Category: 塾ニュース

東京都板橋区との連携事業にて寄贈第1号が実現。区のSDGsを推進する「小さな絵本館 × こどもえほんだなプロジェクト」

 株式会社絵本ナビ(東京・新宿区、金柿秀幸 代表取締役社長CEO)は、絵本を必要としている東京都板橋区内の子どもの居場所と、それを支援したい人々を結びつけ寄贈を実現する「小さな絵本館 × こどもえほんだなプロジェクト」を展開している。今回、板橋区との連携事業にて寄贈第1号が誕生したことを発表した。

 このプロジェクトは、たくさんの絵本と絵本棚を設置したい板橋区内の子どもの居場所(施設・店舗)と、それを支援する企業・団体・個人様を募り、絵本棚と絵本の寄贈を実現するもの。子どもを取り巻く環境に左右されず、多くの絵本に出会える機会を作り出していく事を目的に、国内有数の「絵本のまち」である板橋区と、日本最大級の絵本情報サイト「絵本ナビ」を運営する株式会社絵本ナビが、2024年10月より連携事業として行っている。
 寄贈される絵本は、板橋区で製本されている絵本や、「いたばし国際絵本翻訳大賞」の受賞絵本、親交の深いイタリアボローニャ市にちなんだ「ボローニャ国際絵本原画展」入選作家が絵を描いた絵本等とするなど、板橋区ならではの観点で絵本ナビがセレクト。この点も本取り組みの大きな特徴だ。
 またこのプロジェクトは、実現されることにより下記のSDGsの目標達成に貢献するものとなっており、板橋区や支援者側のSDGs推進に役立てられている。

 寄贈先施設・寄贈者については下記の通り。
<寄贈先施設>
ミライアカデミー板橋校
(東京都板橋区板橋1丁目29−2シェブー板橋1階)
未就園児から高校生を対象とした学習塾・習い事教室。
<寄贈者>
栗山造園株式会社
(東京都板橋区板橋2-54-10)
事業内容:首都高速道路湾岸線等の緑地管理全般、
官公庁及び民間造園工事の設計及び施工、
公園等の改修工事・維持管理作業、
樹木診断業務。
<寄贈内容>
●「こどもえほんだな」セット
・板橋区で製本された絵本30冊
絵本ナビ編集長をはじめとした、経験と実績豊富な選書チームがセレクト。
・絵本棚1台
フチ周りにやわらかいスポンジ素材のEVAを使用し安全。汚れに強く、長く使用できるつくり。
・紹介パネル
絵本棚まわりに貼る本プロジェクトを紹介する掲示物。
・絵本シール
寄贈絵本に貼る本プロジェクト専用のシール。
<寄贈者へのリターン>
寄贈の返礼として下記を実施。
・絵本棚やパネルへスポンサー名としてロゴ掲載
・設置された施設からの、お声や様子をフィードバック
・絵本ナビスタイルで寄贈紹介。それに伴うメルマガ配信・X投稿
・板橋区SDGsプラットフォーム・ポータルサイト及び SNSで紹介

寄贈1号目誕生を弾みに、今後も本プロジェクトを板橋区とともに進めて参ります。
「小さな絵本館 × こどもえほんだなプロジェクト」詳細
https://style.ehonnavi.net/sdgs/2024/09/09_001.html

IGO 小中高生向けタイピング英語学習サービス「英語王」リリース

 株式会社iGOは、タイピング×英語の独自メソッド「アクティメソッド」をベースとした小中高生向けの単語・構文学習ツール【英語王】をリリースする。
 単調になりがちな単語学習を「タイピング×英語学習」の独自メソッドで解決する。最短6ヵ月で、文部科学省が発表している中学生の必修英単語1800語の習得が可能となる。

 2020年~2021年度にかけて小中学校の英語教育指導要領は大きく変更された。中学校では、覚える英単語が1200語から1600~1800語となり、以前までは高校で履修していた一部内容(文構造、文法など)が中学校の指導内容として組み込まれている。
 さらに文科省は、授業を全て英語で行う「オールイングリッシュでの授業」を目指している。加えて、小学校では英語のみならず、プログラミング授業も必修科目になるなど、子どもたちを取り巻く学習環境は大きな転換期を迎えている。

「英語王」は、タイピングと英語学習を融合させた独自の学習法で、より効率的に単語・構文学習を行うことができる。
 オリジナルテキストである「単語王」のみならず、中学校で使用されている教科書(NEW HORIZON1 (東京書籍、令和3年度))の内容を記載している。そのため、「単語王」による基礎的な単語力強化と、教科書に沿った学習サポートの2つを複合的に行うことができる。
 単語のスペルが分かっても、発音が分からなければ実用的な英語とは言えない。その問題も「英語王」は解決する。収録されている全問題で問題の読み上げがあり、単純な単語のスペルだけでなく、発音やアクセントも学ぶことができ、「実用的な英語力」を身に着けることができる。

https://eigo-oh.com/

※詳細に関してはHPの問い合わせフォームよりお問い合わせへ。

「英語王」は現在は主に中学生を対象としたサービスだが、今後は対応学年の更なる拡充を進め、単語習得や文法理解に悩む子供たちや塾、学校を無くすために開発を進めていく。
 IGOはこれまで、主に小学生向けの英語教室事業を展開してきたが、より幅広いニーズに対応するべく、様々な新規事業を進めている。その1つが今回リリースする、小中高生向けの単語・構文学習ツール「英語王」だ。

京都の観光地で深刻な社会問題になっているゴミ問題を小中学生の“子どもイノベーター”が解決

 京都の観光地で深刻な社会問題になっているゴミ問題を小中学生の“子どもイノベーター”が解決!(参加費無料)Goldratt Japanは2024年12月4日(水)、弊社主催で開催している無料セミナー「TOCクラブ」において、「世界有数の観光地・京都のゴミ問題に新提案」と題した講演をオンラインで配信する。

※番組紹介の動画が下記から閲覧可能
https://www.youtube.com/watch?v=d5fg_tQtPj8

 同セミナーでは、現役の経営コンサルタントであるGoldrattのメンバーが立ち上げた「子どもイノベーター塾」に通う小中学生が京都のゴミ問題に対する解決策を生み出した実例を紹介。
 実際に生み出された解決策を手に子どもたちが京都市役所を訪問して、担当者の方にそのアイデアを提案した模様もご紹介する。
 今回のTOCクラブでは、経営改革の現場で使われている思考法である「思考プロセス」のキッズ版を使って子どもたちがどのようにアイデアを見つけ、実現性ある解決策を完成させていったのか、そして実際に京都市に提案したことでどのような結果になったのか、この夏のリアル特別授業に参加した小学生メンバー自らが発表する。
 保育園・幼稚園から小中学生のお子さまを子育て中の方はもちろん、TOC流の問題解決プロセスを使いこなし、成果につなげたい方まで幅広く楽しめる内容になっている。 以下のリンクより申し込み可能。

■開催要項
◆世界有数の観光地・京都のゴミ問題に新提案!
―実録“子どもイノベーター”たちの夏の挑戦
日 時:2024年12月4日(水)18:30〜20:00 (18:15から接続開始)
定 員:1000名
開催方法:オンラインツール「zoom」でライブ配信

■申し込み方法
参加には、事前登録が必要(無料)。下記のウェブサイトから、参加申し込みを行う。
URL: https://jp.goldrattgroup.jp/a/15405F57407J67
※申し込み完了メールが届かない場合は、別フォルダーに振り分けられている可能性があるので、@event-form.jp からのメールは受信できるように設定
※参加方法については、前日と当日にお申し込みのメール宛てにご案内

みんがく、英俊社の編集協力のもと、AI入試面接練習アプリ+書籍「AI時代の5日間完成 面接必勝メソッド」の予約注文を開始

 株式会社みんがく(本社:東京都目黒区、代表取締役:佐藤 雄太)は、『AI時代の5日間完成 面接必勝メソッド』を株式会社英俊社(本社:大阪府大阪市、代表取締役:久保博彦)の編集・協力で発売する。

■本書の特徴
『AI時代の5日間完成 面接必勝メソッド』は、「AI×教育」のエキスパートが監修し、AI面接先生を使って何度でも面接練習ができる画期的なメソッドを紹介。
 本書では、5日間の集中プログラムを通して、高校受験に必要な面接スキルを効率的に身に付けることができる。AI面接先生との実践練習に加え、自己分析や志望校分析ができるワークシートも充実しており、一人でも効果的に面接準備が可能です。短期間で面接対策を極めたい方におすすめの一冊。

早稲田摂陵高等学校で台湾・ニュージランドとリアルタイムで結んだInternational Beta Investors+ 金融教育を提供

 AIを活用した金融経済教育アプリの開発と金融経済教育サービスの提供を行うベータ研究所株式会社 (本社:東京都大田区、代表取締役:川上泰弘・岡本陽平)は、早稲田摂陵高等学校において国際的・教科横断型・体験型の金融経済教育プログラム『International Beta Investors+』を提供した。
 早稲田摂陵高等学校(2025年度から早稲田大阪高等学校)のWコース(2025年度から早稲田コース)では、3年間の学習の中で自身の興味関心に基づいた学部・学科選択ができるよう、早稲田大学と連携しながら生徒の学びを深めている。英語をツールに教科横断的な探究をするグローバルイングリッシュを設置。3年間の学びの集大成として、卒業論文を完成させ、早稲田大学系属校特別推薦を利用し、早稲田大学進学を目指す。
 国際的かつ教科横断型の学習のため、「International Beta Investors+」金融経済教育プログラムを英語科の授業の一環で導入し、日本・台湾・ニュージーランドの3カ国をリアルタイムで繋ぎ、英語で金融・経済の授業を実施。ベータ研究所では「様々なものの見方を踏まえて、自分の頭で考え、判断する」ことこそが金融教育の本質と考え、海外の友人と一緒に学び、国際的な協働作業やシミュレーションを通じた体験型学習が、その後のより深い学習のきっかけになればと考えている。
 同社のシミュレーションアプリ 『Beta Investors』では、『タイムマシントレード』を通じて、資産形成を体験型で学ぶ。『International Beta Investors+』プログラムは、海外学校とリアルタイムで繋いだBeta Investorsアプリを活用した金融経済教育プログラムで、英語で海外の生徒と共に協働しながら、体験を通じて経済や投資を学ぶプログラム。また、シミュレーション後には米国の大学と実証している『AI投資行動診断』も合わせて提供する 。『AI投資行動診断』では生徒の投資行動の癖を分析し、改善ポイントを伝える。『International Beta Investors+』プログラムにより、生徒の皆さんが将来、多様なものの見方を踏まえて、自分で判断ができるように、また、国際的な舞台で活躍できるように支援する。
 なお、同社ベータ研究所株式会社は経済産業省「令和5年度学びと社会の連携促進事業(教育/EdTech イノベーション創出⽀援事業)」の一環として実施される「EdTechイノベーター⽀援プログラム(Edvation Open Lab:EOL)」に採択されていた。
 他の高校・中学校などの教育機関においても、より深い金融教育の提供のために国際的・教科横断的な体験型の金融経済教育「International Beta Investors+」の活用を推進している。問い合わせは、「info@beta-research.jp」まで。

品川区×学研ホールディングス共催 しながわ防災学校『レスキューナース直伝 大切な人を護るための防災のイロハ』開催

 株式会社 学研ホールディングス(東京・品川/代表取締役社長:宮原博昭)は、2024年11月9日に、品川区×学研ホールディングス共催 しながわ防災学校『レスキューナース直伝 大切な人を護るための防災のイロハ』を開催した。同セミナーは、実地とオンラインのハイブリッド形式で開催され、約60名の品川区民が参加した。
 同セミナーに講師として登壇した国際災害レスキューナース・辻直美先生は、阪神淡路大震災、東日本大震災など数々の災害現場を経験され、被災時に本当に必要だった「備え」と、減災のための「心得」を知り、自分だけでなく周りの人を護るための活動をしている。昨年3月に当社グループのメディカル・ケア・サービス株式会社より発行し、株式会社Gakkenより発刊された『地震・台風時に動けるガイド 大事な人を護る災害対策』では、その知恵を惜しみなく伝授している。

■開催背景
 近年、日本各地で頻発する地震災害により、多くの地域が甚大な被害を受けている。特に首都圏では、今後30年以内に約70%の確率で「首都直下地震」が発生する可能性が指摘されており、これに備えることが急務とされている。また、超高齢社会を迎えた日本では、災害時に高齢者が迅速に避難所にたどり着けないリスクが高まっており、「在宅避難」の準備が重要視されている。
 同社と品川区は、本年より包括連携協定を締結し、子育て支援や学習支援、金融教育や防災対策などの取り組みを開始。同防災セミナーも、包括連携協定の一環として開催された。

■開催内容
 講師の辻直美先生からは、「防災のイロハ」として、減災や早期復興、快適な避難生活を送るための防災の意義について解説があった。防災ボトルや防災ポーチ、ポータブル電源、災害トイレ、防災リュックなどの防災グッズに加え、転倒防止板や滑り止めシートといった家庭でできる防災テクニックも紹介。また、能登半島の事例をもとに、口腔ケアや排泄対策が誤嚥性肺炎など被災後の健康維持にも重要と説明があった。防災は特別な準備ではなく、日常生活に+αとして取り入れることで普段の生活の質も向上することが強調され、ペットボトルのキャップを使ったうがいの方法や、ペットボトルを利用したランタンの作り方、新聞紙を使った頭の守り方など、参加者は楽しみながら防災について学んだ。講演最後には、対策グッズや減災の方法に沢山の質問が寄せられた。

セガ エックスディー × 富士通 ×カタリバ ゲームを活用した仕組みで青少年たちの非行化を未然に防ぐゲームでつながる相談室「GAME CHILLAX」プロジェクト始動

 ゲーミフィケーション事業を展開する株式会社セガ エックスディー(東京・新宿区、谷 英高 代表取締役社長 執行役員 CEO)は、富士通株式会社(神奈川・川崎市、時田 隆仁 代表取締役社長)、認定NPO法人カタリバ(東京・中野区、今村 久美 代表理事)らとともに、青少年たちの非行化を、ゲームをきっかけに未然に防ぐことを目的とした、ゲームでつながる相談室「GAME CHILLAX(ゲーム チラックス)」にて実証を開始した。また、第1弾となる実証実験を2024年10月に実施し、青少年とのコミュニケーションにおけるきっかけづくりおよび関係性の構築に、ゲーム交流が有効である可能性が示唆されたことを発表した。

 このプロジェクトは、悩みを持つ青少年を能動的に探し出し寄り添うことで、青少年の非行化を未然に防ぐ取り組みに着目し、多くの青少年たちが楽しんでいる“ゲーム”を活用することが有用なのではないかという仮説のもとスタートした。今回はその第1弾として、オンラインゲームで遊ぶ青少年への直接的なコミュニケーションの有用性を検証することを目的に、学校法人角川ドワンゴ学園協力の元、同校の生徒を対象に実証実験を行った。

 具体的には、初見となる青少年とユースワーカー(青少年の成長を手助けする専門スタッフ)がオンライン上でペアとなりゲームをしながら、ビデオ通話を通じて会話をするというもの。これまでユースワーカーが、青少年と相対する中であげられる課題の一つとして、会話のきっかけづくりや、青少年たちによる発言を引き出すことの難しさがあげられてきた。

 この実証実験では、6チームのペアを組み、約1時間の実験を行った結果、各チームとも途切れることなく会話することができ、プライベートな事柄についても青少年が自発的に言及するケースも確認され、青少年との関係性を構築する施策として、ゲームによる交流が有効である可能性を示唆する結果となった。

■ 今後の展望
 このプロジェクトでは、カタリバがこれまで青少年に居場所や学びの支援を提供する中で課題として感じていた、多くの「支援が必要でも自ら声を上げることができない青少年」を見つけ出し、より多くの青少年を助けることにつなげるための仕組みづくりを目指している。ゆくゆくは、課題を抱える自治体と連携を行うなど、活動の展開方法についても考えていく。

 今回の実証実験では、第1弾として、コミュニケーションにおけるゲームの有用性の実証を目的に特定の対象との交流をベースに検証を行った。今後は、能動的に非行を防ぐ仕組みづくりを目指すべく、SNSによるアウトリーチ など、悩める青少年たちを見つけ出し、コミュニケーションを図ることの有用性についても実証していく。
 また、このプロジェクトは、ゲームを仕事にしたい多くの青少年たちの新しいキャリアのきっかけとして、ゲームによるアウトリーチ活動が子ども・青少年支援に関わる入口となる可能性についても見出していければと考えている。

■ プロジェクト概要

名称:ゲームでつながる相談室「GAME CHILLAX(ゲーム チラックス)」
主催:富士通、セガXD、カタリバ

<実証実験>
目的:ゲーム交流を通じて相談しやすい関係性を構築できるかを検証
実施時期:2024年10月7日(月)
被験者:学校法人角川ドワンゴ学園 N高等学校・S高等学校・N中等部の生徒 6名
実証方法:
・オンライン環境で青少年とユースワーカーがゲーム交流
被験者(青少年)とユースワーカーがペアとなり約1時間にわたり会話を行う。また、会話テーマは問わず、協力プレイ、対戦プレイなどゲーム内のルールに沿ってゲームを行いながらコミュニケーションを図る。
・外部チャットツールなどを使い相談の場所と時間を確保
・アンケートによる効果検証

■ 実験結果
 今回の実験では、ゲーム交流による青少年とのコミュニケーションのきっかけづくりおよび関係性の構築について、有効である可能性が示唆された。
・被験者全員とユースワーカーは世代が異なるが、同じ世界観(ゲーム)の中で会話をすることにより、会話が途切れることはなかった
・ユースワーカーの方のゲームスキルによる差異は見受けられなかった
・ゲームを行うことにより、賞賛や感謝を贈りやすく、寄り添いや共感をもったコミュニケーションとの相性がよかった
・打ち解け度の平均は、5段階中、青少年が4/ユースワーカーが3.6と、青少年の方が話しやすかったと捉えていることが伺える

プログラミング学習用EdTech教材「ライフイズテック レッスン」、佐賀市の全公立中学校に導入

 プログラミング教育サービス事業を手がけるライフイズテック株式会社(東京・港区、水野 雄介 代表取締役CEO)は、プログラミング学習用EdTech教材「Life is Tech! Lesson(ライフイズテック レッスン)」が、佐賀市の全市立中学校18校、生徒数約5,550名の指導教材の一環として採用されたことを発表した。

 佐賀市は、「ふるさと「さが」を協働でつくる個性と創造性に富む人づくり」を掲げ、Society5.0時代を生きる児童生徒に、情報活用能力の習得や情報モラルの育成を図るなど、教育環境の整備に努めている。昨今、大学共通テストにおいて教科「情報」が導入されることを受け、中学校でも高校の「情報 I 」への接続を考慮したプログラミング教育が求められている。このような状況下において、佐賀市では地域格差のない学習環境の整備、および生徒の確かな学力の育成を目的に、全市立中学18校に対してライフイズテック レッスンを導入することとなった。
 今後は、技術科だけでなく総合的な学習の時間でのアウトプットツールとしても活用することで、教科や学年を横断した学習にも寄与すると期待している。

JAXAのISS「きぼう」からの超小型衛星放出事業および船外施設利用サービスの事業者に継続選定

 宇宙産業における総合的なサービスを展開するSpace BD株式会社(東京・中央区、 永崎 将利 代表取締役社長)は、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)の公募である、2025年以降の国際宇宙ステーション(以下:ISS)「きぼう」からの超小型衛星放出サービスならびに船外施設における軌道上利用サービス提供の事業者として継続選定された。すでに2024年末までの事業者に選定されていた両事業において、ISS運用が延長される2030年まで継続採択されたこととなり、「ポストISS」時代を見据えた国内外でのさらなる宇宙空間の利活用を推し進める。

5年で約60件にのぼる実績
 同社は、2018年よりJAXAによるISS「きぼう」日本実験棟からの超小型衛星放出事業における民間事業者に、2019年よりISS「きぼう」日本実験棟船外における軌道上利用サービスにおける民間事業者にそれぞれ選定されている。両事業は、当時ISS運用終了を予定していた2024年末までを対象とした事業者選定を受けていたが、ISS運用が2030年まで延長されたことに伴い2025年以降の次期事業者が公募され、当社が再び選定されたことで継続採択されるはこびとなった。


① ISS「きぼう」日本実験棟からの超小型衛星放出事業
CubeSat規格または50Kgの超小型衛星をISS補給船でISSまで運び、その後、ISS「きぼう」日本実験棟のエアロックから宇宙空間へ搬出して、その衛星を軌道に乗せる仕組み「J-SSOD(JEM Small Satellite Orbital Deployer)」およびそれを用いた衛星放出サービス。
 事業者であるSpace BDは利用者開拓から放出のために必要な技術サポート、その後JAXAと協力しての衛星放出までをワンストップで行う。これまでに当事業で約50機の衛星のユーザーインテグレーションを実施してきた技術力や、同社の教育事業と連携し衛星開発プロセスそのものを教育コンテンツ化するなどの事業開発力も活かしながら、今後は、当事業も含めた様々な衛星打上げ・放出手段を提示できる事業者として、多くの顧客と接点を持ちながら同事業の利用最大化を目指す。

② 国際宇宙ステーション(ISS)「きぼう」日本実験棟船外における軌道上利用サービス
 50cm×70cm×35cm、200kgまでの大きさの装置等を搭載できる中型曝露実験アダプタ(i-SEEP)を経由し、「きぼう」船外実験プラットフォーム上で対象物を宇宙へ曝露させることができるサービス。地上へ回収、ユーザへ返却することも可能なため、宇宙環境に曝された現物を確認できるのが大きな特徴のひとつ。搭載する装置の一例としては、技術実証をしたい部品・コンポーネントや、地球観測向けのカメラ・センサ等。
 事業者であるSpace BDは利用者開拓から装置搭載・装置運用の技術サポート、及び装置の地上回収までをワンストップで行う。これまで当プラットフォームを用い、機器実証実験で7件の実績(支援中案件含む)、宇宙エンタメ利用・プロモーション利用で数十件の実績を創出してきた。今後ともこれらの実績の更なる積み上げを目指すとともに、「全く新しい宇宙の使い方・宇宙の価値」の絶え間ない探求を通じて、来たる宇宙ステーションの商業化時代の主役となるビジネスモデルを開発することを目指す。

「手書き×デジタルによる学びの体験」がさらに進化 Z会の第2世代タブレット向けに、PILOTの「ドクターグリップデジタル」を提供

 株式会社増進会ホールディングス(Z会グループ)とワコムは、2020年10月に業務提携契約を締結して以来、教育分野における「手書き×デジタル」を活用した新しい学習サービスの共同開発を進めてきた。2023年度からは、Z会が提供する中学生および高校生向けの「Z会の通信教育」タブレットコース「Z会学習アプリ」で、ワコムのデジタルペンとデジタルインクテクノロジーを活用しており、同年4月に「インクジャーニー」、「リプレイ・ヒートマップ」サービスを開始、2024年4月に「学び検索 チエノワ」サービスを開始している。ワコムのデジタルインクテクノロジーWILL (Wacom Ink Layer Language)を活用した各サービスの詳細は、以下の通り。
「インクジャーニー」 学習を通して蓄積されたデジタルインクの量を移動距離に換算し、観光名所を巡る旅に例えて到達度を示して、学習意欲を継続的に高める。
「リプレイ・ヒートマップ」 専用タブレットで取り組む答案の作成過程を短い動画にして生徒にフィードバックし、復習の質を高める。
「学び検索 チエノワ」 学んだ事柄に関連ある知識を自然な形で結びつけ、関心を深めながら体系的に知識を身につけ、理解を深め記憶を定着させる。
 PILOTの「ドクターグリップ 」は、30年以上にわたり「疲れにくく使いやすい筆記具」として多くの方々に親しまれてきた。この「ドクターグリップ」が、Z会の第2世代専用タブレットに最適化される形でワコムのAES技術を搭載した専用デジタルペンとして提供される。ドクターグリップの特長はそのままに、Z会専用タブレットでの長時間学習にも最適なペンとして、「手書き× デジタル」を活用した学習サービスにおいてそれぞれの強みを最大限に引き出す。