秋田県教育委員会は8月4日、2017年度の公立高校の募集定員を発表した。全日制は47校95学科で計7495人。前年度比180人減で、29年連続の減少となった。定時制は6校12学科で前年度と同じ420人。いずれも前年度の定員が35人だった湯沢・稲川分校(普通)と大曲(英語)は募集を停止する。また、定員が減少する学校(学科)と減少幅は、湯沢(普通)40人減▽秋田中央(普通)30人減▽増田(総合学科)25人減▽横手城南(普通)15人減。
岐阜県教育委員会は7月27日、来春の公立高校入試の実施概要を公表した。全日制は県立61校と市立2校の計63校162学科・コース、定時制は県立9校と市立2校の計11校16学科・部、通信制は県立2校の2学科で実施する。中高一貫教育校の「連携型選抜」は4校7学科・コース、部活動や専門分野の実績を評価する「独自検査」は全日制43校127学科・コースで行う。合格者数が入学定員に満たない場合、第2次試験を実施する。詳細は県公式ホームページから「県教育委員会」へ。
群馬県は7月29日、2017年度の私立高校の募集定員を発表した。東農大二(高崎市)がクラブ選抜コースの定員を40人減らしたのに伴い、全体の募集定員は16年度より40人減の4485人になった。樹徳(桐生市)はこれまで男女別の定員を設定していたが、17年度からは性別に関係なく募集する。定員460)は変更しない。新島学園(安中市)の定員には内部進学者を含み、外部からの受け入れは推薦や奨学生の若干名のみ。ぐんま国際アカデミー(太田市)は全員が中等部からの内部進学者で、海外からの帰国生徒のみ受け入れる。
人事院は7月29日、国家公務員総合職の2016年度採用試験で、女性の合格者数が過去最多の512人になったと発表した。15年度比で3割増え、全体に占める女性比率は25.5%と初めて4人に1人を占めた。女性の合格者数はこれまでの最多だった14年度の399人を大幅に上回った。全体に占める女性比率はこれまでの過去最高だった12年度の22.9%を4年ぶりに上回り過去最高を更新した。女性の総合職試験の受験者数は7335人と前年度比3%増。全体の受験者数が2万1883人と0.5%増にとどまるなか、女性の増加が目立つ。
岐阜県教育委員会は来春の公立高校入試の実施概要を発表。全日制は63校(県立校、61市立2校)で試験を実施する。計162ある学科・コースの内訳は、県立で普通科42、総合学科、職業学科など114、市立では職業学科6。各校の独自検査を含めて合否を判定する選抜は43校127学科・コースが実施。新たに採用は、瑞浪の普通科、生活福祉科と恵那農業の園芸科学、食品科学、園芸デザイン、環境科学の各学科。一方、加茂の理数科は取りやめた。第1次選抜は来年3月9日、第2次選抜は同23日。
沖縄県教育委員会は7月21日、2017年度の県立高校入学定員を決定した。学級数は388、定員は1万5520人となった。入学者定員と学級数は前年度と増減はない。南部工業高校では、同高の電気設備科が近年高い入試倍率で推移していたため、同科を電気科と建築設備科の1学級ずつに改編し、定員が1学級分増加する。浦添商業高校では、近年定員割れが続いていたことから、情報処理科2学級を1学級に定員を減らした。
東大は7月21日、理科3類で2018年度入学の前期日程試験から導入する面接の具体的な実施方法を発表した。面接は試験3日目に当たる18年2月27日に、1人ずつ10分程度実施。入学志願票と調査書、志望動機を記した文書を基に、受験者の人間的成熟度や医学部への適性、コミュニケーション能力などを判断する。合否は学力試験と面接の成績、調査書を総合的に評価して判定するといい、東大は面接導入の目的を「将来、医療や医学研究に従事するのにふさわしい資質を持つ学生を多面的、総合的に選抜するため」とした。
大阪府教育委員会は6月23日、公立中学3年生の統一テスト「チャレンジテスト」を実施する。結果が良い中学校は、多くの生徒に高校受験時の内申点を高くつけられるようになるのが特徴で、今の中3から対象になる。学校間の評価の「公平性」を保つのが狙いで、全国でも異例の方式という。一方で、関西を中心に教室を構える学習塾「開成教育セミナー」は「生徒から不安の声があった」と5月下旬に対策模試を実施した。こうした事前対策に取り組む学校や学習塾があり、「競争が激しくなる」と懸念の声も上がる。
今年4月から山陽小野田市立の公立大学になった山口東京理科大学の来年度入学試験の概要が明らかになった。一般入試の個別試験は前期日程に加え、すべての国立大学と併願ができる中期日程でも実施。推薦入試では「市内枠」と「県内枠」を設ける。一般入試の募集人員122人のうち、来年2月27日に実施する前期日程が96人(大学入試センター試験が5教科のA方式、3教科のB方式が各48人)。同年3月8日に実施する中期日程は26人。
群馬県教育委員会は6月17日、2017年度入学の公立高校の募集定員を発表した。全日・フレックス制の定員総数は68校で1万3330人。来春の中学卒業見込み者は1万9403人となっている。市太田は普通科への「高校入学枠」を新設し10人を募集する。ただ、市立太田中からの内部進学者105人のうち、普通科ではなく商業科に進む生徒がいれば、その人数分だけ普通科の高校入学枠を増やし、商業科の枠を減らす。9月をめどに定員数を確定させる。利根商は普通科を新設した。このほかに目立った変更点はない。
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