年度に新設するデータサイエンスコース(許可申請中)の第1回目となるコース説明会を開催し、参加した受験生にNFT技術を利用したデジタル参加証明書を発行した。また発行したデジタル参加証明書は、2024年2月に実施する入学試験の出願資格として扱う。

 高校入試においてNFTを活用した試みは前例がなく、受験生と保護者にデジタル時代の新しい入試の在り方のひとつとして、教育とテクノロジーを融合した新たな体験を提供する。

〇デジタル参加証明書(※同証明書は本校が作成・発行するSBT形式のNFTを用いて提供)
NFT作成:聖徳学園中学・高等学校
証明書キャラクターデザイン:Shikibu World
NFT発行元:聖徳学園中学・高等学

 聖徳学園中学・高等学校では、2024年度より高校課程の新たな取り組みとしてデータサイエンスコース(認可申請中)を新設する。このコースは、「データサイエンス」「リベラルアーツ」「グローバル」という3つのドメインで構成され、高校1年から統計学を学ぶほか、多種多様なデータ分析のために一部科目を英語イマ―ジョンで実施。文理融合かつ探究型の学びで科学的視点を養いながら、総合型選抜や海外進学をめざすコースとなっている。

 このコースのようにデータサイエンスを重視し、高校のコースとして導入するのは稀有な取り組みで、聖徳学園中学・高等学校が今まで実践してきたカリキュラムや学習内容と異なる部分も多くある。そのため、入試においても従来の学力試験ではなく、意欲・適性を重視した「探究型データリテラシー試験」と「新思考試験」の2種類の試験を採用する。

 こうしたことから、受験生や保護者の方には、聖徳学園の教育やデータサイエンスコースの学習内容、進路指導等を理解した上で受験に臨んでいただきたいため、受験生本人が学校説明会とコース説明会の2つに参加することを受験資格にした。そして、これら2つの説明会に参加した証明として、NFT技術を用いたデジタル参加証明書を発行し、受験生本人に配布することとした。

 当日の説明会では、本校生徒が配布を手伝うとともに、受験生や保護者の方に対して、NFTの取得方法について説明を行うなど、在校生も新しいテクノロジーを体験した。なお、デジタル参加証明書は、データサイエンスコース説明会(全6回)すべての回で配布する。受験生はそのうちどれか1回参加すれば、デジタル参加証明書を得ることができる。また、データサイエンスコース説明会に参加した受験生が高校説明会に参加をすると、その参加証明書も得ることができる。

■第2回データサイエンスコース説明会を開催
 聖徳学園中学・高等学校では、第2回データサイエンスコース説明会を下記の内容で開催する。今回は、英語ネイティブ教員による体験授業が受けられる時間を設けている。

<第2回聖徳学園データサイエンスコース説明会 概要>
実施日:2023年9月9日(土)10:00~11:30(受付9:30より)
場所:聖徳学園中学・高等学校 
   (JR中央線・西武多摩川線 武蔵境駅南口3分)
内容:10:00~ データサイエンスコース説明会
   11:00~ 英語ネイティブ教員によるSDGs探究授業体験
   説明会後~ 個別相談あり
担当:倉田(広報部)
申込期間:2023年8月9日(水)~9月8日(金)12時
申込方法:聖徳学園 高校説明会イベント情報ページ
     https://jsh.shotoku.ed.jp/hs_admission_policy/hs_information/

千葉県いすみ市立夷隅小学校が教職員の働き方改革の一環として「LINE WORKS」を導入

 ワークスモバイルジャパン株式会社(東京・渋谷区、増田 隆一 代表取締役社長)は、千葉県いすみ市立夷隅小学校(千葉・いすみ市、西川 敏幸 校長)が「LINE WORKS」を導入したことを発表した。

 千葉県いすみ市立夷隅小学校の職員会議では、口頭での伝達が多く伝え漏れのリスクが常に生じていること、また時間内に終わらない会議により教職員の在校時間が長引いてしまうことが課題になっていた。より確実に、迅速な意思疎通が図れる連絡ツールはないかと模索したところ、他校関係者からの助言とICT支援員のサポートもあり、ビジネスコミュニケーションツール「LINE WORKS」の導入を決定した。掲示板のコメント欄活用により会議時間の短縮を実現した。校外学習など遠隔地にいる教職員とのタイムリーな指示・伝達も可能となり、伝達事項のコミュニケーションリスク解消のほか、教職員の在校時間の減少にもつながっている。ICT教育の推進においては、「LINE WORKS」の外部トーク連携によるICT支援員との連携強化により、授業中の機器トラブルや教材の相談などを即時に解決できるようになり、ICT教育の学習環境が日々改善されている。

■職員会議用の掲示板へ事前に共有事項を投稿し、会議時間を最大15分短縮
「LINE WORKS」の掲示板にあらかじめ職員会議の日にちを記載した投稿を作成し、各教職員はそれぞれが抱える連絡事項をコメント欄へ投稿するよう、会議の運用を変更。これにより、職員会議当日は補足説明のみで完結し、所定の時間内で終了できるようになった。テキストとして記録されることにより振り返りもしやすくなり、伝え漏れのリスクも軽減した。

■グループトークの活用により、遠隔地との迅速な情報共有と現場の危機管理が可能に
 夷隅小学校では校外学習先の様子を学校のホームページへ掲載している。引率の教職員がデジタルカメラで撮影し、学校に戻ってからホームページを更新する教職員へ写真データを受け渡していた。校外学習は遠隔地で行われるため、データを受け取るまでに一日中教職員が待機する場合もあったが、「LINE WORKS」導入後は校外学習用のグループトークからタイムリーなデータ共有が実現し、速やかにホームページを更新できるようになった。待機時間がほぼなくなったことで昨年度に比べて教職員の在校時間が短くなっている。また、同グループトーク内では現地で紛失物やけが人が出た際の情報共有の場としても機能しており、現地での危機管理ツールとしての役割も果たしている。

■外部トーク連携によりICT支援員との連携を強化。ICT教育における学習環境の改善を実施
 千葉県いすみ市立夷隅小学校では、タブレットを用いたICT教育を受ける児童たちへのサポートや教職員への研修のために、月に一度、ICT支援員が来校している。ICT支援員の「LINE WORKS」アカウントと教職員の「LINE WORKS」アカウントを外部トーク連携することにより、来校日以外の日でも連絡が取れ、授業中に発生した端末トラブルはトークルーム上ですぐに相談・解決が可能になった。学習内容に関わる相談も気軽にできるようになり、ICT教育推進のためのよりよい環境づくりへとつながっている。


 チャットやスタンプはもちろん、掲示板、カレンダー、アドレス帳、アンケートなど、現場で活用できる充実したグループウェア機能を揃えたビジネスチャット。コミュニケーションアプリ「LINE」のような使いやすさを保ちながら独自に開発・提供を行っており、ユーザーの教育も最小限に導入したその日から誰でもすぐに使える。PCやタブレットのほか、スマートフォンだけでもほとんどの機能が使えるため、オフィスワークだけでなく、拠点や店舗などPCを使う時間の少ない「現場」での活用が進んでいる。無料版、有料版(スタンダード・アドバンスト)があり、無料でもほとんどの基本機能を使うことができ、顧客や取引先など社外とのやりとりにも活用できる。

スプリックス、渋谷区教育委員会と連携し『プログラミング能力検定』を区内全校に導入

 株式会社スプリックス(東京・豊島区、常石博之 代表取締役社長)は、先進的なプログラミング教育を推進する渋谷区教育委員会(五十嵐 俊子 教育長)と連携し、2023年7月より『プログラミング能力検定』を区内全校に導入する。この連携により、渋谷区内の全児童・生徒にプログラミング教育を一層拡充し、渋谷区の教育振興に貢献していく。

『プログラミング能力検定』公式Webサイト:https://programming-sc.com/

1.導入の背景と目的
 渋谷区ではプログラミング教育に関する様々な取り組みが積極的に実施されている中、児童・生徒がより良いプログラミング教育を受けられるように、環境整備に加え、評価軸の策定、教員の負担軽減が求められている。
 上記を背景に、スプリックスと渋谷区教育委員会は2023年7月より、児童生徒の情報活用能力向上、個別最適な学びの推進を目的とし、『プログラミング能力検定』を区内全校に導入する運びとなった。この導入を契機として、区内全体でのプログラミング教育環境の整備を行っていく。

2.連携の概要
 この連携により、渋谷区教育委員会は、区内の全26小・中学校に『プログラミング能力検定』を導入する。この導入により、児童・生徒の学力を継続的に測定することで、個別最適な学びを推進し、学習習慣の定着を図る。また、情報活用能力全般の評価指標を策定し、プログラミングの能力値を測定・把握するといった教育環境の整備を実施していく。さらに、自動採点や容易な成績分析を可能とするCBTシステムの活用により、教育の指導技術向上並びに教員の負担軽減に繋げていく。

3.『プログラミング能力検定』(プロ検)概要
 2020年12月にスタートしたプロ検は、主旨にご賛同いただいたプログラミングスクール、学習塾、パソコン教室、学校、学童など、多様な教育機関にて実施されており、子ども達のプログラミング学習への意欲喚起や学習継続のきっかけとして、また、受験者や教育者が個人のプログラミング能力・技能を可視化した上で、効果的な学習・指導に繋げることができるツールとして活用されている。
 現在、プロ検はビジュアル言語版、テキスト言語版(JavaScript/Python)のどちらにも対応している。

<CFRPと『プログラミング能力検定』(プロ検)について>
『プログラミング能力検定』協会が提供するプロ検はCFRPに準拠している。プロ検を受験いただくことで、CFRPに沿い現状のプログラミング能力値を測定・把握することが可能。

プロ検公式HP https://programming-sc.com/

広島県内の商業高校4校の生徒が、企業が課題とするテーマに対しメタバース空間で議論 「広島メタスクールプロジェクト」が開講

 株式会社白球(東京・目黒区、佐々木 啓庄 本社代表)は、広島県内の4つの商業高校と共同で「生徒が社会でも通用する個別のスキルアップ」を目指す「広島メタスクールプロジェクト」を開始した。
 この取組は、4校の生徒が入り混じったメタバース環境で実施され、各生徒は校名や名前を伏せたアバターとして参加する。普段の属性や周囲の目を気にすることなく、自由に意見を表明することを通じて、生徒個人の「考え抜く力」や「人に伝える力」を養い、チームではなく個人で課題に取り組む姿勢を身につけることを目指す。
 今後は、学校と企業が連携した独自の社会事業モデルの構築に向け、事業パートナーである三井物産株式会社(東京・千代田区、堀 健一 代表取締役社長)と事業展開に向けた検証を加速する。

◆プロジェクトの背景
①生徒個人が考え抜くための場所づくり
 従来のビジネス探究授業では、クラス単位・グループ単位で取り組むことで協調性などを重視してきた。しかし、中には「意見を言うのが恥ずかしい」「空気を読んでしまう」などの生徒も一定数いることが予測される。
 生徒が所属を明かさないことで自由な議論やアイデアが創出される場所が必要であると考え、メタバースを採用した。

②企業の参画メリットの創出
 現役高校生が企業に対して忖度することなく自由な意見やアイデアを言えることは、課題を抱える企業側にとっても大きなメリットを創出できると考えている。
 社会ではなかなかアプローチできない高校生やZ世代と密接に議論することで、定性リサーチ・アイデア共創・新商品開発・プロモーションなどあらゆる企業活動をサポートする場となる。

◆広島メタスクールプロジェクト 第一回目
 広島メタスクールプロジェクトの第一回目として、セブンーイレブンの店舗に高校生がもっと来店したくなるようなアイデアやについて4校の生徒40名と議論を交わし、アイデアを創出していくカリキュラムを実施した。

◆施策概要
①企業の課題をインプットする全体会議(2023年6月5日実施)
 まず「企業が生徒に課題を共有する全体会議」を実施した。セブンーイレブンが現在抱えている課題を生徒に共有し、生徒からの質疑応答も行うことで課題に取り組むための準備会議として開催。

②生徒のアイデアを軸に企業との会議(2023年7月11日実施)
 約一ヶ月間、生徒は独自の視点でリサーチ・フィールドワーク・アイデア創出を行い会議本番日に発表した。当日は生徒と株式会社セブンーイレブン・ジャパン(東京・千代田区、永松 文彦 代表取締役社長)が深い議論をするために7つのグループに分けて少数の生徒と企業の担当者が密なコミュニケーションを図れる場を提供した。

セブンーイレブン・ジャパン ご担当者様からのコメント
 高校生ならではの率直な意見を頂けました。中には耳が痛い意見もありましたが、それこそ貴重な気付きを得ることができたと強く思います。生徒の皆様が悩んで考えて下さったアイデアをヒントにこれまで以上にお客様に寄り添ったお店・商品づくりに尽力します。

◆本取組に対する学校からのコメント
①広島県立広島商業高校
 実際のビジネスの場で仕事される声を聞くことができて,学校の授業だけでは聞くことができないことを知識として吸収して新しい視点で考えることができていました。何よりもメタバース空間上での取り組みだったので,発表もしやすかったのではないかと感じています。
日程調整等で難しい部分もあると思いますが,もっと様々なテーマを与えて,メタバース空間の匿名性を利用して学校を超えて色々な議論をしてほしいです。 

②広島県立尾道商業高校
 これまで、4校は社会や身近な課題解決のビジネスプランの構築に取り組んできたが、実際の企業との連携や、実現させるための具体的行動ということはできていなかった。
 今回、この広島メタスクールプロジェクトで、セブンーイレブン・ジャパンという身近な企業、大企業にも解決したい課題があること、その解決のために高校生の力が求められていることを知ることができ、生徒の学びへの主体的な姿勢を育成するために、非常に意義深かった。

③広島県立福山商業高校
 想像していた以上に生徒の反応がよかったです。他の学校の生徒のプレゼンを聞き刺激を受けた生徒やいつもは大人しく自分の意見を言うことが苦手な生徒も積極的に自分の意見を述べている姿を見ると感動で涙が出そうになりました。
 参加した生徒はプレゼン能力が上がりました。自分で調べて探究する学びができました。自分の意見を発表することで自信にもつながりました。企業の方に意見を述べる機会が生徒になかなかありません。本校生徒の中には自分の意見を言いたくても言えない生徒が多いのではないかと考えています。自己肯定感が高まったのではないでしょうか。

④広島県立呉商業高校
 メタバースという新しい環境で、他校の生徒と交流できることは新鮮でいいと思います。7月11日本番からの生徒同士の交流が始まって、モチベーションも上がってきたと思います。これからも勉強させてもらいたいと思います。

◆今後の展望
 今回の取り組みを通じて「生徒側の価値」と「企業側の価値」の両面を検証することができた。白球と三井物産は本取り組みを広島県内全域〜全国に向けて展開するべく企業と生徒が利用できるプラットフォームの構築に向けて進めていく。

 また、プラットフォーム化に向けては三井物産グループのMoon Creative Lab Inc.が運営する「メタジョブ!」が保有するデジタルワークを推進するための仕組みを本取り組みに向けて改修することで、スピーディな実装を実現します。

メタジョブ!:https://www.metajob.jp/

「全国選抜小学生プログラミング兵庫県大会」参加者募集!9月8日エントリー締切

 神戸新聞社は「全国選抜小学生プログラミング兵庫県大会」を開催する。大会エントリーは9月8日(金)、作品提出は9月22日(金)が締め切りとなる。一次審査通過者は、11月23日(木・祝)に神戸ファッション美術館・オルビスホール(神戸市東灘区)で開催される最終審査会にて、作品のプレゼンテーションを行う。最優秀賞を受賞された方は、来年3月に東京で開催される全国大会の出場権が付与される。
大会ホームページ:https://zsjk.jp/hyogo/

【大会名】

 2023年度全国選抜小学生プログラミング兵庫県大会

【作品テーマ】

 みんなのみらい

【募集内容】

 作品テーマに沿ったオリジナルのプログラミング作品を募集します。みんなのみらいが明るく、楽しくなるようなアイデアをカタチにしてみよう。

【応募資格】

 県内に在住または在学している小学生(2024年3月卒業の小学6年生まで)

【参加費】

 無料

【最終審査日時】

 11月23日(木・祝)13時~17時予定

【スケジュール】

 9月8日(金)=エントリー締め切り

 9月22日(金)=作品提出締め切り

 ~10月中旬=一次審査(書類審査)通過者決定、最終審査案内

 11月23日(木・祝)=自身の作品をプレゼンテーション形式で発表、表彰

【最終審査会場】

 神戸ファッション美術館オルビスホール(神戸市東灘区向洋町中2-9-1)

【賞品】

 最優秀賞:Amazonギフト券3万円分、表彰状、記念盾、全国大会出場権

 優秀賞:Amazonギフト券1万円分、表彰状、記念盾

 大栄環境賞:Amazonギフト券1万円分、表彰状、記念盾

 ※いずれも各1組、他にも各協賛賞を予定

【応募方法】

 大会ホームページ(https://zsjk.jp/hyogo/)よりお申し込みください

【備考】

 チラシはコチラ→https://prtimes.jp/a/?f=d6053-90-ff8598ec5f76ff7a11bb6d707de06ee3.pdf

 主催:神戸新聞社

 共催:関西学院大学、神戸ファッション美術館

 後援:文部科学省、経済産業省、デジタル庁、兵庫県、兵庫県教育委員会、神戸市、神戸市教育委員会

 協賛:大栄環境、みなと銀行、住友生命保険、ミックウェア、美樹工業