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英語、大阪の公立高で外部試験活用

大阪府教i育委員会は2017年度の公立高校入試で、英検など英語の外部試験の活用を始める。大学入試ではこうした活用例が増えているが、公立高入試では全国で初めてで、英語の技能をバランスよく評価し、早い時期から英語の学習意欲を高める狙いがある。全国で下位とされる府内小中学生の英語力に対する危機感が背景にあるが、難易度が高く費用もかかるため、他の自治体に広がるかどうかは不透明で、効果を疑問視する専門家もいる。

迫る大学入試改革、わが子が身につけるべき本当の力とは?

東京メトロ東西線の西葛西駅から徒歩2分の場所にある学習塾「明利学舎」。同塾では、生徒の合格実績を大々的に宣伝してはいないが、これまで数多くの生徒を、都立中高一貫校をはじめ、有名私立中学校に合格させている。

明利学舎の外観

明利学舎の外観

なかでも、ほかの大手塾や学習教室で勉強についていけなかった子供たちが、明利学舎に通いはじめるとメキメキ学力を上げていき、中学受験のみならず、高校受験でもしっかりと志望校の合格をものにしているというから驚きだ。その学習法の秘訣と、明利学舎が力を入れている読書から国語力を育てる『読むとくメソッド®ことばの学校』について、鈴木明男塾長に話を聞いた。

 

中学受験・高校受験では〝国語力〟の重要性が高まっている。

中学受験・高校受験に必要な力とはなにか?

いま、日本の教育は大きく変わろうとしている。文科省の中央教育審議会でも高校教育、大学入試、大学教育の三位一体の高大接続改革が議論されている。また、産業界や経済界からもグローバルに活躍できる人材のニーズが高まっていることから、2018年には小学5年生から英語が教科化されるなど、公教育でも大きな変化がはじまろうとしている。こういった環境の変化を受け、中学受験・高校受験においても、子供に求められる力が変化していくことは避けられないとみられる。受験事情が大きく変化していく中で、子供たちが身につけておくべき力とは一体何だろうか?

明利学舎の鈴木明男塾長

明利学舎の鈴木明男塾長

「間違いなく、ひとつ目に挙げられるのは〝国語力〟です」と答えるのは、明利学舎の鈴木明男塾長だ。「特に中学受験では1分間で1000字、10分で1万字の読書スピードが必要です。都立一貫校の適性検査型入試では、45分間で膨大な量の文章を読み、記述式で答えなければなりません」この国語力を下支えして、読解力や語彙力といった能力を伸ばすのに最も適しているのが読書だ。しかし、子供に読書の習慣をつけさせることは、そう簡単にできることではない。

それを実現するために、明利学舎で10年以上も前から導入しているのが、読書から国語力を育てる『読むとくメソッド®ことばの学校』だ。読むとくメソッド®ことばの学校は、あらかじめ選ばれた「良書」を、朗読音声を聞きながら読書することによって、「速読」や「多読」する力を自然に身につけることができる。また、音声の再生速度は10倍速まで上げることができるので、「読書速度」がアップし、その分たくさんの本を読めるようになるのが特長だ。

中学受験の先を見据える塾、明利学舎

ゆったりとした空間で学べる明利学舎の教室

ゆったりとした空間で学べる明利学舎の教室

都立中高一貫校をはじめ、有名私立中学校受験に毎年着実に合格者を出している明利学舎は、同塾のある江戸川区のみならず、区外からも電車を使って通う生徒がいるほど、指導力には定評がある。並みいる競合の塾を抑えて明利学舎が選ばれるのには理由がある。それは、明利学舎が中学受験の先を見据えた教育をおこなっているからだ。

「中学受験の先」というのは、中学受験に挑戦して合格でも不合格でも、そこをゴールとするのではなく、合格したのなら将来自分が何になることを目指し、進学した学校でどんな力を身につけるかを意識できるようにし、不合格だったとしても、3年後に迎える高校受験に向けてさらに自分を高めるために努力できるようにすることだ。

明利学舎が、そのために取り組んでいることの一つが対象小5以上で『明利版 アクテイブラーニング(人間力養成講座)』だ。心温まるエピソードや人生哲学等々を用い、テーマについてデイベート、読解力や感想作文、小論文を書かせたりする。

また、独自におこなっている『親子特別授業』では、生徒だけでなく、必ず保護者にも参加してもらい、効果的な記憶法をはじめ、2日間にわたって人間力養成講座の要素を徹底的に身につけてもらう。

これらの取り組みは、まさにこれからはじまる高大接続改革で求められる能力であり、さらにはその先をも見据えた取り組みと言える。

国語力を身につけないことについて鈴木塾長は、「パターン学習しかやってこなかった子供は、言葉から具体的なイメージができないのです」と、その弊害を語る。

これが英語であっても、たとえば和訳問題であれば、英語の単語をいくら覚えていても、国語力がなければ、文章を組み立てることができない。あるいは、都立中高一貫校で課される適性検査型の試験で、文章を読み進めて答えなければならない問題では、なおさら国語力が求められる。

「読むとくメソッド®ことばの学校でトレーニングをすることによって、子供たちは自ら新しい本を読みたがるようになります。そして、日本語を理解できることによって、自ら勉強する意欲がでます。国語力が高い子は、総じて偏差値も高いですし、国語力=学力と言っても過言ではありません」(鈴木塾長)という。

国語力を数値化した「読むとくメソッド®ことばの学校」

読むとくメソッド®ことばの学校は、ただ速読、多読するだけではない。たとえば、読書で半年に一度の語彙や読解力は、「読書ワーク」という専用のテキストを用いて理解度の診断をする。また、「読書指数®診断」では、

A:推定語彙量診断(辞書から無作為抽出した50語の正答数から大まかな語彙量を推定)
B:学年語彙力診断(小2から小6の教科書レベルでどれくらいの語彙を知っているかを測定)
C:分野別語彙力診断(ことわざ、外来語、オノマトペなどの語彙力を測定)
D:読書速度診断(速く正確に読む読解力を診断)

読書指数診断

国私立中学受験コース H28年進学実績と読書指数診断結果の相関

これら4つの軸で国語力を客観的に診断する。読書を通して得られた国語力をきちんと数値で測り、子供たちの成長を可視化している。

読書の大切さは様々なところで言われているが、一方でその定義は曖昧だ。しかし、国語力という曖昧なものを数値化することによって、自分の力がどのくらいなのかを客観的にみられるというのが『読むとくメソッド®ことばの学校』の最大の特長でもある。

鈴木塾長は言う。「学力をつけると言って、詰め込み、パターン学習ばかりやってしてしまうと、日本語を読んでイメージする力がまったく身につきません。思考回路が硬化してしまうのです。すると、本当の意味で考えることができなくなってしまい、社会に出てからも、予測不可能な様々な問題に対して臨機応変に対応できなくなってしまう。こういった能力は、特に小学生のうちに鍛えるしかないのです」。

成績が伸び悩んでいるお子さんがいたら、ぜひ〝国語力〟に注目してみてはどうだろうか? あるいは、中学受験を考えている保護者のなかには、これから子供が大人になった時に生きていく世界に思いを馳せる方も少なくないのではないか?

国語力は、中学受験・高校受験で合格を獲得するためだけの力ではない。正解がひとつではない世の中で、これから社会で求められる力は、正解がない問題を如何に解決していくのか、ということだろう。つまりそれは、まだ形のないものをイメージし、言語化して他人と共有できる力と言い換えることもできる。それを支えるのは、紛れもなく国語力だ。そして、国語力は豊かな人生へと繋がっていく。つまり、『読むとくメソッド®ことばの学校』は国語力を育てるだけではなく、豊かな人生を生きるための〝人間力〟も育ててくれるのだ。

 

外部リンク:明利学舎のウェブサイト

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楠隼中高の入試日程発表 中学は1月15日

鹿児島県教育委員会は6月14日、昨年4月に開校した県立中高一貫校、楠隼中学・高校(肝付町)の来春の入試日程を発表した。中学の1次選抜(適性検査)は1月15日。会場は同校と鹿児島市のほか、東京、大阪、福岡の各都府県に設ける。2次選抜(面接など)は22日にある。高校は2月4日で、学力検査と面接などがある。会場は同校と鹿児島市。定員は中学・高校とも現時点では公表していない。今春は各60人だった。

神奈川県立高入試、マークシート導入 17年度から

神奈川県県教育委員会は6月14日の県議会文教常任委員会で、昨年度と今年度の県立高校入試で採点ミスが相次ぎ、本来合格の受験生が不合格になった問題で、2017年度入試に向けて記号選択式問題でマークシート方式を導入するなどのミス再発防止・改善策原案を発表した。県教委での審議を経て、今月下旬にも選抜要項が決まる見込み。また県教委は同日までに、合格なのに不合格とされた計3人の受験生に、計約115万円を支払った。加えて、精神的苦痛を与えたことについて補償金も支払う予定という。

中3英語テスト、3年に1度実施へ 

文部科学省の専門家会議は5月25日、全国の中学3年生を対象に2019年度から始まる英語の新テストについて、回答形式や採点など実施方法の概要を決めた。毎年4月の「全国学力調査」の一環として国語、数学と同じ日に実施。頻度は現在の理科と同様、3年に1度程度とする。原則としてすべての中3生が対象で、「読む・書く・聞く・話す」の4技能を測る。回答はマークシートや記述式で、「話す」のみ学力調査と別の日に教員が面接で実施する。文科省は今後、面接に向けた教員研修の方法など詳細を詰める。

司法試験始まる

法科大学院修了者らを対象とする司法試験が5月11日、全国7都市の11会場で始まった。受験予定者は7644人。11、12、14日に論文式、15日に短答式を実施。合格は9月6日に発表される。問題を作成する考査委員が教え子に問題を漏らしていたことが昨年発覚し、現役の法科大学院教授を考査委員から外すなどの再発防止策が講じられた。昨年は8016人が受験。合格者は1850人で、2年連続で2千人を下回った。合格率は23.1%だった。政府は年間の合格者を「1500人以上」とする数値目標を示している。

司法試験始まる 

法科大学院修了者らを対象とする司法試験が5月11日、全国7都市の11会場で始まった。受験予定者は7644人。11、12、14日に論文式、15日に短答式を実施。合格は9月6日に発表される。問題を作成する考査委員が教え子に問題を漏らしていたことが昨年発覚し、現役の法科大学院教授を考査委員から外すなどの再発防止策が講じられた。昨年は8016人が受験。合格者は1850人で、2年連続で2千人を下回った。合格率は23.1%だった。政府は年間の合格者を「1500人以上」とする数値目標を示している。

学テ、英語技能の新試験 中3対象、「話す」など4種類 文科省案

文部科学省の有識者会議は5月10日、中3生を対象とする英語の新テストを2019年度から全国学力・学習状況調査(全国学力テスト、学テ)の中で行うとする中間まとめ案を公表した。3年に1度程度で実施し、英語の「話す」を除く3技能の試験については、国語や算数・数学と同じ日程で45分程度をかけて行う。「聞く」ではDVDの音声を流し、「読む」とともにマークシート式で答える。「書く」は、記述式を含めた解答方法を検討。「話す」は他の3技能の試験の実施後に一定期間をおき、教員と生徒が対面式で10分間程度行う。

いきいき(粋生)フェスタに今年は73校が参加 6月11日に上野松坂屋で開催

東京・千葉・茨城の私立中高73校が参加する大規模な進学相談会「いきいき(粋生)フェスタ 2016私立中学・高校 進学相談会」が、6月11日(土)、上野松坂屋で開催される。毎年恒例となったこの相談会では、子供たち一人ひとりがいきいき(粋生)とした学園生活を送れる73校が参加。当日は、各学校にブースが用意され、生徒たちの普段の学校生活などについて、じっくりと話を聞くことができる。入場無料で、事前予約は不要。

◎いきいき(粋生)フェスタ 2016私立中学・高校 進学相談会の参加校
〈東京都〉
愛国中高、安達学園中高、岩倉高、上野学園中高、川村中高、関東第一高、北豊島中高、共栄学園中高、京華中高、京華女子中高、麹町学園女子中高、校正学園中高、駒込中高、桜丘中高、十文字中高、淑徳SC中高、淑徳巣鴨中高、順天中高、潤徳女子高、昭和第一高、昭和鉄道高、駿台学園中高、正則高、正則学園高、星美学園中高、成立学園中高、青陵中高、大東文化大第一高、千代田女学園中高、東京成徳大中高、東洋高、東洋女子高、東洋大京北中高、豊島学院高、二松學舍大附属高、日本学園中高、日本工大駒場中高、日大豊山中高、日大豊山女子中高、富士見丘中高、文京学院女子中高、豊南高、村田女子高、目白研心中高、八雲学園中高、和洋九段女子中

〈千葉県〉
我孫子二階堂高、芝浦工大柏中高、昭和学院中高、聖徳大附属女子中高、専修大松戸中高、千葉商大付属高、中央学院高、二松學舍大柏中校、日本体育大柏高、日出学園中高、麗澤中高、和洋国府台女子中高

〈埼玉県〉
浦和学院高、浦和実業学園中高、大宮開成中高、春日部共栄中高、埼玉栄中高、昌平中高、獨協埼玉中高、武南中高

〈茨城県〉
取手聖徳女子中高

◎開催概要
6月11日(土)10:00-18:00
新しい教育を担う私学の会 主催
「いきいき(粋生)フェスタ 2016私立中学・高校 進学相談会」
会場:松坂屋上野店 本館6F
お問い合わせ:TEL.03-3828-4366(駒込学園企画広報室)

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東京・神奈川の私立女子中学校だけの進学相談会 6月7日に横浜そごうで開催

東京・神奈川の私立女子中学校だけの進学相談会「私立女子中学に触れる会~shishokukai~」が、6月7日(火)、横浜の新都市ホール(そごう横浜店9階)でおこなわれる。今年で16年目を迎えるこの相談会は、6年一貫教育のメリットを活かし、生徒一人ひとりの可能性を追求し続ける私立女子中学が集い「私学の魅力」を伝える。参加校は、以下の29校。当日は各学校の相談コーナーが設けられる。入場無料で、事前予約は不要。

◎shishokukaiの参加校
小野学園女子中学校、神奈川学園中学校、鎌倉女学院中学校、カリタス女子中学校、北鎌倉女子学園中学校、函嶺白百合学園中学校、麹町学園女子中学校、相模女子大学中学部、湘南白百合学園中学校、昭和女子大学附属昭和中学校、聖セシリア女子中学校、清泉女学院中学校、聖ヨゼフ学園中学校、聖和学院中学校、洗足学園中学校、捜真女学校中学部、玉川聖学院中等部、田園調布学園中等部、桐蔭学園中学部(女子部)、東京女子学園中学校、桐光学園中学校(女子部)、トキワ松学園中学校、日本女子大学附属中学校、聖園女学院中学校、八雲学園中学校、横浜女学院中学校、横浜富士見丘学園中等教育学校、横浜雙葉中学校

◎開催概要
6月7日(火)10:00-14:00
私立女子中学に触れる会 主催
「私立女子中学に触れる会 ~shishokukai~」
会場:そごう横浜店9F 新都市ホール
お問い合わせ:TEL.045-641-3284(横浜女学院:平間・佐々木)
TEL.044-856-2777(洗足学園:玉木・松田)

 

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