Category: 塾ニュース|教育ICT

小中学校向け連絡サービス『tetoru』に既読管理機能を追加、学校が保護者のメッセージ確認状況を一目で把握可能に

 Classi株式会社(東京・新宿区、加藤 理啓 代表取締役社長)は、小中学校向け保護者向け連絡サービス「tetoru(テトル)」に保護者の開封・既読管理機能を追加した。これにより、教職員が配信した連絡の既読・未読状況を家庭単位で確認できるようになり、学校・保護者間のコミュニケーションをよりスムーズになる。

 これまでの学校と保護者間の連絡手段は、伝統的に連絡帳や連絡網を利用した電話でのやり取りが主流だった。しかし、この従来の方法では保護者が連絡内容を確認したのかを学校側が把握することは困難であり、特に休校情報などの緊急かつ重要な連絡が行き届いていない場合、学校・家庭双方にリスクが生じていた。

 この問題を解決するため、「tetoru(テトル)」では、保護者の方々がメッセージを開封し、内容を確認したかどうかを学校側が瞬時に確認できる「開封・既読管理機能」を導入する。この機能により、学校と保護者間のコミュニケーションの品質向上を図るとともに、緊急時の連絡もよりスムーズかつ確実に行えるようになる。

▼tetoru(テトル)について
【詳細URL】https://tetoru.jp/

▼基本機能
【サービス概要】小中学校向け保護者連絡サービス
【内容】学校からの連絡配信、保護者からの欠席連絡
【価格】無料 
※公立の小中学校、義務教育学校、特別支援学校、公立幼稚園・保育園・こども園からお申込の場合
tetoruは今後とも機能を拡充しながら学校・保護者の信頼関係構築をサポートしていくためのシステムを提供予定。

広島県安芸高田市においてオンライン学習サービス『スタディサプリ』利用決定

 株式会社リクルート(東京・千代田区、北村 吉弘 代表取締役社長)が提供するオンライン学習サービス『スタディサプリ』は、広島県安芸高田市において2023年9月より全中学校・高校での本格利用が開始した。

広島県安芸高田市における利用概要

 学校向けの『スタディサプリ』は、基礎知識学習から、進路選択、非認知能力の育成まで先生の業務をサポートし、児童・生徒一人ひとりの可能性を切り拓くことを目指し、児童・生徒が利用できる講義動画や演習などの学習機能と、先生向けサポートツール『スタディサプリfor TEACHERS』を提供している。

 安芸高田市立中学校(6中学校、600名)と高校(吉田高校・向原高校、355名)を対象に、学校や家庭における生徒の主体的な学習を支援するため、導入が決定した。導入により先生の業務サポートにも貢献する。

学校向け『スタディサプリ』について

https://teachers.studysapuri.jp/

利用に関するお問い合わせ先

https://teachers.studysapuri.jp/contact

Classiと熊本県多良木町が連携して中高生にAIを活用した夏休みの学習プログラムを実施

 SchoolTech事業を展開するClassi株式会社(東京・新宿区、加藤 理啓 代表取締役社長)は2023年8月1日から4日まで持続可能な地域づくりを目的として熊本県球磨郡多良木町100%出資により設立された、一般財団法人たらぎまちづくり推進機構(明石 照久 代表理事)と協働で、「中高生学び応援プロジェクト」を実施した。
 近年、少子高齢化と都市部への人口集中の進行に伴い、多くの地域で教育環境、特に塾などの学習環境の不足が深刻な課題として浮き彫りとなっている。熊本県球磨郡多良木町でも同様のことを課題視しており、教育の質を向上させるための取り組みが求められている。
 このような背景のもと、たらぎ財団とClassi株式会社が連携し、人吉球磨地域に在住している中高生を対象に、教育プラットフォーム「Classi」に搭載されているAI学習システム『学習トレーニング』を無料で提供する学習イベントを行った。地域リソースとClassiがもつ機能を掛け合わせて「地域の教育力」を強化し、勉強に対する向き合い方の変化と学力向上のきっかけ作りを目指した。

▼プログラム内容
実施日程:8/1(火)~8/4(金)
参加者:人吉球磨地方在住の中学・高校生 計19名
プログラム目的
-AIにより提供される個別最適な教材で学習理解を深め、苦手科目でも成功体験に繋げる
-ICTによる学びの楽しさに触れる
使用教材:教育プラットフォーム「Classi」に搭載されているAI学習システム『学習トレーニング』を利用
プログラムの進め方:以下内容を原則4日間かけて行った
① 生徒へヒアリングを行いながら教科、難易度を決定
② ①を踏まえてテストを配信
③ 課題結果を踏まえてAIが得意不得意を分析し、演習問題を出題
④ 最終参加日に最も復習したい単元を生徒に選んでもらった上で再度テストを行う

▼結果
【①】成績の変動
「最も復習したい単元」に関して、一回目のテストと二回目のテストの正答率は48%から80%と32ポイントの上昇が認められた。

【②】参加者満足度:約90%の生徒が「大変満足」または「やや満足」と回答し、その理由として「学習理解がすすんだ/わかりやすかった」が最多、次いで「楽しく学習できた」が上げられています。

<コメント>
タブレットを使って楽しく勉強することもできたし、最初と比べて正答率を上げることができたのでよかったです。
テストをして自分のレベルが知れたし、応用で難しい問題に挑戦できた
問題の解説がわかりやすかった
自分の苦手な教科をしっかりと振り返ることができ、自分の身に身についた

【③】AIを活用した個別最適な学びを体験した印象
[1.成績は伸びると思いますか]
90%以上の生徒が「とても思う」または「やや思う」と回答した。特に、「とても思う」を選択した生徒は、一回目のテストと二回目のテストの正答率が平均して52ポイント上昇しており(全体平均:32ポイント)、理解度の高まりが学習効果の実感に繋がっている。

[2.学習の習慣が身につきやすそうだと感じましたか]
80%以上の生徒が「とても思う」または「やや思う」と回答した。

【④】保護者 AIを活用した個別最適な学びに対する希望:「学校でAI学習教材を導入してほしい」が最多であり、次いで「自治体運営の塾でAI学習教材を利用できるようにしてほしい」、「家庭学習にAI学習教材を導入したい」が上げられている

▼過疎地域の学びにおけるニーズ
今回のイベントを通し、少子化が進む地方の学びに関して、以下のようなニーズがあることが浮き彫りになった。
学ぶ場とアクセス手段の必要性:地域内に自習スペースや塾が不足しており、また、移動手段も限られているため、環境整備が必要。
学校内の学力格差に対応する必要性:多様な背景や目標を持つ生徒が在籍する学校環境では、一斉指導のみでの教育は難しい側面が増えてきており、個別最適な学びを可能にする手段の導入が求められている。
モチベーションを上げるきっかけの必要性:人口減少に端を発する受験・就職の全入環境により学習にモチベーションをもつことが難しくなっている。

これらの必要性に対応し、生徒たちの将来の可能性を広げるためには、学校・行政と連携しながら「地域の教育力」を向上させていくことが不可欠だ。地域全体での取り組みを促進し、より良い学びの環境を実現することが求められている。

アイロボットジャパン プログラミングロボット Rootを世田谷区へ100台寄贈

 アイロボットジャパン合同会社(東京・千代田区、挽野元 代表執行役員社長)は、プログラミングロボットRootを世田谷区へ100台寄贈する。それに伴い、9月14日世田谷区立下北沢小学校にて寄贈式が行われ来日中のコリン・アングルCEOから保坂世田谷区長にRootが手渡された。寄贈されたRootは世田谷区立下北沢小学校を中心に、その他希望する学校で活用される予定だ。

■Root製品概要

・製品名:プログラミングロボットRoot rt1
・価格:29,800円(税込)
・付属品:USB充電ケーブル、折り畳み式ホワイトボード、デコレーションシール 
ホワイトボードマーカー2本、拭き取りクロス

・製品名:プログラミングロボットRoot rt0
(rt1からマグネットやカラーセンサーなどの機能を省いた簡易バージョン)
・価格:24,800円

Z会 大学生・社会人向けTOEIC(R)テスト対策講座「Adaptie」に「単語」の学習機能を追加しバージョンアップ

 株式会社増進会ホールディングスのグループ会社である株式会社Z会は、9月14日に大学生・社会人向けキャリアアップコース『TOEIC(R)テスト対策講座 Adaptie』のバージョンアップを行い、「単語」の学習機能をリリースした。

 Z会の大学生・社会人向けキャリアアップコース『TOEIC(R)テスト対策講座 Adaptie』は、2016年の開講以来、その名の通り、“Adaptive Learning”の先駆けとして、学習者の英語力向上・目標スコア達成を支え、講座の改良を重ねてきた。
 今回要望の多かった「単語」の学習機能を追加したことで、本番に強い「実践重視」のコンセプトはそのままに、「基盤学習」も充実させ、ハイスコアを狙う方はもちろん、初めてTOEICを受験される方に活用できる講座へと進化した。

「単語」の学習機能の特長

  1. TOEIC頻出単語を分析し、約1000語の必修単語・上級単語を厳選
  2. レベル別・Part別に学習が可能
  3. 「単語チェック」と「単語テスト」で、インプットから確認まで万全
  4. すべての見出し語にTOEIC本番レベルの例文+音声付きで、実践力に直結
  5. Adaptieの問題と関連性の高い例文で、復習・定着効果大

「必修」と「上級」の2つのレベルで学習できる。
「単語チェック」で単語の知識を身につけ、「単語テスト」で覚えられたかを確認できる。

【単語チェック】
付箋を外しながら、TOEIC本番レベルの例文の文脈ごと、単語を覚えていく。音声も活用することで、単語知識だけではなく、リーディング力・リスニング力も含めた実践力も引き上げる。

【単語テスト】
4択の問題形式で、単語の知識を確認できる。ここでも、例文形式なので、単語力・実践力の両方を高めます。苦手な方は、先に訳を表示して解くこともできる。

■「単語」の学習機能リリース日
第1弾:2023年9月14日
第2弾:2023年12月中旬予定

価格:2,900円(税込)/月(個人受講・12カ月一括払いの場合)

プログラミング能力検定の言語にJavaを追加

 株式会社プログラミング総合研究所(東京・豊島区、飯坂 正樹 代表取締役社長)は、プログラミング能力検定(プロ検)において、2023年12月検定よりJavaを導入することを発表した。

 2022年度から高校で「情報Ⅰ」が必修化され、2024年度の大学入試から「情報」が受験科目として含まれることとなり、よりプログラミング教育が重要視されるとともに学習におけるニーズが広がっている。
 プロ検は、これまでビジュアル言語に加えて、テキスト言語に対応していたが、専門学校、大学、社会人に普及する中で、実務で使用される言語で受験したいというニーズが高まっていた。こうした背景を受け、実際に開発での利用率が高く、世界でもJavaScript、Pythonに次ぐ人気言語であるJavaを導入するに至った。
 Javaはシステム開発、Web開発、アプリケーション開発と、様々な揮発に利用されている言語となっている。この導入を実施し、今から実務に役立つプログラミング能力をつけておくことで将来の選択肢を広げることに繋がる検定を目指す。

 プロ検へのJava導入は2023年12月試験より開始する。検定レベルについては、JavaScriptやPythonと同様、CFRPをベースとした6段階のレベルで提供予定となっている。また、12月に実施する検定にてレベル1、2をリリースし、レベル3以上は年明けから順次リリース予定。。

『プログラミング能力検定』(プロ検)概要
 2020年12月にスタートしたプロ検は、主旨に賛同したプログラミングスクール、学習塾、パソコン教室、学校、学童など、多様な教育機関にて実施されており、子ども達のプログラミング学習への意欲喚起や学習継続のきっかけとして、また、受験者や教育者が個人のプログラミング能力・技能を可視化した上で、効果的な学習・指導に繋げることができるツールとして活用されている。現在、プロ検はビジュアル言語版、テキスト言語版のどちらにも対応しており、様々なレベルの方が受験できる。

デジタネ、子ども向けプログラミング教室をソフトバンクららぽーとEXPOCITYで開催

 エデュケーショナル・デザイン株式会社(静岡市、脇田 真太郎 代表取締役)は、2023年9月23日(土)24日(日)にソフトバンクららぽーとEXPOCITYにて子ども向けプログラミング教室を開催する。

 開催店舗にて、エデュケーショナル・デザインで提供しているエンタメ型プログラミング教材「デジタネ」内の一部コースを試すことができる。子どもたちに人気のディズニーキャラクターでプログラミングを勉強できる【ディズニーコース】、ブロックを自由に使って遊ぶマインクラフト上でプログラミングを行う【マイクラッチコース】が体験できる。

提供コース:ディズニーコース/マイクラッチコース
内 容 :各コースのビジュアルプログラミングにて、ゲームを作成
所要時間:30分
参加人数:各回8〜12名(予定)
開催回数:7回/日(予定)
対象年齢:小学生
開催日 :2023年9月23日(土)〜9月24日(日)
開催店舗:ソフトバンクららぽーとEXPOCITY

コクヨ、新学社「小学ポピー」との協業を開始

 コクヨ株式会社(大阪市、黒田 英邦 社長)と株式会社新学社(京都市、山本 伸夫 代表取締役社長)は、「書くことで子どもの学習効果と学習意欲を作り出す」への理念共感のもと、2022年よりIoT文具『しゅくだいやる気ペン』と家庭学習教材「小学ポピー」による効果検証を進めてきた。「家庭学習の習慣化」における良好な成果が得られたため、2024年度よりIoTデータ活用を含む本格的な協業をスタートするという。

 両社は「書くことで子どもの学習効果と学習意欲を作り出す」への理念共感から、家庭学習における「紙+デジタル」の学習のあり方を模索してきた。小学ポピー会員向けの『しゅくだいやる気ペン』販売という形で、1年以上取組みを進めてきた結果、やる気ペンと小学ポピーを併用学習する会員の継続率が、従来会員の「1.3倍」に高まることが把握できた。この「家庭学習の習慣化」における良好な結果から、今回のさらなる取組みの実現に至った。 

<2024年度の取組み> 
 新小学1年生が、やる気ペンと小学ポピーにより、楽しく学習習慣を身に付けることで、一生モノの「学び続ける力」が育まれることを目指してまいります。
・新学社による入会キャンペーンとして、2024年度「小学ポピー1年生(4月号)」契約者全員に『コクヨ しゅくだいやる気ペン』をプレゼント
・やる気ペンによるIoTデータを両社間で共有(子どもの行動データ、親の関与データなど)
・やる気ペンアプリと小学ポピーアプリとの連携(アプリ間連携)
・当キャンペーン特製パッケージでの提供

 両社は今後も、学びにおけるIoT文具の活用にチャレンジしていくという。

ロボコンWROにロボットプログラミング教室「ロボ団」から民間スクール初の5大会連続日本代表選出が決定

 エディオングループの夢見る株式会社(大阪・堺市、重見 彰則 代表取締役)が全国114教室展開するロボットプログラミング教室「ロボ団」のチームが、WRO 2023 Japanの決勝大会のエキスパート競技でパナマ国際大会の日本代表に小中学生ダブル選出した。ロボ団としては5大会連続の選出となる。
 WRO(World Robot Olympiad)は世界85以上の国と地域から小中高校生が参加する国際的なロボットコンテスト。子供たちがロボットを制作し、プログラムにより自動制御する技術を競うコンテストで、科学技術を体験できる場を提供するとともに、国際交流も行なわれる。

 2023年8月26日(土)〜27日(日)に東京都立産業貿易センター浜松町館で開催された「WRO 2023 Japan決勝大会 in 東京」のROBO MISSION全5部門に、ロボ団から31チームが出場し、小中学生の以下3チームがWRO国際大会の日本代表に選出された。

▼日本代表選出チーム
エキスパート競技エレメンタリー部門準優勝: 前橋校「ロボ団チキンナゲット」
エキスパート競技エレメンタリー部門3位入賞:直営校ロボ部選抜「ロボ団KH」
エキスパート競技ジュニア部門3位入賞:高崎校「ダブル炙りカルビがぶり」

▼WRO Japan決勝大会3位以内入賞チーム
ミドル競技エレメンタリー部門優勝:宮崎中央校「ジ・アンツロボ団」
ミドル競技ジュニア部門優勝:南魚沼校「THE ISK ロボ団南魚沼校」
ミドル競技ジュニア部門3位入賞:なかもず本校「ロボ団ロボットチャレンジャー」
※ミドル競技はWRO 2023 Japanのみでの開催のため国際大会への選出はありません。
※WRO 2023 Japan決勝大会 ROBO MISSIONには、全国35か所で約1,600チームが参加した公認予選大会から選抜された137チームが集結し、熱戦を繰り広げました。
【WRO 2023パナマ国際大会 開催概要】
日程:2023年11月7日(火)〜2023年11月9日(木)
開催都市:パナマ共和国 パナマシティ
会場:パナマ コンベンション センター
主催:World Robot Olympiad

「QUREOプログラミング教室」が「教育版マインクラフト」を導入

 株式会社CA Tech Kidsと株式会社スプリックスとの合弁会社で、プログラミング教材の開発・運営・販売事業を行う株式会社キュレオ(東京・渋谷区、上野 朝大 代表取締役社長)は、運営する子ども向けプログラミング教室「QUREO(キュレオ)プログラミング教室」にて、「教育版マインクラフト」(Minecraft Education)を活用したカリキュラムを2023年9月より提供開始する。

「QUREOプログラミング教室」は、主に小学生を対象とした「初級コース」と、主に中高生(または初級コース修了者)を対象とした「中級コース」の2つのコースを設けており、ゲーム感覚で楽しみながらも本格的・体系的に学習できるカリキュラムを特徴としている。
 初級コースは、「教育版マインクラフト」を用いてプログラミングを初体験する「導入パート」と、オリジナル教材「QUREO(キュレオ)」を用いてプログラミングの基礎的な知識を身につける「メインパート」に分かれており、プログラミング未経験の子供の興味を喚起し、体系的・継続的に学習することができるよう設計されている。
 中級コースは、オリジナル教材「QUREO」を用い、プログラミング言語「JavaScript(ジャバスクリプト)」の基礎知識を学ぶ。入門書1冊に相当する量の知識を学習し、大学入試問題を解くためのプログラミングの基礎力を養いながら、将来の本格的なプログラミングの土台を築くことができる。