Category: 塾ニュース|グローバル

インドKVSの最高幹部が来日 タマイインベストメントエデュケーションズと業務提携した学研で歓迎式典

株式会社学研ホールディングス(東京・品川、宮原博昭代表)のグループ会社で、塾事業を統括する株式会社学研塾ホールディングス(東京・品川、鱸 洋之代表)は5月12日、 株式会社タマイインベストメントエデュケーションズ(京都、玉井満代代表)と業務提携することを発表した。

両社は、教育ICTを重要な先駆的戦略と位置づけ、商品の開発とシステム構築を実施し、設立する新会社を通じて、教育ICTコンテンツを、国内、そして世界に提供していく予定。

タマイインベストメントエデュケーションズが提供する教育ICT教材の『玉井式国語的算数教室』『図形の極』は、国内の多くの塾の導入実績があり、中でも『図形の極』は、インドのKVS(Kendriya Vidyalaya Sangathan)で正式採用される運びになっている。

KVSとは、インド全土で1091校(2013年9月時点)を運営する政府管轄の小中高一貫校であり、生徒数は、合計で112万1012名(同3月時点)にも上る。日本発の教材がインドの政府管轄の学校において採用されるのは史上初の試みである。

この業務提携の発表とともに、タマイインベストメントエデュケーションズのコーディネイトにより実現したインドKVSの歓迎式典を同日に学研本社ビルで開催した。今回はインドKVSからはDr.ディネッシュ・クマール氏をはじめとする最高幹部たちを迎え、大々的に式典が催された。

会の中では、『図形の極』のインドでの導入事例の紹介が映像で為され、国内の塾の導入事例の実践報告もあり、活発な意見交換も為された。
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中国人の米大学院入学希望、2年連続減

全米500以上の大学院で構成する米大学院協議会が集計した2014年秋入学の応募状況によると、中国人の入学希望は前年比1%減と2年連続で前年割れした。中国人の米大学院への応募は、12年まで7年連続で2ケタ増を続けたのち、13年は3%減とブレーキがかかった。今年はさらに1%減となり、「中国の冷え込みは、もはや1年限りのつまずきではない」(米教育紙)との見方が出ている。米国の大学や大学院に留学する中国人が急速に膨らみ、就職で「留学」の経歴がさほど有利にならなくなったことが一因とみられている。

海外大と連名学位、文科省検討

文部科学省が、海外大学とのジョイント・ディグリー制度の導入を検討している。新制度では、国内外の両大学が協定を結び、1年生のときは日本の大学で、2年生では海外の大学で、それぞれ学ぶなどといった教育プログラムを一緒につくる。また、両方の教員が交互に教えたり、インターネットの映像でつないで両方の学生がともに学んだりすることも可能だ。協定で設定された期間(学部なら最短4年間など)のプログラムを修了すれば、両大学の名前を書いた連名の学位記が授与される。

ソフトバンク、三菱商事に続きトヨタやナガセなど53企業が寄付

文部科学省が創設した奨学金制度に、トヨタ自動車やナガセなど53企業・団体が寄付し、総額66億円が集まったことが4月25日、わかった。2014年度の募集枠には1700人の学生が応募。審査を通過した300人が今夏から世界各国に飛び立つ。文科省は海外留学する日本人学生を増やすため2020年度までに総額200億円の寄付を民間企業から集め、合計1万人の学生を海外に留学促進する方針だ。

TOEIC受験者、過去最高に

「TOEICテスト」の2013年度の受験者数が過去最高を更新し、236万1000人を記録した。実用英語技能検定(英検)の受験者数は235万5700人で、初めてTOEICが英検を上回った。TOEICを運営する国際ビジネスコミュニケーション協会によると、TOEICテストを団体受験した企業や大学は前年度より200団体増えて約3400団体に上った。

進学校向けに販売 近畿日本ツーリスト グローバル人材育成の旅

近畿日本ツーリストはグローバル人材を育成する小中高校生向け教育旅行の販売を始めたと発表した。教育研修を手掛けるigs(東京・渋谷)のプログラムを採用した国内外での教育旅行を近ツーが作成、進学校などに1年間で30校に販売する。igsはディベート大会の運営や世界の優秀な学生を集めたキャンプの企画ノウハウなどを持つ。近ツーは国内合宿や会議などの運営を手掛けており、両社の得意分野を持ち寄る。

文科省の要請に応じソフトバンク・三菱商事 海外留学支援へ高額寄付

文科省から奨学金制度への支援を要請されていたソフトバンクと三菱商事は要請に応じる形で寄付を決定した。ソフトバンクは海外留学支援のために今後3年間で総額10億円を寄付することを決めた。三菱商事も7年間で5億円の寄付を決定。東日本大震災関連や自社の関係施設向けなどを除けば、異例の高額寄付になるという。学生公募、奨学金の受け入れや支給を担う独立行政法人の日本学生支援機構に資金を拠出する。文科省によると、両社を含めて10社程度が寄付を決定しており、2020年度までに総額200億円の寄付を民間企業から集め、合計1万人の学生を海外に留学促進する方針だ。

学習塾ロジムがオンライン英会話と提携、マンツーマンの英会話授業を実現

学習塾ロジムはオンライン英会話スクールを展開する株式会社ぐんぐんと提携し、中高生クラスの英語カリキュラムにオンライン英会話を導入する。ぐんぐんの提供するオンライン英会話は、フィリピンのコールセンターに常駐するフィリピン人講師とスカイプを使ってレッスンするというもの。昨年ロジムはそれを試験的に利用し、今回本格採用が決定した。

ロジムのオンライン英会話レッスンの様子

ロジムのオンライン英会話レッスンの様子

ぐんぐんが提供するレッスンは1回につき15分だが、ロジムが実施する授業は1回30分。オンライン英会話レッスンを含めたロジムの英語クラスの授業料は、1万4700円(中1、中2、週2時間)、1万8900円(中3以降、週3時間)となる。レッスンの前にはロジムの講師が「今日はフィリピン人講師とどんな内容を話すか」を生徒と打ち合わせ、より効果的な授業を目指す。また、レッスン終了後はフィリピン人講師がロジムの講師へ、その日おこなった内容を即座にフィードバック。それを参考に、ロジム側は次回のレッスンの目標や課題を生徒と共有する。

こうしたレッスンを導入したのは、ロジムの指導する文法学習とオンライン英会話を組み合わせることで、「書く、読む、聞く、話す」力をバランスよく育んでいくためだ。それによって国内の大学受験対策のみならず、大学入学後の留学や、海外大学への進学にも役立てたい考えだ。また、現在は週1回の授業内での会話形式のレッスンだが、ロジム講師管理の元で365日毎日の宿題として会話レッスンを今後導入する予定だという。

ロジムの担当者は「トライアルで感じたのは、実際に外国人講師に教室で授業をおこなってもらうより、オンライン英会話のほうが確実に上達するということ。したがってコストが安いからというより、効果がより期待できるからオンラインを選んだ」と語る。また、実際にレッスンを受けている生徒からは「ロジム授業で習った言い回しや文法をオンラインで実際に使うことで、本当に身に付いたと実感できる」という評価が寄せられている。

企業寄付で海外留学 まず300人 新制度、60社超が参加へ

文部科学省が企業からの寄付を基に新設する海外留学生向け奨学金制度の概要が3月9日、明らかになった。第1弾として2014年度に大学生ら300人を派遣し、月額最大20万円を支給する。60社超が寄付する方針といい、初年度に数十億円が集まる見通し。制度を管理する独立行政法人日本学生支援機構が10日から学生を公募する。国と経済界が連携して大規模な奨学金制度を創設するのは異例。文科省は「グローバル人材の育成に向け大きな成果が見込める」と期待する。

日経大学改革シンポ「グローバル人材の資質や養成議論」

日本経済新聞社主催の大学改革シンポジウム「グローバル人材になるには」が2月27日、東京・千代田のイイノホールで開かれ、学生や大学・企業関係者ら約500人が参加した。新浪剛史・ローソン最高経営責任者(CEO)は基調講演に続き、ジャーナリストで東京工業大教授の池上彰氏をモデレーター兼パネリストにパネルディスカッションを開催。黒田玲子東京理科大教授と柳川範之東京大教授を交え、グローバル人材に求められる資質や大学教育のあり方、異文化に触れることの重要性などを巡って活発な議論が交わされた。