北海道私立中学高校協会は9月1日、来春の私立高校と中学校の一般入試の日程を発表した。高校では、内部進学者のみが入学する藤女子と北嶺の2校を除く49校で実施。A日程(2月17日か、17、18の両日)が札幌光星、札幌日大、函館ラ・サールなど39校、B日程(2月20日か、20、21の両日)が北海、立命館慶祥など10校と今春と同じ。募集定員は全体で1万1595人となっている。中学校では、来春から星槎もみじ(札幌市厚別区)が募集を開始し、14校で行う。
文部科学省は8月25日、小学6年と中学3年を対象に4月に実施した2014年度全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)の結果を公表した。都道府県別の成績では全国平均と下位自治体の差が縮小した。国語と算数・数学の2教科で、基礎的な知識の定着度をみる「A問題」と、応用力を測る「B問題」をそれぞれ実施。問題別の平均正答率はA問題が67.9~79.8%、B問題が51.6~60.5%だった。都道府県別の平均正答率では秋田と福井が例年通り大半の教科で1、2位を独占した。
京都府教育委員会と京都市教育委員会は8月21日、府内公立高校の2015年度募集定員を発表した。来春の公立中学校卒業見込み生徒数は2万1050人で前年比465人減となり、全日制の募集定員は1万3230人で前年比270人の減少となる。定時制は740人で40人増、通信制は280人で前年通り。
前期選抜試験は来年2月16、17日の実施で20日に合格発表。中期選抜は3月6日実施で、16日に合格発表される。
有識者でつくる調査・改善委員会は8月22日、都教育委員会に対し再発防止に向けた改善策を提言した。採点ミスの原因として、入試から合格発表までが「中3日」しかなく「時間的な圧力が採点者と点検者に多大な影響を与えた」と指摘。改善策は記号選択問題でのマークシート方式の導入に加え、採点・点検日数を1日増やし、複数の教員が読み合わせる形で採点と点検を行うことを示した。合格発表後、希望者に採点済みの答案を返却し、自己採点できるようにもする。都教委は来年度入試から改善策を反映させる。
さいたま市教育委員会は、中高一貫制の中等教育学校への改編を予定している市立大宮西高校の生徒募集について、当初予定より1年延ばし2017年4月の新入生を最後に募集停止する方針を固めた。8月28日の教育委員会会議で正式に決める。市教委は校舎の建て替えなどにより、募集を継続しながらの改編が難しいなどの理由から、当初は16年4月の新入生を最後に募集を停止する計画だった。
東京都教育委員会は、都立高入試で採点ミスが相次いだ問題で、選択式問題の答案用紙にマークシートを導入する方針を固めた。ただ来春も、従来通り記述式と選択式問題を出題する。選択式問題は数学を除く4教科(国語、英語、理科、社会)にあり、全配点の5割強をしめる。マークシート導入で、採点者の勘違いによる単純ミスを減らすねらいだ。公立高入試のマークシート導入は全国初。再発防止策を検討している有識者会議の同意が得られれば、来春入試から取り入れる方針。
宮崎県教育委員会は7月31日、2015年度の県立、私立高校の募集定員と入試日程を発表した。県立校全日制の定員は7720人(前年度比40人減)、私立校全日制は3780人(同15人減)だった。県立校の学科改編は、進学予定者数の減少に伴い都城商が国際経済科の募集を停止した。県立の入試日程<全日制・定時制> 推薦=願書受け付け1月21〜23日▽入試2月4日▽合格内定通知2月13日
静岡県教育委員会高校教育課は7月25日、来春の公立高校入試の実施要項を発表した。各校が独自基準で生徒を選抜する「学校裁量枠」は、全日制93校170科のうち85校151科で採用する。学校裁量枠は募集定員の50%以内で各校が設定し、文化やスポーツの活動実績、中学校における学習状況、学科適性などが重視される。願書受け付けは来年2月17〜19日、志願変更は同25、26日、試験は3月4、5日、合格発表は同13日にある。海外から帰国した生徒や外国人を含む特別選抜も日程は同じ。
三重県教育委員会は7月7日、県立高校の来春の入学定員を発表した。全日制は1万2600人で、今春よりも465人少なくなる。定時制は770人、通信制は500人で今春と変わらない。全日制普通科では桑名北、朝明、四日市四郷、菰野、白子、稲生、久居、名張桔梗丘、名張西、相可、宇治山田で1学級40人ずつ削減される。このほか、水産では海洋▽水産製造・増殖▽機関の3学科を海洋・機関▽水産資源の2学科に改編し、25人減らす。また、明野も生産技術を生産科学、経済を流通科学と改編するが、学級や定員の増減はない。
愛知県教育委員会は7月8日、来春の公立高校入試(全日制課程)で合格者選抜に使う調査書評定と入試得点の「配分比率」を発表した。受験生の順位付けは、9教科の5段階評定の合計を2倍した評定得点(90点満点)と、入試の5教科の得点(各教科20点、100点満点)を使う。両方の得点の順位が募集定員内なら、第1志望の高校に合格。それ以外の受験生については、各校が決めた配分比率に従った得点計算で順位を付け、合否を決める。
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