Category: 塾ニュース

ネクストラボ AI翻訳ツール「Readable」、新プランで翻訳機能をさらに強化

 株式会社ネクストラボ(東京・渋谷区、亀井 智英 代表取締役)は、高性能で充実した翻訳機能を搭載したReadable Pro Standard と Pro Premium の2つの新プランを発表した。
 Readableは2023年、日本の科学技術分野や教育分野での発展に寄与したことが認められ、京都大学 第17回ICTイノベーション優秀研究賞を受賞したパワフルなAI翻訳ツール。今回の利用プランの刷新により、従来の高性能な翻訳機能に加え、Pro Premiumでは辞書登録機能などの新機能を搭載し、さらなる翻訳業務の利便性の向上を実現した。


■「Readable Pro」から「Pro Standard」と「Pro Premium」の2つのプランに拡充
 パワフルなAI翻訳エンジンが搭載された従来のReadable Proから、新たにPro Standardと上位プランのPro Premiumの2つのプランが誕生した。価格はPro Standardが月額980円、また、上位プランのPro Premiumは月額4980円にて提供される。なお、年間契約の場合、それぞれPro Standardが月額800円(年間2160円お得) Pro Premium は月額4000円(年間11760円お得)となり、ひと月あたりの金額がさらに得となる。1週間の無料トライアルも提供されており、利用状況に応じて最適なプランの選択が可能。なお、新プランの開始に伴い、旧プランの提供は終了となる。

■ Pro Premiumでは辞書登録機能などの新機能が多数搭載
 UIはそのままに、当初より要望の多かった辞書機能の追加をはじめ、Pro Premiumでは多数の新機能が搭載された。主な新機能は以下のとおり。
辞書登録機能
 マイページの設定から、辞書に登録したい単語を追加できるようになった。これにより、翻訳資料の用語の統一が実現し、さらに読みやすさが向上した。
200か国語以上から日本語への翻訳
 英語だけでなく、200か国語以上の多言語にも対応することで、よりグローバルな環境での翻訳ニーズにも最適に対応できるようになった。
1000ページ200MBまで一気に翻訳可能
 旧プランでは100ページ、50GBまでの翻訳が可能だったが、Pro Premiumでは一度に1000ページ、200MBまで翻訳できるようになった。書籍レベルの翻訳も瞬時に完了するため、業務効率の大幅な向上が期待できる。
ChatGPTによる翻訳エンジンを使用可能
 翻訳エンジンの精度は日々進化しており、常に最新の翻訳エンジンを搭載したツールを利用することが重要だと考えている。Pro Premiumでは、最新のChatGPTによる翻訳エンジンの利用が可能になった。
優先的なカスタマーサポート
 Pro Premiumユーザーは、問題が発生した際にも迅速にサポートを受けることができ、作業の中断を最小限に抑えることが可能。
お見積り・納品書・請求書の発行が可能 *年間契約のみ
 Pro Premiumの年間契約では、見積書、納品書、請求書の発行が可能なため、経費精算や研究費として計上する際の申請をスムーズに行うことができる。なお、請求書払いをご希望の場合は、別途見積りの依頼が必要となる。

産経ヒューマンラーニング 2025年度より新設される新しい英検に対応「英検 準2級プラス」テキストリリース

 産経ヒューマンラーニング株式会社(東京・新宿区、中谷 友紀 代表取締役)は、「英検二次試験対策」テキストに、新たに「英検 準2級プラス」を追加リリースした。このテキストは、『産経オンライン英会話Plus』のレッスンテキストとして利用できる。
「英検 二次試験対策」テキストは、二次試験で求められるスピーキング力を重点的に鍛え、学習者が自信を持って試験に臨めるよう設計されている。今回、新たに追加したテキストは、2025年度より新設される英検 準2級と英検 2級の橋渡しとなるレベルに位置づけられた級「英検®準2級プラス」の合格をめざし、従来、大きな壁とされてきた英検 準2級から英検 2級へのステップアップをサポートする。

 このテキストは、英検 準2級と英検 2級の間のレベルに位置づけられた新しい級、英検 準2級プラスの二次試験対策テキスト。オンライン英会話レッスンを通じて、試験に必要なスピーキング力を効率的に身につけられるよう設計されている。特に、「試験形式に慣れておきたい方」「英語をスラスラ読む自信をつけたい方」「自分の意見を伝える力を伸ばしたい方」に最適な内容だ。
 レッスンは全10回で、すべて異なるテーマを扱っているため、多様な話題について考える力を養いながら試験の対策が可能。実際の試験形式に沿ったトレーニングを繰り返すことで、試験本番で求められる瞬発力や表現力を自然に身につけられる。また、オンライン英会話ならではのマンツーマンレッスンで、講師からのフィードバックを受けながらスピーキング力を伸ばすことができるのも大きな特長だ。
【「英検 二次試験対策」テキストの特長】

受験前に「試験形式」に慣れることができる
オンライン英会話25分間のレッスンで、実際の二次試験と同じ形式で作られたテキストを元に、練習することができる。受験級ごとに出題される分野・テーマや音読の量、問われる問題の形式が異なるため、それぞれの級のレベルに適応したテキストを用意している。試験にて扱う情報量も級により異なるため、受験級ごとにテーマやイラストの傾向を把握し設計しており、質問に対して瞬発的に回答して、情報を整理して説明する力を養える。

はじめての文章をスラスラ読めるようになる
 英検 二次試験では、その場で初めて読む英文を音読するよう求められる。試験本番でも自信をもって読めるよう、試験と同様の形式で繰り返し練習することができる。また、オンライン英会話のレッスンでは、講師から音読についてのフィードバックを受けることができる。

説明する・意見を述べる力をつけることができる
 試験本番では、問題で取り扱っているテーマや、自分自身に関連した質問に対して理由とともに回答する力が求められる。このテキストでは試験と同様に、身の回りのことを説明するときや自分の意見を発言するときに、理由を述べながら、考えを理論的に伝える力を養える。

 産経オンライン英会話Plusは、英検 対策をはじめとする資格試験向けの学習支援を強化し、さらなる教材開発とサービスの拡充を計画している。特に、スピーキング力の向上を重視したカリキュラムの開発や、受験者が実践的な英語運用能力を身につけられるプログラムの提供を進めていくという。

千葉大学 ウェルビーイングを育むまちの特徴が明らかに

 千葉大学予防医学センターの研究グループは、公共空間や飲食店など日常生活で通う場所やその環境特性と、人々の瞬間的・長期的ウェルビーイングとの関連性を検討するため、2022年に千葉県柏市の柏の葉エリアで成人273名を対象に、日常で感じた居心地の良い場所や不快な場所や、その時の気持ちを調査した。その結果、場所としては公共空間(公園や広場)、飲食店、文化・スポーツ・教育施設、環境の特性としては、自然、リラックス・清潔、コミュニケーションしやすいといった特徴を持つ場所で過ごす際に、瞬間的・長期的なウェルビーイングが高いことが示されました。この成果は、ウェルビーイングの向上に焦点を当てた都市計画や政策立案のためのエビデンスとして活用されることが期待される。
 この研究成果は、2025 年 2 月5日(現地時間)に自然科学雑誌 Scientific Reports に掲載された。

■研究の背景
 これまでの健康に関する研究は「病気がないこと」に焦点を当てられてきましたが、近年では感情的・心理的な豊かさを含むウェルビーイングにも注目している。暮らしの環境とウェルビーイングの関係については、欧州や中国で多く研究されていますが、日本での知見は限られていた。ウェルビーイングは時間的な観点から、瞬間的ウェルビーイングと長期的ウェルビーイングに区分されるが、特に瞬間的ウェルビーイングによる「その場の快適さ」と長期的ウェルビーイングによる「暮らし全体の満足度」の二つの視点での研究は十分に進んでいない。


■研究の成果
 2022年4~5月に、柏の葉エリアに暮らす273名の成人(男性111名、女性161名、年齢層は36~45歳が最も多く、全体の29.7%を占めている)を対象に、調査のために用意されたスマートフォンアプリのプログラムを用いた経験サンプリング法によって、個人属性や日常で感じる居心地の良い場所、不快な場所、その時の気持ちに関する計900件のデータが収集された。このデータをもとに、場所、場所の環境特性、個人属性と人々の瞬間的および長期的ウェルビーイングとの関連を解析した結果、各ウェルビーイングと統計学的に有意な関連があることが認められた。瞬間的ウェルビーイングと長期的ウェルビーイングの二つの視点を組み合わせて分析することは、都市環境とウェルビーイングの関係をより包括的に理解することにつながると考えられる。

 研究の対象地域である柏の葉エリアは、「健康長寿」をテーマに、公民学連携のもとで策定されたデザインガイドラインに沿って開発が進められてきた。この研究の結果の一部として、公共空間とウェルビーイングの関連が示されたことから、デザインガイドラインの手法の一つである「誰でも利用可能なオープンスペース」などの公共空間が、調査参加者のポジティブなウェルビーイングの要因と一致していることが示唆される。


■今後の展望
 この研究は、自然、飲食店、文化・スポーツ・教育施設などの公共空間がウェルビーイングに寄与することを示している。また、移動や交通のための空間設計は、単に移動の利便性を高めるだけでなく、心地よく移動できる環境づくりも重要であることを示唆している。
 これらの知見は、民間企業、公共機関、学術機関などの都市デザイン関係者が、ウェルビーイングを重視した開発の意思決定を行う際に役立つと考えられる。
 千葉大学予防医学センターは、柏の葉エリアの居住者が全世代にわたって心身ともに健康であるかを検証するため、「柏の葉キャンパスエリアの居住者の心身の健康評価」を題材に研究を実施している。今後も、地域住民の健康保持・増進に寄与する環境や行動に関する知見を明らかにしていく。

12月の現金給与総額4.4%増 パートの賃上げ顕著 厚労省発表

 厚生労働省は2月25日、毎月勤労統計調査の令和6年12月分結果確報を発表した。前年同月比で、現金給与総額は617,375円(4.4%増)となり、特にパートタイム労働者の賃金上昇が目立った。

 一般労働者の給与は837,851円(4.7%増)、パートタイム労働者は130,465円(7.3%増)となり、パートタイム労働者比率は31.22%(0.36ポイント上昇)となった。一般労働者の所定内給与は336,517円(2.8%増)、パートの時間当たり給与は1,378円(4.7%増)だった。

 共通事業所ベースでの現金給与総額は5.3%増、一般労働者は5.2%増、パート労働者は6.1%増となり、全体的に賃金の上昇傾向が続いている。一方で、就業形態計の所定外労働時間は10.1時間(2.8%減)となり、残業時間は減少した。

 政府は最低賃金の引き上げや労働市場の改善を進めており、今後の動向が注目される。

順天堂大学 科学技術振興機構JST「共創の場形成支援プログラム(COI-NEXT)共創分野(本格型)」への昇格決定

 順天堂大学(学長 代田 浩之)は、代表機関として、科学技術振興機構JSTの「共創の場形成支援プログラム(COI-NEXT)」の「共創分野」の育成型から本格型への昇格審査を受け、「災害など危機的状況でもヒト・モノ・ココロがつながる健康医療共創拠点」(プロジェクトリーダー:順天堂大学大学院医学研究科放射線診断学准教授・隈丸 加奈子、副プロジェクトリーダー(産業界):一般社団法人 パンデミックレディ・コンソーシアム代表理事・堀 賢、副プロジェクトリーダー(アカデミア):順天堂大学 学長補佐・服部 信孝)として採択された。
 共創の場形成支援プログラムでは、大学等を中心として、企業や地方自治体・市民などの多様なステークホルダーを巻き込んだ産学官共創システムを構築し、持続可能な開発目標(SDGs)に基づき、10年後、20年後にありたい社会像を拠点ビジョンとして掲げ、具体的かつ到達可能な駆動目標(ターゲット)と研究開発課題を設定し、その実現のため「バックキャストによるイノベーションに資する研究開発と社会実装」を推進するものであり、知識集約型社会をけん引する大学等の強み・特色を活かし、未来のありたい社会の実現を目指す、自立的・持続的な産学官共創拠点を形成する。
 今回、本格型昇格審査で採択された本拠点プロジェクトの概要は下記の通り。
「共創の場形成支援プログラム(COI-NEXT)共創分野」の概要
実施タイプ: 本格型
拠点名称: 災害など危機的状況でもヒト・モノ・ココロがつながる健康医療共創拠点
プロジェクトリーダー: 隈丸 加奈子(順天堂大学大学院医学研究科放射線診断学・准教授)
実施期間: 2025年4月1日~2035年3月31日(10年間、予定)
代表機関: 順天堂大学
参画機関:
◆大学等: 千葉大学、山梨大学、群馬大学、福島県立医科大学、東北大学、長崎大学、麻布大学、岐阜大学
◆企業等: 清水建設㈱、㈱大林組、㈱メディセオ、アマゾンウェブサービスジャパン合同会社、セイコーソリューションズ㈱、㈱シード、㈱ニコンソリューションズ、㈱サンウェルズ、TIS㈱、公益財団法人かずさDNA研究所、㈱はくばく、NPO法人慢性疾患診療支援システム研究会、日本コントロールシステム㈱、認定NPO法人シャイン・オン・キッズ、一般社団法人パンデミックレディ・コンソーシアム、一般社団法人地域産学官連携ものづくり研究機構、㈱Agoop、㈱両毛システムズ、エルスピーナヴェインズ㈱、一般社団法人日本最適化栄養食協会、㈱Sansei、㈱ワイ・シー・シー、㈱クレスコ、EP山梨㈱
◆自治体: 東京都、文京区、山梨県、南アルプス市、群馬県、太田市
◆ 本拠点の背景と目標
 本拠点では、東日本大震災および千葉県内の台風災害等について住民の声を聞き取り、また東日本大震災等のデータを分析し、災害時には家屋倒壊によるケガ等の直接的な健康被害だけではなく、生活習慣病、感染症、ストレス性疾患など様々な二次的な健康被害が発生し、心身の健康に長期的な影響が生じることを、明らかにしてきた。
 最近においても能登半島地震や豪雨など大きな災害が頻発しており、近い将来は南海トラフ地震や首都直下型地震が起こることが予測されることから、災害後の二次的な健康被害は、わが国において取組むべき重要な喫緊の課題であり、グローバルにも対応すべき課題であると言える。さらにはロシア・ウクライナ紛争、人類を脅かす感染症パンデミックなど、自然災害以外の危機的な状況でも二次的な健康被害が発生することが知られている。
 そこでこの拠点では、災害など危機的状況にあっても誰一人取り残さず、二次的な健康被害を防いで中長期にわたって健康でいられる社会を、代表機関の医学研究及びデータサイエンスの研究力と複数の大学の連携を活かして実現することを目指す。
 具体的には、「災害時には、二次的な健康被害を防ぎ人々が安心して過ごせる規格化された次世代型の避難環境と、発災から復興期に至るまでの一貫した健康サポート構造を達成し、健康被害の予兆を示す被災者が早期の医療・ケアにつながる環境の実現」、「平時には、自らのリスクを知りセルフレジリエンスを高め、災害時に一人一人が自ら健康被害が最小限となるよう行動できる社会の実現」を目指し、本拠点において産学官が共創し、研究開発・社会実装を行う。
◆ 本拠点のビジョン
災害後も誰一人取り残さず、中長期にわたって健康でいられる社会の実現
【拠点ビジョン策定のもととなるSDGs】
・SDG3   すべての人に健康と福祉を
・SDG4   質の高い教育をみんなに
・SDG8   働きがいも経済成長も    
・SDG9   産業と技術革新の基盤をつくろう
・SDG11   住み続けられるまちづくり
・SDG12  つくる責任、つかう責任
◆本拠点のターゲット
ターゲット1: 復興につながる次世代型避難環境の実現
ターゲット2: 災害時もシームレスな健康サポートモデルの構築
ターゲット3: セルフレジリエンスと行動変容を促す体制の整備
◆研究開発課題
1) 健康被害を予防する避難環境の実現
2) 健康被害の予測及び早期検知システム開発
3) 災害フェーズ間で連携した健康サポート体制の実現
4) レジリエントな心の交流及びケア環境の構築
5) 災害リスクコミュニケーションおよび教育体制の構築

AI教材「atama+」の入学前教育での活用、立命館大学などの10大学30学部以上に拡大

 atama plus株式会社(東京・文京区、稲田 大輔 代表取締役CEO)は、AI教材「atama+(アタマプラス)」の大学入学前教育での活用が、立命館大学などの10大学30学部以上に拡がっていることを発表した。

「年内入試」と呼ばれる総合型選抜や学校推薦型選抜で入学する学生が増えており、2023年度入試では年内入試による入学生が全体の半数を超えている。このような入試形式では合格から入学までに時間があることから、学部の学びにスムーズに接続することをねらいとした「入学前教育」を取り入れる大学が増えている。入学後に専攻する学問分野を学ぶ上で必要な学力の習得に向けて、高校の既習範囲の復習や専門知識の予習が行われる。
入学前教育への注目が集まる中、学部での学びに必要となる基礎学力の習得を目的に、atama plusは大学向けにAI教材「atama+」を提供している。対象となる入学生は、約3ヶ月にわたって学部が指定した単元をatama+で自立的に学習し、理解度に応じてレコメンドされる講義動画や演習問題などに取り組むことで、入学後に必要な基礎学力を習得する。また、大学側は生徒一人ひとりの学習の進捗だけでなく、得意・苦手な単元や学習時間などの取り組み状況をデータで確認できるので、入学後のフォローにつなげることが可能となる。
 2022年度に立命館大学で導入されて以降、青山学院大学、龍谷大学、立命館アジア太平洋大学などの10大学以上で導入され、薬学部や理工学部などの理系学部から、経済学部や心理学部などの文系学部、データサイエンス学部やスポーツ健康科学部といった文理の枠にとらわれない学部まで、30以上の学部で活用されている。
導入した大学からは、「AIが個別にカリキュラムを作ってくれるので、高校での履修状況が異なる個々の合格者に合わせた学習ができる」「学習状況が可視化されるので、入学後の学びと連動させながら振り返りできる」「学科ごとに学習内容をカスタマイズできる」などのコメントがあった。

【大学でのatama+活用について】

AI教材「atama+」を活用した高大接続プログラムを提供し、大学・学部の学びにつながる基礎学力向上を支援しています。立命館大学との共同研究会を経て、新しい入試制度や入学前教育で活用されて以降、全国の大学で導入が広がっている。
①入試利用
学部・学科で必要となる単元の習得・学習状況を総合型選抜などの出願資格として活用する。
②入学前教育
学部・学科が指定する単元を学習することで、入学後の学びに不可欠な基礎学力の習得を支援する。
③初年次教育
学部・学科の講義受講に際して、必要な基礎学力の習得を支援する。
詳細:https://offers.atama.plus/for_universities/introduction

FLENS School Manager2025年4月〜 スマホで完結する「口座登録・振替機能」を提供開始

 FLENS株式会社(東京・港区、大生 隆洋 代表取締役)は、同社が提供するコミュニケーションアプリ「FLENS School Manager(以下、FSM)」と集金代行サービスの連携により、教育機関の請求業務をサポートする「口座登録・振替機能」を2025年4月より提供開始することを発表した。

 FSMと集金代行サービスの連携により、教育機関は契約情報・請求通知・口座引落し・入金状況の確認までをFSM上で一元管理できるようになる。従来、紙の依頼書などを利用して行っていた請求業務にかかる業務工数を大幅に削減できる。保護者も、口座登録から請求額の確認、振替手続きまでをスマートフォンで完結できるようになり、利便性が向上する。

主な特徴
■保護者はスマホアプリ上で口座登録から請求額の確認までを一元化できる。
■振替結果はFSMの管理画面上で確認できる。
■振替結果確認後、未納の保護者へのお知らせ配信が可能。
■口座振替手数料も低価格で利用できる。

「FLENS School Manager(FSM)」は、2020年からFLENSがサービスを開始し、2024年4月には利用ユーザ数が16万人を超えた「教育機関向けコミュニケーションアプリ」。お知らせ、入退室通知、ライブラリ、相互メッセージ、デジタル帳票、予約、アンケートや成績の回収、ポイント付与、映像配信、契約請求管理、学習管理など、教育機関での業務に必要な機能を揃えている。複数利用中のツールやサービスをFSMに一本化することで、業務効率化とコスト削減が期待できる。また、業務効率化・コスト削減とあわせて、FSM専用アプリに「内部広報」も一本化することで『保護者のファン化』が促進できる。
URL :https://flens.jp/

駿台 高卒クラス向けに「朝学タイム」を導入

 学校法人駿河台学園 駿台予備学校は、全国の高卒クラス入学生を対象に、「朝学タイム」 を導入する。 このプログラムでは、授業開始前の1コマを活用し、学習コーチの伴走のもとICT教材を活用しながら、一人ひとりに最適な学習を提供する。
「朝学タイム」は、駿台が掲げる 「究極の個別最適学習」 の一環として、学力向上と学習習慣の定着を支える新たな取り組み。 駿台は、受験生が効率的に学力を伸ばし、第一志望合格を実現できるよう全力でサポートしていく。


■「朝学タイム」導入の背景
 長年の受験指導の経験と実績から、規則正しい生活リズムと学習習慣の定着が、学力向上に直結すると考えている。 しかし、多くの受験生にとって、自分に合った学習計画の継続や、朝の時間を有効活用することは容易ではない。そこで、「朝学タイム」 を導入し、授業開始前の時間を活用することで、受験生が学習習慣を確立し、限られた時間の中で最大限の学力向上を図れる環境を整えた。


■朝学タイムのメイン、必修カリキュラム「ELSA」の学習効果
「ELSA」は、音素レベルで正確な発音フィードバックを行い、リスニング力とスピーキング力を定着させることで、効率的・効果的に英語力を向上させることのできるICT ツール。ELSAを使って毎日音読を継続することで、正しい発音が身につくだけでなく、リスニング力や読解スピードの向上にもつながり、入試本番での得点力を大きく高めることができる。


■「駿台の朝が変わる!」「学習の習慣が変わる!」「成績の伸びが変わる!」
「ELSA」を必修で使用する他、コースごとに暗記アプリ「Monoxer(モノグサ)」、特許取得の「S-LME(スルメ)」、「情報AIドリル」等も使っていく。また、1日の学習をスムーズに進めるため前日分の復習や理解の補強に充てる時間も設ける。朝が変われば学習の習慣が変わり、学習の習慣が変われば成績の伸びが変わる。

高卒クラスの詳細に関しては、駿台予備学校WEBサイトに掲載している。
https://www2.sundai.ac.jp/kousotsu/

台湾教育省 × どろんこ会グループ 「台湾研修生海外研修支援事業」に関する協定書を締結

 どろんこ会グループ(東京・渋⾕区)は「学びの共創」の一環として、台北駐日経済文化代表処(東京・港区 、李逸洋 代表)と「台湾研修生海外研修支援事業」に関する協定書を締結した。どろんこ会グループを代表して安永愛香と高堀雄一郎が台北駐日経済文化代表処を訪問し、保育研修の機会提供や相互の学び合いを実施するための協定書を取り交わした。

【主催】
 台湾教育省
【研修事業の目的】
 15歳〜30歳の若者の国際的なつながりや交流の機会を創出し、若者の夢の実現を支援すること。
【事業内容】
 年代により二つのグループに分かれて実施されます。「夢実現グループ」は15歳から18歳を対象に、今描いている夢を実現できるよう、海外での企業見学などのプログラムを実施した。「海外飛翔グループ」は18歳から30歳を対象に、保育、環境、テクノロジーなどの分野から10のプロジェクトテーマに基づき、海外でのインターンシップや研修を受ける。

【選出された背景】
 どろんこ会グループは乳幼児期から多文化共生の環境作りに注力し、外国の異なる言葉や文化を知る直接体験の機会を設けている。台湾の保育園児や高校生との交流も実現し、2024年には中目黒どろんこ保育園にて、台湾高雄市から副市長をはじめとする保育・教育関係者の視察も受け入れた。今回、台湾教育省がどろんこ会グループの理念である「にんげん力。育てます。」に共感したことから、このプロジェクトの保育分野において唯一の研修先として選ばれた。

【研修プログラム】
 どろんこ会グループの施設で保育研修を実施するほか、保育者との交流や勉強会の開催、そしてどろんこ会グループの給食米を生産している新潟県南魚沼市での農業研修もプログラムに盛り込んでいる。

アスリート支援の早稲田ユナイテッドと推薦対策のリザプロ、大学入試対策で提携を開始

 Jリーグクラブ・強豪校の選手スカウトおよび、データドリブン型のクラブ強化マネジメントを行う株式会社早稲田ユナイテッド(東京・三鷹市、岩崎勇一郎 代表取締役)と、リザプロ株式会社(東京・新宿区、孫辰洋 代表取締役)が業務提携契約を締結したことを発表した。高い競技歴を持つサッカー選手のさらなる可能性を広げるべく、サッカー選手を中心に大学受験の進路対策を行う、新たなサポートを開始する。
 同社が持つ推薦入試対策のノウハウと早稲田ユナイテッドのスポーツ教育における知見を融合させ、高校生アスリートへの総合的な支援体制を構築していく。これにより、スポーツに打ち込む高校生が競技と学業を両立しながら難関大学への進学を目指せる環境作りの強化と推進をしていく。


■本提携の目的
①高校生アスリートが競技に専念しながら難関大学進学を実現できる環境の構築。 部活動や競技トレーニングと学業の両立を図り、スポーツで培った能力を活かしながら大学進学を実現することを目指す。
②競技引退後もスムーズにキャリアチェンジできる仕組みを整備し、 アスリートが現役引退後に社会で活躍し続けられるよう、早い段階から学業やキャリア教育を行い、セカンドキャリアへの橋渡しを行う。

■本提携の背景
 部活動に打ち込む高校生アスリートを取り巻く環境には、以下のような課題が指摘され続けている。
・プロサッカー選手として成功する確率の低さ
 2023年度の日本サッカー協会(JFA)の公式データによれば、全国の登録サッカー選手数は約83万人に上ります。一方、2022年度においてJリーグ(J1~J3)および海外で活動する日本人プロ選手の数は男子で約1,600人程度(出典:https://www.j-pfa.or.jp/news/n-00000506/)。このようにごく一部の選手しかプロになれないのが現状だ。

・プロ契約後の引退年齢の早さと収入格差
 仮にプロ選手になれた場合でも、大学卒業後にプロ入りした選手ではわずか3~4年でキャリアが終わる例もある。また、一部のトップスター選手を除けば現役中に得られる報酬も高額とは言えず、大半の選手は高額な収入を得る機会がないまま競技人生を終えてしまう実情もある​(参照:https://www.soccer-money.net/players/in_players.php)。

・競技専念による学業との両立困難と進路選択の制約
 高校時代にサッカーに専念するあまり、勉強時間が十分に確保できず、希望する進学先や将来の進路に進みにくいケースがある。スポーツ推薦など特別な制度を除けば、学業成績が進路決定に大きく影響するため、競技だけに集中していた学生ほど引退後に進路の選択肢が狭まる傾向にある。

・努力量に見合った進路選択の必要性
 幼少期から長年にわたり鍛錬を積んできたアスリートにとって、その努力に見合うだけの将来の選択肢を用意することが必要だと考えられる。競技成績だけでなく学力や資格取得など、多角的な能力を身につけることで、アスリート自身が納得できるキャリアパスを描けるような社会や仕組みの実現を目指す。

■本提携の具体的内容
 早稲田ユナイテッドに所属または関係団体の高校生アスリートが、大学入試を推薦入試を基本として突破できるプログラムを同社が提供する。提供するプログラムは、推薦入試の出願要件である学業成績や英語資格、学外の課外活動プログラムなどを予定している。
 全国のどこからでもオンラインで受講可能な当社のサービスを通じて、時間に追われる高校生アスリートの負担を軽減しながら、希望する進路に向けての情報提供と学習支援サポートを提供する。

■今後の展望
 リザプロと早稲田ユナイテッドは、本提携に基づくモデルを、東京のみならず全国のアスリートへ展開できるモデルとして確立することを目指す。今後、他地域のクラブや教育機関とも連携し、同様の支援体制を全国に広げていく予定だ。
 さらに、単なる進学支援に留まらず、引退後のキャリア形成まで見据えた包括的な取り組みを推進する。大学進学後も必要に応じて継続的にサポートを行い、アスリートが引退後も社会で活躍し続けられるよう伴走する。