Category: Feature

月刊私塾界2025年1月号(通巻525号)

巻頭言

公教育の底力と民間教育の支え

 新年を迎え、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。本年も教育に携わるすべての方々と共に、子供たちの成長を支え続けていただききたい。

 先日、日本の小中学生の理数分野における国際学力調査の結果が発表された。そこには「世界トップ層を維持」という輝かしい成果が示されていた。日本の公教育が持つ底力が、依然として健在であることを証明した結果である。しかし一方で、理数分野に対する「苦手意識」が根強く残っていることも浮き彫りになった。

 この「苦手意識」の払拭こそが、次の課題である。日本の公教育は基礎学力の養成においては確かな実績を積んできたが、個別の理解度や学習速度に応じたきめ細かな対応には限界がある。そこで学習塾をはじめとする教育サービス企業が、学びを補完する重要な役割を果たしている。公教育が全体の底上げを担う中で、学習塾は生徒一人ひとりに寄り添い、個々の理解や苦手克服に焦点を当てることができる存在である。

 AI(人工知能)やICTの導入が進む一方で、対話を通じた学びの価値も見直されている。塾の先生方は、単に知識を伝えるだけでなく、生徒の学びへの苦手意識や興味関心を引き出す「教育の最前線」に立つ存在である。その力量こそ、子供たちの学力向上の鍵となる。

 公教育の強みと学習塾の支えが連携し合うことで、日本の教育はさらに進化するはずである。本年も教育の現場に新たな価値を提供し、次世代の子供たちに確かな未来を築く一助となることを願っています。

(如乙 一)

目次

  • 16 CatchUp① 教育アライアンスネットワーク(NEA)学習塾業界の未来を支えるNE
  • 18 CatchUp② 株式会社Avalon Consulting大学入試の未来を拓く「年内入試ナビ」の挑戦
  • 20 HOT TOPICS 1『SNSで生徒は集まるのか?』学習塾団体合同会議が研修会を開催
  • 22 HOT TOPICS 2【塾・予備校経営者の皆様へ】 今、塾・予備校経営者が本気で考えなければならない喫緊かつ最大の命題あなたの塾は、誰に承継するのか?「WEBSTAR倶楽部 事業承継コース」誕生!
  • 24 挑む私学 広尾学園小石川中学校・高等学校
  • 27 目次・巻頭言
  • 28 NEWS ARCHIVES
  • 56 千里の道も一歩から ~編集長備忘録~
  • 57 【特集】 編集部が選んだ 2024年重大ニュース 注目のキーワード2025
  • 74 Special Report Studyplus Agenda 2024AW ~いま考えるべき教育と経営の論点~
  • 82 TOP LEADER Interview 学びが多様化する中で、 もう一度立ち戻って塾の在り方を模索。 株式会社 日能研東海
  • 92 企業研究(141) 株式会社affluent
  • 95 日本教育ペンクラブ・リレー寄稿(371)
  • 96 疾風の如く(185) 個別指導塾Growy(株式会社Grabit)(東京都) 代表 ユウシン さん
  • 98 現代学習塾経営概論(22)
  • 100 For Whom the 塾 Tolls(41)
  • 102 自ら動き出すチームにする方法(124) 中谷彰宏
  • 104 One Target(新連載) 的場一成
  • 106 PAPER REVIEW(10) 浅見貴則
  • 108 シン・ジュクジン(38)
  • 109 芸術見聞録(138)
  • 110 わが子、就学中(46)
  • 111 塾長の机
  • 112 為田裕行の「教育ICT行」(118)
  • 113 10¹⁵ PETA(46)
  • 114 キクチカラ(新連載) 菊地香江
  • 115 Opinion from School(66)
  • 116 林明夫の「歩きながら考える」(233)
  • 118 新・授業改革を目指して(142) 石川幸夫
  • 120 私塾界インサイト(82)
  • 124 塾はどこから来たか、塾は何ものか、塾はどこへ行くのか―そして私(38)
  • 126 咲かせよ桜(118) 小林哲夫
  • 130 論点2025(1) 国際卓越研究大学とは
  • 134 編集後記
  • 136 Book Review
  • 138 塾長のためのガジェット講座

月刊私塾界2024年12月号(通巻524号)

巻頭言

過去最多倒産件数となる塾業界の今後 
 2024年、学習塾の倒産件数が過去最多水準で推移している。東京商工リサーチと帝国データバンクの両社が調査結果を発表した。それによると、今年1月から10月の倒産件数は前年同期比で28%増加し、通年では19年の過去最多水準に並ぶ可能性がある。少子化による生徒数の減少、保護者の教育費負担増、無料オンライン学習コンテンツの普及が競争を激化させている。特に中小規模塾が打撃を受け、大手も含む業界全体で淘汰が進行しているという。
 主な要因の一つは、生徒数の減少とそれに伴う授業料収入の減少である。6歳から18歳の人口はこの10年間で約9%減少しており、少子化の影響が顕著である。
 今年の出生数は70万人を割り込むとも見られており、あと10年足らずで性との対象年齢となる子供の数は現在より2割以上減少するのは確実だ。
 さらに、コロナ禍での支援策終了後に訪れる融資返済負担が中堅塾を圧迫している。これにより、負債を抱えた事業者は倒産や他社への事業譲渡を余儀なくされている。
 このような厳しい環境下で、生き残りをかけた業界再編が加速することは避けられない状況である。しかし、子供の学びに対するニーズが多様化していることも事実で、学習塾がいち早くその変化を的確に捉え、柔軟に対応することで、新たな成長機会を創出する可能性が広がることには期待したい。

(如乙 一)

目次

  • 6 CatchUp① 志學舎 生徒だけではなくスタッフの夢志を育む重要性
  • 8 CatchUp② 熊本ゼミナール 地域で根強い人気を獲得する理由とは
  • 10 CatchUp③ 英俊社 オンデマンド教材作成の現場を探る   
  • 18 HOT TOPICS 1 小学校高学年の英語教育 ICT活用の重要性
  • 20 HOT TOPICS 2 「塾の日シンポジウム2024大阪大会」が盛大に開催
  • 22 HOT TOPICS 3 ウイングネット秋セミナー2024
  • 24 HOT TOPICS 4 浜学園のDX推進とWebスクールの未来展望
  • 26 HOT TOPICS 5 ★塾・予備校経営者必読!教育ビジネスの新領域〈シリーズ第3回〉 AI特許エンジン「H100」による新次元の教育は「生き方の発明」にあり
  • 32 挑む私学 開星中学校・高等学校
  • 35 目次・巻頭言
  • 36 NEWS ARCHIVES
  • 64 千里の道も一歩から ~編集長備忘録~
  • 65 【特集①】 株式公開企業塾 2025年2・3月期 第2四半期(2Q)決算を読む
  • 76 【特集②】 塾の研修
  • 88 Special Report 全国模擬授業大会 in 名古屋 教育の力 2024
  • 92 TOP LEADER Interview この先、塾業界が生き抜くために 塾講師の社会的立場の向上を。
  • 株式会社 日能研関西
  • 102 現代学習塾経営概論(21)
  • 104 企業研究(140) 産経ヒューマンラーニング株式会社
  • 107 日本教育ペンクラブ・リレー寄稿(370)
  • 108 疾風の如く(184) 松下理数教室(大阪府) 代表 松下 周二 さん
  • 110 PAPER REVIEW(9)
  • 112 For Whom the 塾 Tolls(40)
  • 114 自ら動き出すチームにする方法(123) 中谷彰宏
  • 116 シン・ジュクジン(37)
  • 117 芸術見聞録(137)
  • 118 わが子、就学中(45)
  • 119 塾長の机
  • 120 為田裕行の「教育ICT行」(117)
  • 121 10¹⁵ PETA(45)
  • 122 Opinion from School(65)
  • 124 林明夫の「歩きながら考える」(232)
  • 126 塾ソムリエの講師研修指南 西村則康(名門指導会代表 塾ソムリエ)(58)
  • 128 私塾界インサイト(81)
  • 132 塾はどこから来たか、塾は何ものか、塾はどこへ行くのか―そして私(37)
  • 134 咲かせよ桜(117) 小林哲夫
  • 138 論点2024(12) どうなる? 公立学校教員の給与
  • 138 編集後記
  • 144 Book Review
  • 146 塾長のためのガジェット講座

月刊私塾界2024年11月号(通巻523号)

巻頭言

増加する学校外教育費
 ソニー生命保険が今年3月に発表した子どもの教育資金に関する調査によると、子供1人あたりの学校外教育費が過去最高を記録した。特に未就学児の習い事への支出が増加しており、9年前の約2倍に達している。物価上昇に伴う月謝の値上げや複数の習い事の掛け持ちが要因として挙げられている。保護者の約8割が教育資金に不安を感じており、家庭の負担は年々増加している。
 物価上昇の影響で保護者の教育資金への不安が広がる中、早期教育や学習塾に多額の費用をかけることがリスクであると、専門家は警鐘を鳴らす。特に中長期的な視点での資金計画が必要であり、過度な出費は将来的な経済負担を招きかねない。教育サービス業界においては、よりコストパフォーマンスの高い学びを提供することが急務である。
 加えて、公共サービスの充実が不可欠である。一部の自治体や地域では、スタディクーポンなどの取り組みがスタートしているが、学校外教育に高額な費用をかけられない家庭の子供が不利にならないよう、地域や自治体による無料または低コストの学びの場を提供する仕組みが必要とされる。民間教育業界もこの課題に応じ、柔軟な料金体系や新たな学習支援プログラムを展開することで、様々な家庭に対応できるサービスを提供することが求められる。

(如乙 一)

目次

6 CatchUp 株式会社NOVAランゲージカンパニー GoogleMapに掲載する情報を充実させクチコミ集客向上に成功
14 Special Report 1 FLENS株式会社 FLENSカンファレンス2024 「塾生保護者のファン化」と「業務効率化」の実現に向けた  FLENS School Manager 活用事例共有会
18 HOT TOPICS 1  第12回ニュース作文コンクール・東京の部表彰式
22 HOT TOPICS 2 濱名山手学院創立100周年記念式典 新たな教育ミッションと次世代への挑戦
24 HOT TOPICS 3 新たな10年への挑戦が始まる 第31回興学社大学
28 HOT TOPICS 4 ★塾・予備校経営者必読!教育ビジネスの新領域〈シリーズ第2回〉 元祖AO・推薦合格指導館で開業メソッド大公開!
32 挑む私学 香里ヌヴェール学院中学校高等学校
35 目次・巻頭言
36 NEWS ARCHIVES
66 千里の道も一歩から ~編集長備忘録~
67 【特集】私塾界リーダーズフォーラム2024A/W
 【Generate】
86 TOP LEADER Interview 夢は、大学教育の星野リゾート。日本の英語教育全体の底上げに尽力。株式会社 J Institute
94 日本心理学会 第88回大会  学習塾におけるⅠCT活用と 心理支援の現場視点の研究発表
96 偏差値では測れない力の育成に学習塾が挑む! 「TanQゼミ甲子園2024」特別取材レポート
100 企業研究(139) 株式会社iGO(アクティメソッド)
103 日本教育ペンクラブ・リレー寄稿(369)
104 疾風の如く(183) 東大式個別指導塾 スタディコーチ(神奈川県) 代表 伊澤 航太郎 さん
106 現代学習塾経営概論(20)
108 For Whom the 塾 Tolls(39)
110 自ら動き出すチームにする方法(122) 中谷彰宏
112 シン・ジュクジン(36)
113 芸術見聞録(136)
114 わが子、就学中(44)
115 塾長の机
116 為田裕行の「教育ICT行」(116)
117 10¹⁵ PETA(44)
119 Opinion from School(64)
120 林明夫の「歩きながら考える」(231)
122  新・授業改革を目指して(141) 石川幸夫
124 私塾界インサイト(80)
128 塾はどこから来たか、塾は何ものか、塾はどこへ行くのか―そして私(36)
130 咲かせよ桜(116) 小林哲夫
134 論点2024(11) 幼児教育の在り方とは
138 編集後記
140 Book Review
142 塾長のためのガジェット講座

私塾界プレミアムセミナー・パーティー 2024

一年間の感謝を込めて

ご挨拶

日に日に秋の深まりを感じる今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。
2024年も残すところ、あとひと月あまりとなりました。
そこで、日頃からお世話になっているみなさまに感謝を込めまして、
12月5日(木)に池袋メトロポリタンホテルで
「私塾界プレミアムセミナー2024」を開催いたします。

私塾界プレミアムセミナー

■時間:14:30受付開始 15:00〜17:00

■会場:ホテルメトロポリタン池袋 3F富士の間

 この日だけ特別に開店する「BAR私塾界」では、リラックスした雰囲気の中で、経営者と共に2024年を振り返り、今後の教育業界の展望を議論します。

株式会社サクラサクセス代表取締役社長岩田 佳晃
株式会社リソー教育 代表取締役社長天坊 真彦
VisualVision取締役社長井沢 隆
進学プラザグループ代表阿部 孝治

受講料金

セミナー受講料金

私塾界会員:無料 一般:5,000円

パーティー参加料金
※パーティーの参加費については、原則的に後日ご請求させていただきます。
 当日ご精算をご希望の方は受付にてお申し出ください。

正会員:10,000円 準会員:20,000円 一般:30,000円

【定 員】セミナー会場:150名/パーティー100名

※先着順となります。ご了承ください。

※講師や内容などが変更になる場合もございますので、あらかじめご了承ください。

私塾界プレミアムパーティー

■時間:17:30 受付開始 18:00〜20:30まで

■会場:ホテルメトロポリタン池袋 4F桜の間

会場

  • 〒171-8505 東京都豊島区西池袋1丁目6−1
  • ホテルメトロポリタン池袋 3F富士の間・4F桜の間
  • JR池袋駅メトロポリタン口より徒歩1分
  • 池袋駅西口より徒歩3分

次世代経営幹部養成セミナー【中谷彰宏のマナー・教養講座】を開催中

次世代経営幹部養成セミナー【中谷彰宏のマナー・教養講座】の第1回「見た目で、選ばれている。─教養としての『見た目』」が9月26日、ヒルトン東京で開催された。講座は受講者が抱える日々の悩みや疑問をテーマに、講師の中谷彰宏氏と受講者がディスカッションを重ね、自らの課題を解決していく形で進められた。挨拶や立ち振る舞い、名刺交換といった所作を通して、どのような〝気づき〞があったか、互いに意見を出し合いながら、新たな視点や観察眼を研ぎ澄ます時間となった。

名刺交換を例にした所作のポイントは、
「名刺交換の時の目線は名刺を見るか、顔を見るか」
「名刺交換の時の話題は何か」
「自社のメンバーが複数名いる時は、個々に紹介したほうがいいか」
「相手側が複数名いる時、どれくらいの会話の長さで、切ればいいか」
「間に机があって、前に進めない時は、どうすればいいか」
などだ。

名刺交換ひとつとっても、身につけておくべき所作や知っておくべき知識は多い。日々接している生徒の保護者は、様々な業界で活躍している。マナーは、条件反射で無意識にできるようになってはじめて、そのほかのこと細かいことまで配慮できるようになる。無意識にできるようになるためには、まず基本を知ることが大事。それがこの講座で身につけてもらうスキルだ。

第2回以降の開催日程は以下の通りです。
申し込みは随時受け付けておりますので、申込書をダウンロードのうえ、FAXもしくはメールでお申し込みください。

>>申込書のダウンロードはこちらから

開催日程

第2回 2024年10月31日(木)14:00-17:00「マナーで、選ばれている。─教養としての『マナー』」
第3回 2024年11月28日(木)14:00-17:00「会話で、選ばれている。─教養としての『会話』」
第4回 2024年12月26日(木)14:00-17:00「美術で、選ばれている。─教養としての『美術』」
第5回 2025年1月30日(木)14:00-17:00「日本文化で、選ばれている。─教養としての『日本文化』」
第6回 2025年2月27日(木)14:00-17:00「メンタルで、選ばれている。─教養としての『メンタル』」

開催概要

対象:経営幹部候補、マネージャー、リーダーシップを担う社員の皆様
内容:中谷彰宏氏によるマナーと教養に関する基本的な知識と実践ビジネスシーンで求められる正しい振る舞いとコミュニケーションスキルの向上経営層として必要な教養を深め、企業文化の向上を目指す
会場:ヒルトン東京(東京都新宿区西新宿6丁目6−2)変更する場合もございます。
参加費:各回10万円(税込11万円)。複数回まとめての受講をご希望の際はご相談ください。
※最少催行人数は3名、定員は20名とさせていただきます。
参加特典:各回終了後、中谷彰宏氏の著書や参考資料を配布参加者同士のネットワーキング
参加方法:ご参加希望の方は、メールまたはFAXにてお問い合わせください。定員に達し次第、締め切らせていただきますので、お早めにお申込みいただくことをお勧めします。

月刊私塾界2024年10月号(通巻522号)

巻頭言

私大の定員割れとその対策

 2024年度、私立大学の定員割れが史上最悪の割合に達した。全国の私立大が354校、59・2%が該当し、三大都市圏でも定員充足率が100%を下回る事態に。少子化の影響が顕著であり、小規模校や地方校だけでなく、都市部の大学も厳しい状況に直面している。

 定員割れの背景には、18歳人口の減少が直接的な原因として挙げられる。入学者数の減少とともに、定員充足率も下降し、特に中小規模の大学でその傾向が顕著である。教育機関は、学生確保のための施策に躍起になっているが、状況は年々厳しさを増している。

 この問題の解決策としては、教育の質の向上と国際化の推進が不可欠である。高等教育のグローバルスタンダードへの適応、外国人学生の受け入れ拡大、産学連携による新たな学びの場の提供などが考えられる。また、地方創生と連動した大学の特色化や、オンライン教育の充実が求められるだろう。

 私立大学の存在意義を再確認し、時代に即した変革を進めること。それが、これからの高等教育機関が直面する課題への挑戦である。

 一方で、塾や予備校は進学指導だけでなく、生徒のキャリア形成をサポートする役割へとシフトする必要がある。教育内容の国際化、産学連携の促進、地方創生への貢献など、より広範な教育サービスを提供することが求められる。

(如乙 一)

目次

  • 6 CatchUp 1 むぎ進学教室 東進コンテンツを信じてやり抜く指導で成績も生徒数もアップ
  • 8 CatchUp 2 FLENS株式会社 スマホでできる「学習機能」をSchool Managerに搭載。学習に改革を起こす
  • 10 CatchUp 3 Be高等学院 赤ペンメンターが伴走するベネッセの通信制サポート校「Be高等学院」が来春開校
  • 16 HOT TOPICS ★塾・予備校経営者必読!教育ビジネスの新領域〈シリーズ第1回〉 元祖AO・推薦合格指導館でブルーオーシャンを切り拓け!
  • 20 挑む私学 成田高等学校・同付属中学校
  • 23 目次・巻頭言
  • 24 NEWS ARCHIVES
  • 52 千里の道も一歩から ~編集長備忘録~
  • 53 【特集】 塾長の決断2024
  • 66 TOP LEADER Interview すべての人と社会に貢献できる企業へ。 VisualVisionグループ
  • 76 現代学習塾経営概論(19)
  • 79 日本教育ペンクラブ・リレー寄稿(368)
  • 80 疾風の如く(182) まつたに数学塾(京都府) 塾長 松谷 学 さん
  • 82 PAPER REVIEW(8)
  • 84 For Whom the 塾 Tolls(38)
  • 86 自ら動き出すチームにする方法(121) 中谷彰宏
  • 88 シン・ジュクジン(35)
  • 89 芸術見聞録(135)
  • 90 わが子、就学中(43)
  • 91 塾長の机
  • 92 為田裕行の「教育ICT行」(115)
  • 93 10¹⁵ PETA(43)
  • 95 Opinion from School(63)
  • 96 林明夫の「歩きながら考える」(230)
  • 98 塾ソムリエの講師研修指南 西村則康(名門指導会代表 塾ソムリエ)(57)
  • 100 私塾界インサイト(79)
  • 104 塾はどこから来たか、塾は何ものか、塾はどこへ行くのか―そして私(35)
  • 106 咲かせよ桜(115) 小林哲夫
  • 110 論点2024(10) 令和7年度 文部科学省概算要求のポイント
  • 114 編集後記
  • 116 Book Review
  • 118 塾長のためのガジェット講座

私塾界リーダーズフォーラム 2024 A/W【Generate】

配信アーカイブのご視聴は下記のURLへ

私塾界リーダーズフォーラム 2024 A/W 【Generate】 アーカイブ配信 閲覧フォーム

 

日夜アップデートを繰り返し、飛躍的な進化を続ける生成AI。今回のフォーラムではAI(人工知能)に限らず、新たに生成されるビジネスやソリューションに着目し、【Generate】をテーマに新時代の教育サービスを皆さまとともに考えてまいります。

Session 1【トークセッション】11:00-11:50
デジタルネイティブ世代の塾経営を生成する

株式会社学びエイド代表取締役廣政 愁一 氏
Manabie Japan合同会社Co – founder & CEO本間 拓也 氏
ELSA Japan合同会社日本法人代表玉置 俊也 氏

Session 2【ショーケースセッション①】11:50-12:20

最新の教材や教育プログラム、テクノロジーを活用した新しい学習方法など、多数の出展企業が参加予定です。 このセッションでは、最新の教育情報を一堂に集め、情報交換の機会を提供します。

Session3【トークセッション】12:30-13:20
企業の成長を加速させる新事業の生成

興学社学園グループ学園長池田 晃 氏
株式会社城南進学研究社専務取締役執行役員 COO千島 克哉 氏
株式会社イシド 石戸珠算学園代表取締役社長沼田 紀代美 氏

Session4【ショーケースセッション②】13:20-13:50

最新の教材や教育プログラム、テクノロジーを活用した新しい学習方法など、多数の出展企業が参加予定です。 このセッションでは、最新の教育情報を一堂に集め、情報交換の機会を提供します。

Session5【パネルディスカッション】14:00-15:30
生成AIと新世代の教育

文部科学省 初等中等教育局学校デジタル化プロジェクトチーム
学びの先端技術活用推進室
伊勢本 惇示 氏
株式会社ベネッセコーポレーションデータソリューション部 部長
一社団法人Generative AI Japan 理事)
國吉 啓介 氏
アマゾン ウェブ サービス ジャパン合同会社執行役員 パブリックセクター技術統括本部長
一般社団法人Generative AI Japan 理事)
瀧澤 与一 氏
早稲田大学 大学院教育学研究科高度教職実践専攻(教職大学院) 教授 田中 博之 氏

【主 催】株式会社私塾界/全国私塾情報センター 

会場

〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台4−6 御茶ノ水ソラシティ 2F
sola city Conference Center

月刊私塾界2024年9月号(通巻521号)

巻頭言

日本の多文化共生を支える日本語教育の展望

 文部科学省の調査によると、日本に住む外国籍の子どもたちの数は増加しており、多くが日本語教育の必要性を抱えているという。これは、公立学校に在籍する日本語指導が必要な子どもたちが過去最多を更新し、その数が6万9123人に達していることからも明らかだ。また、外国籍の子供たちの中には学校に通っていない不就学の可能性があるケースも8601人確認されている。

 この現状は、日本の教育システムにとって重大な課題となっている。民間の教育機関は、これらの課題に対して独自の解決策を提供することができるだろう。例えば、オンラインプラットフォームを活用した日本語教育や、多文化理解を深めるためのプログラムを導入することが考えられる。さらに、民間教育機関は、地域社会と連携して、これらの子供たちが社会に溶け込むための支援を強化することも可能だ。

 2040年に向けて、日本社会はさらに多様化していくことが予想される。この多様化を教育の場でどのように取り扱うかが、今後の教育政策の中心的なテーマの一つとなるだろう。日本に移住してくる家族や子供たちが直面する言語の壁を低減し、彼らが活躍できる環境を整えることは、教育機関の使命として今後確実に重要性を帯びてくる。

(如乙 一)

目次

  • 12 HOT TOPICS【一般選抜39.7%の衝撃!】大学受験の新たな成長市場「総合型・学校推薦型選抜のカリキュラム化」は、「幼・小・中」の低学年マーケティングで決まる!
  • 16 挑む私学 神戸星城高等学校
  • 19 目次・巻頭言
  • 20 NEWS ARCHIVES
  • 48 千里の道も一歩から ~編集長備忘録~
  • 50 【特集①】株式公開企業塾 2025年2・3月期 第1四半期(1Q)決算を読む
  • 60 【特集②】2024生徒募集
  • 72 企業研究(138) 株式会社DeltaX
  • 75 日本教育ペンクラブ・リレー寄稿(367)
  • 76 疾風の如く(181) GoTo早慶MARCH塾(東京都)塾長 後藤 進一 さん
  • 78 現代学習塾経営概論(18)
  • 80 For Whom the 塾 Tolls(37)
  • 82 自ら動き出すチームにする方法(120) 中谷彰宏
  • 84 シン・ジュクジン(34)
  • 85 芸術見聞録(134)
  • 86 わが子、就学中(42)
  • 87 塾長の机
  • 88 為田裕行の「教育ICT行」(114)
  • 89 10¹⁵ PETA(42)
  • 90 Opinion from School(62)
  • 92 林明夫の「歩きながら考える」(229)
  • 94 新・授業改革を目指して(140) 石川幸夫
  • 96 私塾界インサイト(78)
  • 100 塾はどこから来たか、塾は何ものか、塾はどこへ行くのか―そして私(34)
  • 102 咲かせよ桜(114) 小林哲夫
  • 106 論点2024(9) 「学校教師の働き方」これからどうなる?
  • 110 編集後記
  • 112 Book Review
  • 114 塾長のためのガジェット講座

月刊私塾界2024年8月号(通巻520号)

巻頭言

2040年に向けた日本の高等教育の再編

 文部科学省の最新試算によると、2040年頃には大学および短期大学の進学者数が毎年約2万3000人減少すると予測されている。これは少子化の進行によるもので、全国の大学・短期大学における新入生の定員に換算すると、約86・5校分の影響が出る計算になる。

 40年度ごろに大学進学を迎える19~23年に生まれた子供は、平均して前年度から約3万8000人減少する。これに23年度の大学・短大への進学率の61%を掛け、40年度ごろの大学・短大進学者の減少数の予測値を出した。23年度の大学・短大計1070校の入学定員の中央値を270人と設定。留学生や社会人などは含まない。

 この状況に直面して、高等教育機関の再編や統合が急務となっている。中央教育審議会は、高等教育のあり方に関する中間まとめを発表し、今後の具体的な議論を秋以降に予定している。高等教育全体を適正な規模に調整するための措置として、留学生や社会人学生の受け入れ促進、および学生確保の見通しを踏まえた設置認可審査の厳格化が提案されている。

 この大きな変革期において、教育機関は新たなチャレンジを迫られている。特に、学生数の減少に直面する中で、どのように教育の質を維持し向上させるかが重要な課題となる。また、教育の国際化を推進し、より多様な学生層を取り込むことで、日本の高等教育が持続可能な未来を築くための基盤を強化する必要があるだろう。(如乙 一)

目次

  • 16 CatchUp 小中部門と高校部門が連携し次なる高みへ
  • 24 HOT TOPICS1 株式会社サインウェーブ主催の英検®対策無料オンラインセミナー開催 英検®2024年度のリニューアル内容と効果的な勉強法 
  • 26 HOT TOPICS2 個学舎 創立 周年記念式典
  • 28 HOT TOPICS3【特別掲載】人財採用の新時代が到来!「職場を腐らす人を見抜く10の問い」とは?
  • 32 挑む私学 同志社中学校・高等学校
  • 35 目次・巻頭言
  • 36 NEWS ARCHIVES
  • 64 千里の道も一歩から ~編集長備忘録~
  • 65 【特集】私塾界リーダーズフォーラム2024S/S
  • 78 TOP LEADER Interview  独立自尊の社会・世界に 貢献する人財を育成する 株式会社 ナガセ
  • 90 現代学習塾経営概論(17)
  • 95 日本教育ペンクラブ・リレー寄稿(366)
  • 96 疾風の如く(180) あすれっぷ学習塾(兵庫県) 塾長 花井 淨 さん
  • 98 PAPER REVIEW(7)
  • 100 For Whom the 塾 Tolls(36)
  • 102 自ら動き出すチームにする方法(119) 中谷彰宏
  • 104 シン・ジュクジン(33)
  • 105 芸術見聞録(133)
  • 106 わが子、就学中(41)
  • 107 塾長の机
  • 108 為田裕行の「教育ICT行」(113)
  • 109 10¹⁵ PETA(41)
  • 110 Opinion from School(61)
  • 112 林明夫の「歩きながら考える」(228)
  • 114 塾ソムリエの講師研修指南 西村則康(名門指導会代表 塾ソムリエ)(56)
  • 116 私塾界インサイト(77)
  • 120 塾はどこから来たか、塾は何ものか、塾はどこへ行くのか―そして私(33)
  • 122 咲かせよ桜(113) 小林哲夫
  • 126 論点2024(8) あまり知られていない、教育振興基本計画
  • 130 編集後記
  • 132 Book Review
  • 134 塾長のためのガジェット講座

月刊私塾界2024年7月号(通巻519号)

巻頭言

より安全な学習環境を目指して
 この夏、全国の教育サービス事業者は重要な節目を迎えることになる。子供と接する仕事に就く者の性犯罪歴を事業者が確認できる「日本版DBS」法案が参議院内閣委員会で可決され、近年増加している教育現場での性犯罪を防ぐための新たな歩みが始まろうとしている。
 この制度は、特に学校や学習塾などの教育機関で働く約230万人の職員に影響を与え、子供たちの安全を確保するための重要なステップとなるだろう。
「日本版DBS」導入のメリットは明らかだ。教育現場での安全が強化され、保護者や生徒にとっては通っている教室の信頼性の向上に繋がる。しかし、このシステムは性犯罪歴がある者の就労に制限を加える点で、職業選択の自由への影響も懸念されている。さらに、性的動機が不明確な犯罪に対する線引きや、誤認識の可能性も課題として残る。
 教育サービス事業者は今後、この制度の適正な運用と、課題への対応策を検討しながら、すべての子供が安心して学べる環境を整えることが求められることになる。
 教育に携わる者としては、新たな責任を果たすとともに、常に変化する社会のニーズに応じた教育の質を高める努力を続けなければならない。
 法案の施行まで時間があるものの、教育サービス事業者はすぐに安全な学習環境を確保するための準備と対策を開始すべきだろう。
 これは、単なる法的義務を超え、子供たちへの責任を果たし、教育機関の信頼を守るためにも不可欠だ。

(如乙 一)

目次

  • 14 HOT TOPICS1 教え方日本一を競う全国模擬授業大会が開催
  • 16 HOT TOPICS2 教育の未来を築く日本教育士検定およ び全国名教師授業大会が開催
  • 18 HOT TOPICS3さらば偏差値! 時代は「正解」から「探究」へ 元祖AO・推薦合格エンジン[H100]が育む「真の 人財」とは?
  • 24 挑む私学 大阪偕星学園高等学校
  • 27 目次・巻頭言
  • 28 NEWS ARCHIVES
  • 56 千里の道も一歩から ~編集長備忘録~
  • 57 【特集】 新課程入試
  • 72 TOP LEADER Interview  幼児期に考える力の土台を構築。株式会社 幼児教育実践研究所
  • 83 日本教育ペンクラブ・リレー寄稿(365)
  • 84 疾風の如く(179)高木塾(京都府) 代表 高木 宏章 さん
  • 86 現代学習塾経営概論(16)
  • 88 For Whom the 塾 Tolls(35)
  • 90 自ら動き出すチームにする方法(118) 中谷彰宏
  • 92 シン・ジュクジン(32)
  • 93 芸術見聞録(132)
  • 94 わが子、就学中(40)
  • 95 塾長の机
  • 96 為田裕行の「教育ICT行」(112)
  • 97 10¹⁵ PETA(40)
  • 99 Opinion from School(60)
  • 100 林明夫の「歩きながら考える」(227)
  • 102 新・授業改革を目指して(139) 石川幸夫
  • 104 私塾界インサイト(76)
  • 108 塾はどこから来たか、塾は何ものか、塾はどこへ行くのか―そして私(32)
  • 110 咲かせよ桜(112) 小林哲夫
  • 114 論点2024(7) 外国人児童生徒等の教育について
  • 118 編集後記
  • 120 Book Review
  • 122 塾長のためのガジェット講座