Category: 月刊私塾界最新号

月刊私塾界2017年12月号(通巻440号)

巻頭言

米アマゾンが第二本社を北米に造る構想を明らかにした。カナダを含む北米の都市から提案を受け付ける。人口100万人以上、高速道路や空港から近い、テクノロジー系の人々が居着きたくなるなど幾つかの条件がある。ボストン、デンバー、フェニックスなど100以上の都市が名乗りを上げた。
規模が凄い。計画は三つのフェーズからなる。27年以降に最終フェーズが完了すると、延べ床面積約74万3千㎡(東京ドーム約16個分)、総投資額50億ドル、5万人の雇用を生み出すことになる。
アマゾンは当初黒字化することなく、どのように発展するか皆目見当がつかなかった人が多かった。
最近、リクルートホールディングスの17年3月期有価証券報告書を詳細に読んだ。売上は前年度から約2500億円増加し、約1兆8400億円。巨大だ。
130ページ以上に及ぶ報告書の中に、スタディサプリに関する記述は僅か2行しかない。
別資料(EdTech Media「スタディサプリの有料会員数は23.7万人」)を見ると、16年12月の有料会員数は23.7万人とある。しかし、その会員が1年間受講継続したとしても、売上は10億円程度。全体の0.05%でしかない。だから有報での記述が少ないのだ。(今年度有料会員数は40万人を超えたようだ。日経ビジネスオンライン「スタディサプリは教育産業に『革命』を起こすか」)
学習塾業界の多くの人が、業界に与える影響を軽視してきた。
しかし、決して侮ること勿れ。
良いお年を。

(如己 一)

目次

  • 8 CatchUp01 株式会社熱き情熱コーポレーション
    1店舗の生徒数を増やすことで、着実に成長を遂げる
  • 10 CatchUp02 株式会社5コーポレーション
    広島を中心に躍進を遂げる、新タイプの個別指導塾
  • 12 CatchUp03 進学塾ブレスト
    創業から10年を機に、さらなる高みへ
  • 14 CatchUp04 株式会社アーテック
    子供たちの自分で考える力を育む画期的なプログラム
  • 16 挑む私学 1 文化学園大学杉並中学・高等学校
  • 19 目次・巻頭言
  • 20 NEWS ARCHIVES
  • 38 千里の道も一歩から ~編集長備忘録~
  • 39 【特集①】
    変わる!日本の英語教育
  • 48 【特集②】
    株式公開企業塾 2017年2・3月期
    第2四半期決算を読む
  • 56 HOT TOPICS 1
    明治維新150年を目前に活気づく佐賀
    塾の日シンポジウム2017を開催
  • 58 HOT TOPICS 2
    敗者復活からグランドチャンピオンを制す、ドラマティックな大会
  • 60 Special Report 1
    成基学園創立55周年を記念して
    「未来をつくる人をつくる会議2017」を開催
  • 62 TOP LEADER Interview
    進化し続ける、九州の雄
    英進館株式会社
  • 68 Special Report 2
    ロボット・プログラミング教室、AI・ICTの活用による
    学習意欲の喚起・管理をテーマに
    教育ICTカンファレンス 2017を開催
  • 78 挑む私学 2 AICJ中学・高等学校
  • 80 教育サービス業界 企業研究(62) 株式会社ドゥ・クエスト
  • 82 日本教育ペンクラブ・リレー寄稿(287)
  • 84 疾風の如く(101)株式会社ヒットエンドラン(静岡県)代表取締役 濱田 光宏さん
  • 86 好機到来(32)こどもラボ御所東教室塾長 寺田明美さん
  • 88 新米塾長のための「学習塾経営基礎講座」(56)
  • 90 白書界隈徘徊話(33) 西村克之
  • 92 自ら動き出すチームにする方法(39) 中谷彰宏
  • 94 陥穽葉書(9)
  • 96 もしも科学の視点が塾であったなら(7)
  • 98 塾の家計簿(7)
  • 100 新米塾長のための「部下とサシで行きたいごはん屋さん」(54)
  • 101 芸術見聞録(53)
  • 102 高校生からの子育てハイウェイ(32)
  • 103 塾長の机
  • 104 為田裕行の「教育ICT行」(33)
  • 106 塾ソムリエの講師研修指南 西村則康(名門指導会代表 塾ソムリエ)(16)
  • 108 林明夫の「歩きながら考える」(148)
  • 110 塾悟性論(9)
  • 112 咲かせよ桜(36) 小林哲夫
  • 116 未之知也(いまだこれ知らざるなり)(56)
  • 118 論点2017(12) 姿を見せ始めた新たな教職課程
  • 122 編集後記
  • 124 Book Review
  • 126 塾長のためのガジェット講座

月刊私塾界2017年11月号(通巻439号)

巻頭言

丸和運輸機関、ファイズ、SBS即配サポートという企業をご存知だろうか。
 宅配最大手ヤマト運輸は今春、荷物の取扱量を制限すると同時に、当日配送を縮小すると発表し、荷主との交渉を進めている。
 しかし、ヤマト運輸最大の荷主であるアマゾンは、当日配送を含むスピード配送を一層強化する方向だ。特徴的なのが「プライムナウ」である。配送拠点を増やし、サービス地域を拡大する。その配送を担っている企業が、冒頭に挙げた三社などである。
 各社とも新たなロジックでイノベーションに邁進する。宅配版ウーバーのような企業もある。
 翻って学習塾業界を見る。数多の企業が、規模の大小を問わず、イノベーションに取り組んでいる。そして、成果を挙げる。
 子ども人口(15歳未満人口)は75年から連続で減少している。ピークの60%以下にまで減った。しかし、「学習塾白書」にあるように、市場規模は縮小していない。10年スパンでみれば、拡大している。それは、各塾がイノベーションに取り組み、新たな市場ニーズを開拓しているからだ。
 自動車業界では、二つのイノベーションが進む。電気自動車と自動運転だ。日米欧中の企業が鎬を削る。グーグルなど異業種からも参戦する。
 しかし、その流れに棹差す企業がある。スバルである。自動運転は追求しないと宣言している。企業規模から二兎を追えないと云う。
 さて、読者諸兄はどのような取組をお考えだろうか。

(如己 一)

目次

  • 8 CatchUp01 一般社団法人 実践行動学研究所 県下No.1進学塾がレジリエンス・トレーニングプログラムを導入。その理由とは?
  • 10 CatchUp02 緑風塾  幼児教育と英語教育に力点を置いて
  • 12 CatchUp03 大妻中野高等学校 ライティングの指導で真の英語力を育む
  • 14 CatchUp04 株式会社ガウディア子供が楽しく、保護者が満足し、先生が喜びをもって指導できる教室を目指して
  • 16 挑む私学 1 蒼開中学校・高等学校
  • 19 目次・巻頭言
  • 20 NEWS ARCHIVES
  • 42 千里の道も一歩から ~編集長備忘録~
  • 43 【特集】 教育ICT考 2017autumn/winter
  • 52 HOT TOPICS 1教育者としての在り方を見直す「興学社大学」
  • 54 HOT TOPICS 2 次世代型英語教育について考える
  • 56 Special Report 大学入試センターシンポジウム 大学入学者選抜の新展開 新共通テストの課題と個別選抜改革の方向性
  • 60 TOP LEADER Interview 株式会社やる気スイッチグループホールディングス 投資ファンドとの提携による〝第二創業〞でさらる成長を
  • 68 挑む私学 2 鷗友学園女子中学高等学校
  • 70 挑む私学 3 八雲学園中学校高等学校
  • 72 教育サービス業界 企業研究(61) 株式会社桐原書店
  • 75 日本教育ペンクラブ・リレー寄稿(286)
  • 76 疾風の如く(100)学友外国語学院こども塾(大阪府)塾長 岡田 真理子さん
  • 78 好機到来(31)キッズアイランド 代表 堺谷 武志さん
  • 80 新米塾長のための「学習塾経営基礎講座」(55)
  • 82 白書界隈徘徊話(32) 西村克之
  • 84 自ら動き出すチームにする方法(38) 中谷彰宏
  • 86 陥穽葉書(8)
  • 88 もしも科学の視点が塾であったなら(6)
  • 90 塾の家計簿(6)
  • 92 新米塾長のための「部下とサシで行きたいごはん屋さん」(53)
  • 93 芸術見聞録(52)
  • 94 高校生からの子育てハイウェイ(31)
  • 95 塾長の机
  • 96 為田裕行の「教育ICT行」(32)
  • 98 新・授業改革を目指して(99) 石川幸夫
  • 100 林明夫の「歩きながら考える」(147)
  • 102 塾悟性論(8)
  • 104 咲かせよ桜(35) 小林哲夫
  • 108 未之知也(いまだこれ知らざるなり)(55)
  • 110 論点2017(11) 必要にも拘らず増えないスクールソーシャルワーカー
  • 114 編集後記
  • 116 Book Review
  • 118 塾長のためのガジェット講座
  • 月刊私塾界2017年10月号(通巻438号)

    巻頭言

    夏期講習の生徒募集、そしてその9月継続は如何でしたでしょうか。間もなく年間で最も多くの生徒を抱える時期。同時に勉強の秋を迎える。入試本番に向け、準備怠りないことと拝察する。
     本誌8月号「未之知也」文部科学省初等中等教育局教育課程課長(取材当時)合田哲雄氏へのインタビューを読まれた感想や如何に(後編は今号に掲載)。
     20年度から順次導入される新学習指導要領について、読者諸兄は熟知されていると思われる。それに関する知識、抱いているイメージに比し、課長の発言はどのように映っただろうか。
     筆者には驚きを禁じ得ない内容であった。
     新学習指導要領にあるプログラミング学習やアクティブ・ラーニング等々に関する受止めとの差異である。筆者はこれまで、それら導入について、00年から始まった「総合的な学習の時間」開始時のデジャヴュを見ているように思えていた。お上からお達しはするが、具体的な方法は現場の創意工夫に任せる、と。幸い、現場教師の努力で乗り越えた。その結果は、PISAやTIMSSで示された。
     新学習指導要領を熟すのも現場任せに映っていた。
     しかし、課長発言は全く異なる。用意周到に準備されている。また、現場教師、管理職、地域住民へも、今後丁寧に説明していく、と言う。そうであれば、心配は杞憂に終わる。そう願いたい。
     然るに、新学習指導要領導入に対する準備や如何に。文科省の動向を注視しつつ、ゆめゆめ準備を怠ること勿れ。

    (如己 一)

    目次

  • 8 CatchUp01 株式会社鷗州コーポレーション 子供の人生を応援する、ブレない思い
  • 12 CatchUp02 株式会社エナジード
      ENAGEEDが描く次世代型キャリア教育の到来
  • 14 CatchUp03 株式会社COMPASS
      学力向上だけでなく、多彩なメリットが得られる「Qubena」
  • 16 挑む私学 中村中学校・高等学校
  • 19 目次・巻頭言
  • 20 NEWS ARCHIVES
  • 44 千里の道も一歩から ~編集長備忘録~
  • 45 【特集】会社を成長させる
           資金調達の新たな選択肢
  • 54 Special Report
       私塾界エグゼクティブセミナー2017
       〔幼児・児童の非認知能力を9つまでにいかに育てるか〕
  • 62 HOT TOPICS
       玉井式のさらなる発展を「全国玉井式研修セミナー」
  • 64 TOP LEADER Interview
       株式会社明光ネットワークジャパン
       自立した人材を社会に送り出す。
  • 68 Special Report教育再生実行連絡協議会 劇的に変化する時代。今こそ〝志〟を掲げよ!
  • 72 教育サービス業界 企業研究(60) キッズダイアリー株式会社
  • 75 日本教育ペンクラブ・リレー寄稿(285)
  • 76 疾風の如く(99)学習塾レッツ 高等部(愛知県) 校舎長 平林 明日樹さん
  • 78 好機到来(30)個別指導学院ヒーローズ 御前崎校 代表 髙野 健一郎さん
  • 80 新米塾長のための「学習塾経営基礎講座」(54)
  • 82 白書界隈徘徊話(31) 西村克之
  • 84 自ら動き出すチームにする方法(37) 中谷彰宏
  • 86 陥穽葉書(7)
  • 88 もしも科学の視点が塾であったなら(5)
  • 90 塾の家計簿(5)
  • 92 新米塾長のための「部下とサシで行きたいごはん屋さん」(51)
  • 93 芸術見聞録(51)
  • 94 高校生からの子育てハイウェイ(30)
  • 95 塾長の机
  • 96 為田裕行の「教育ICT行」(31)
  • 98 塾ソムリエの講師研修指南 西村則康(名門指導会代表 塾ソムリエ)(15)
  • 100 林明夫の「歩きながら考える」(146)
  • 102 塾悟性論(7)
  • 104 咲かせよ桜(34) 小林哲夫
  • 108 未之知也(いまだこれ知らざるなり)(54)
  • 110 論点2017(10) よく分からない研究会。「平成30年度以降の子供の学習費調査に関する研究会」
  • 114 編集後記
  • 116 Book Review
  • 118 塾長のためのガジェット講座
  • 月刊私塾界2017年9月号(通巻437号)

    巻頭言

    夏期講習の生徒募集、そしてその9月継続は如何でしたでしょうか。間もなく年間で最も多くの生徒を抱える時期。同時に勉強の秋を迎える。入試本番に向け、準備怠りないことと拝察する。
     本誌8月号「未之知也」文部科学省初等中等教育局教育課程課長(取材当時)合田哲雄氏へのインタビューを読まれた感想や如何に(後編は今号に掲載)。
     20年度から順次導入される新学習指導要領について、読者諸兄は熟知されていると思われる。それに関する知識、抱いているイメージに比し、課長の発言はどのように映っただろうか。
     筆者には驚きを禁じ得ない内容であった。
     新学習指導要領にあるプログラミング学習やアクティブ・ラーニング等々に関する受止めとの差異である。筆者はこれまで、それら導入について、00年から始まった「総合的な学習の時間」開始時のデジャヴュを見ているように思えていた。お上からお達しはするが、具体的な方法は現場の創意工夫に任せる、と。幸い、現場教師の努力で乗り越えた。その結果は、PISAやTIMSSで示された。
     新学習指導要領を熟すのも現場任せに映っていた。
     しかし、課長発言は全く異なる。用意周到に準備されている。また、現場教師、管理職、地域住民へも、今後丁寧に説明していく、と言う。そうであれば、心配は杞憂に終わる。そう願いたい。
     然るに、新学習指導要領導入に対する準備や如何に。文科省の動向を注視しつつ、ゆめゆめ準備を怠ること勿れ。

    (如己 一)

    目次

  • 8 CatchUp01 株式会社FCEエデュケーション
  • 先生が変わる! 生徒が変わる! 塾が変わる!アクティブラーナーを養成する新プログラム
  • 10 CatchUp02 株式会社興学社
  • AIを搭載した教材Qubenaの有効性に迫る
  • 12 CatchUp03 株式会社アレック
  • 脳が生み出す学習意欲に目を向け、学習効果や意欲、集中力を強化する「セレンブレイン」とは?
  • 14 CatchUp04
  • ジェムスクール地域のために最高の教育環境をつくる
  • 16 挑む私学 目白研心中学校・高等学校
  • 19 目次・巻頭言
  • 20 NEWS ARCHIVES
  • 44 千里の道も一歩から ~編集長備忘録~
  • 45 【特集①】株式公開塾の2018年2月・3月期第1四半期決算を読む
  • 54 【特集②】手を打たずして成長はナシ 塾経営の新潮流を捉える
  • 60 Special Report
       探究学習の可能性と国際バカロレア(ⅠB)について語るシンポジウム

  • 64 TOP LEADER Company
       株式会社臨海
       教育とは共育。生徒の成長が、また講師を成長させる。

  • 71 CatchUp05 FLENS株式会社
       小学部の新たな魅力作りにFLENSを活用

  • 76 新世紀幼児教育考
       「AI時代」に必要な幼児教育とは?

  • 80 教育サービス業界 企業研究(59) ウェブリオ株式会社
  • 83 日本教育ペンクラブ・リレー寄稿(284)
  • 84 疾風の如く(98)株式会社 パクスジャポニカ(大阪府)代表取締役 足立 将一さん
  • 86 好機到来(29)個別指導玉川キッズ  代表 山口 さち子さん
  • 88 新米塾長のための「学習塾経営基礎講座」(53)
  • 90 白書界隈徘徊話(30) 西村克之
  • 92 自ら動き出すチームにする方法(36) 中谷彰宏
  • 94 陥穽葉書(6)
  • 96 もしも科学の視点が塾であったなら(4)
  • 98 塾の家計簿(4)
  • 100 新米塾長のための「部下とサシで行きたいごはん屋さん」(50)
  • 101 芸術見聞録(50)
  • 102 高校生からの子育てハイウェイ(29)
  • 103 塾長の机
  • 104 為田裕行の「教育ICT行」(30)
  • 106 新・授業改革を目指して(98) 石川幸夫
  • 108 林明夫の「歩きながら考える」(145)
  • 110 塾悟性論(6)
  • 112 咲かせよ桜(33) 小林哲夫
  • 116 未之知也(いまだこれ知らざるなり)(53)
  • 118 論点2017(9) 肩透かしに終わるか、「フリースクール等に関する検討会議」
  • 122 編集後記
  • 124 Book Review
  • 126 塾長のためのガジェット講座
  • 月刊私塾界2017年8月号(通巻436号)

    巻頭言

    経済産業省の若手官僚たちが、5月中旬「産業構造審議会総会」において政策提言「不安な個人、立ちすくむ国家」を発表した。同省ウェブサイトで公表してから約1ヶ月間で、ダウンロード数は120万件を突破する。官庁の政策提言としては異例の広がりを見せる。

    多くの人が関心を寄せるのは、所謂「霞が関文学」を廃し、図表等で示すことにより、インパクトを与えつつ、分かり易く伝えているからだ。更に、内容が一度は失敗した日本の構造改革に関する、新たなパラダイムを示そうとしているからでもある。そして、「従来の延長線上で個別制度を少しずつ手直しするのではなく、今こそ、社会の仕組みを新しい価値観に基づいて抜本的に組み替える」と宣言しているからだ。尤も解決に向けた具体案はない。これが批判の対象になっている。また、省庁を横断する政策提言のため、現実化には高いハードルが待ち構えていることも確かだ。

    似たような期待感を抱かせた「高大接続システム改革会議」の提言は、竜頭蛇尾に帰す可能性がある。5月に公表された「高大接続改革の進捗状況について」を見れば分かる。特に「高校生のための基礎診断(仮称)」にそれが強く読み取れる。

    教育全体に関し、学習塾業界から「抜本的に組み替える」ような提言ができないものであろうか。教育のICT化やアクティブ・ラーニング等で、公教育の一歩も二歩も先を進んでいるからこその提言である。パラダイムシフトはお手の物なのであるから。

    (如己 一)

    目次

  • 14 CatchUp01 CAIシステム株式会社
      スピーキング力を上げるために 外国人講師の確保から教室運営までオールインワンの「SKメソッド」
  • 16 CatchUp02 株式会社学究社
      社外から後継者を選任、分野別のナンバーワン目指す 学究社・河端真一会長
  • 20 CatchUp03 東京家政大学附属女子中学校高等学校
      新校長が語る東京家政大学附属女子中学校高等学校の改革
  • 22 CatchUp04 株式会社みらいじゅ
      放課後等デイサービスにオンライン英会話を導入
  • 24 挑む私学 四日市メリノール学院
  • 27 目次・巻頭言
  • 28 NEWS ARCHIVES
  • 52 千里の道も一歩から ~編集長備忘録~
  • 53 【特集】企業が永続的に成長するために
       はじめてますか? 継承の準備
  • 62 HOT TOPICS 1
       広がりつつある学習支援事業の効果に迫る
  • 66 HOT TOPICS 2
       地球市民の育成に取り組むオランダの教育に学ぶ
  • 68 TOP LEADER Company
       ナガセグループ
       独立自尊の社会・世界に貢献する人財を育成する
  • 78 少し先の日本の教育の未来を考える~現場編~
       心と能力を同時に高めるメソッド
       保育園で何が起こっているのか?
  • 80 Special Report
       私塾界リーダーズフォーラム2017s/s ICT×幼児
  • 88 教育サービス業界 企業研究(58) 株式会社学書
  • 91 日本教育ペンクラブ・リレー寄稿(283)
  • 92 疾風の如く(97)
      ユニバースクール(神奈川県)
      代表 湯浅 浩章さん
  • 94 好機到来(28)
      株式会社グリーンスター
      代表 川口 力哉さん
  • 96 新米塾長のための「学習塾経営基礎講座」(52)
  • 98 白書界隈徘徊話(29) 西村克之
  • 100 自ら動き出すチームにする方法(35) 中谷彰宏
  • 102 陥穽葉書(5)
  • 104 もしも科学の視点が塾であったなら(3)
  • 106 塾の家計簿(3)
  • 108 新米塾長のための「部下とサシで行きたいごはん屋さん」(49)
  • 109 芸術見聞録(49)
  • 110 高校生からの子育てハイウェイ(28)
  • 111 塾長の机
  • 112 為田裕行の「教育ICT行」(29)
  • 114 塾ソムリエの講師研修指南 西村則康(名門指導会代表 塾ソムリエ)(14)
  • 116 林明夫の「歩きながら考える」(144)
  • 118 塾悟性論(5)
  • 120 咲かせよ桜(32) 小林哲夫
  • 124 未之知也(いまだこれ知らざるなり)(52)
  • 126 論点2017(8) 肩透かしに終わるか、「フリースクール等に関する検討会議」
  • 130 編集後記
  • 132 Book Review
  • 134 塾長のためのガジェット講座
  • 月刊私塾界2017年7月号(通巻435号)

    巻頭言

    第3次AIブームと云われて久しい。これは爆発的に普及したインターネットとともに、ビッグデータを使った機械学習が広がり、更にディープラーニングの開発により拍車がかかる。
     しかし、AIと言えばGoogleやIBM、マイクロソフトなどが代表的企業で、日本企業の名は出て来ない。この彼我の差や如何に。答えは、若手が権限や発言権を持っているかどうかに因る。硬くなってしまった頭では、新しい世界を創造、想像できない。
     ノーベル物理学賞に輝く天野 教授は、24歳時の窒化ガリウム結晶創製という研究成果で受賞した。アインシュタインは25歳時の研究で受賞した。アップルやマイクロソフトの創業者が頭角を現すのも20代前半である。
     学習塾業界でも同じような現象が起きている。AIを利用したアダプティブラーニング、探求学習、ICTをフル活用した英語教育、そして授業料無料の学習塾などなど。皆20代から30代半ばの方が立ち上げている。どれも斬新なアイデア満載だ。古い世代では及びもつかないフォーマットである。
     彼ら彼女らに共通することがある。世の中を変えようとする強い意志、利益一辺倒でない、基本的にオープンソースであり独占しない、アライアンスに対してもオープン、覇権を目指さないなどだ。
     AIが普及し、多くの仕事がなくなると云われるが、前記のようなマインドであれば、恐れることは無い。そして社会を変革することを期待する。読者諸兄もチャレンジを。

    (如己 一)

    目次

  • 6 CatchUp01 株式会社学研アイズ
      合格実績にこだわり続けながら、未来を見据えた教育も積極的に導入
  • 8 CatchUp02 株式会社もものはな
      小学生のうちから医学部を目指す子を育てる塾
  • 10 CatchUp03 KEC近畿教育学院
      「〝英語に強い〟KEC教育グループ」の英語教育改革
  • 12 挑む大学 武蔵大学
  • 16 挑む私学 夙川学院中学校・高等学校
  • 19 目次・巻頭言
  • 20 NEWS ARCHIVES
  • 44 千里の道も一歩から ~編集長備忘録~
  • 45 【特集①】株式公開企業塾
       2017年2・3月期決算を読む
  • 54 【特集②】アジアは新たな市場となり得るか?
       教育サービスの海外進出
  • 62 HOT TOPICS 1
       塾業界の労働環境向上のために
       「安心塾バイト認証制度」に存在感
  • 64 HOT TOPICS 2
       順位は決めない、選りすぐりの講師が
       洗練された授業を披露する
  • 66 HOT TOPICS 3
       講師たちの熱気がほとばしる
       第12回全国模擬授業大会、栃木で開催
  • 70 続・特別インタビュー
       ピグマリオン学育研究所 所長 伊藤 恭 氏
       浜学園グループの幼児教育を支え続けてきた
       メソッド、ついに全国展開へ
  • 72 教育サービス業界 企業研究(57) 株式会社サン・ロワ
  • 75 日本教育ペンクラブ・リレー寄稿(282)
  • 76 疾風の如く(96)創心館(大阪府)共同代表 安延 伸悟さん 白数 大介さん
  • 78 好機到来(27)株式会社パラリア 代表 浅見 貴則さん
  • 80 新米塾長のための「学習塾経営基礎講座」(51)
  • 82 白書界隈徘徊話(28) 西村克之
  • 84 自ら動き出すチームにする方法(34) 中谷彰宏
  • 86 陥穽葉書(4)
  • 88 もしも科学の視点が塾であったなら(2)
  • 90 塾の家計簿(2)
  • 92 新米塾長のための「部下とサシで行きたいごはん屋さん」(48)
  • 93 芸術見聞録(48)
  • 94 高校生からの子育てハイウェイ(27)
  • 95 塾長の机
  • 96 為田裕行の「教育ICT行」(28)
  • 98 新・授業改革を目指して(97) 石川幸夫
  • 100 林明夫の「歩きながら考える」(143)
  • 102 塾悟性論(4)
  • 104 咲かせよ桜(31) 小林哲夫
  • 108 未之知也(いまだこれ知らざるなり)(51)
  • 110 論点2017(7) 国立大学教育学部附属校縮小から見えてくるもの
  • 114 編集後記
  • 116 Book Review
  • 118 塾長のためのガジェット講座
  • 月刊私塾界2017年6月号(通巻434号)

    巻頭言

    今年度の夏期行事には、何か新機軸がおありだろうか。昨年同様では世の中から取り残される。ましてや例年通りでは、変化が早い現代社会で何周も遅れをとってしまう。退歩と同じである。
     アクティブ・ラーニング、アダプティヴラーニング、プログラミング教育、STEM、STEAM、探究学習、英語4技能等々。ICTを駆使したもの、伝統的な紙媒体を使用した教材やシステム。これまた多岐に渡る。しかも毎年ヴァージョンアップされる。
     何をどう選び導入するか、大いに悩む。研究が必要である。
     少々時期が遅いかも知れぬが、今年の夏期行事で何かを試してみては如何だろうか。通年授業導入には二の足を踏むとしても、単発の講座で実験してみてはどうか。
     実験導入すれば、実体験として評価できる。1日3コマ、4日間の講座を組めば、約3ヶ月分の授業時間に相当し、効果測定も可能だ。繰り返しが必要なものは、長期で組めば良い。実験方法は他にもある。工夫してみては如何か。
     導入効果に懐疑的であれば、授業料無料で、一部の生徒に対してだけ実施すれば良い。
     数百年続く老舗も、日々商品開発に励む。常に改革に勤しむ。そうでなければ時代の変化に置いていかれる。
    変えてはならないものは勿論ある。しかし、変えなければならないものも沢山ある。
    学習塾も同じだ。時には、教育理念や経営理念でさえ見直さなければならない場合がある。奮闘を期待する。

    (如己 一)

    目次

  • 6 CatchUp01 T-KIDS株式会社
      自由に選べる、新しい学びのスタイルを
  • 8 CatchUp02 和光高等学校
      ICTを活用したアクティブ・ラーニング
  • 10 CatchUp03 翼学院グループ
      学習指導と福祉のワンストップサービスで支える
  • 12 挑む大学 聖徳大学・聖徳大学短期大学部
  • 16 挑む私学 聖徳大学附属女子中学校・高等学校
  • 19 目次・巻頭言
  • 20 NEWS ARCHIVES
  • 44 千里の道も一歩から ~編集長備忘録~
  • 45 【特集】教育ICT 考 2017spring/summer
      アダプティブラーニングの実力はいかに
  • 58 CatchUp04 株式会社アスデザイン
      新たなアニメーションソリューションとスマートスタディの活用
  • 60 CatchUp05 文教学院
      世田谷から世界の子供たちを支える
  • 62 協心塾力 株式会社理究
      教育ICTサービスを最大限に活用
  • 64 TOP LEADER Company 株式会社成学社
       “育”の分野で社会貢献を果たす、それが最大のミッション。
  • 72 特別インタビュー
       ピグマリオン学育研究所 所長 伊藤 恭 氏
  •    関西の幼児教育の雄、全国の学習塾との共同事業を強化

  • 76 Special Report 探究学習を〝探究〟する教育サミットが開催
  • 78 挑む私学 鈴鹿中等教育学校
  • 80 教育サービス業界 企業研究(56) グローバル・コミュニケーション&テスティング
  • 83 日本教育ペンクラブ・リレー寄稿(281)
  • 84 疾風の如く(95)Study Room(京都府)原田 翔一さん
  • 86 好機到来(26)株式会社CLフォーラム.代表 遠藤 悠記さん
  • 88 新米塾長のための「学習塾経営基礎講座」(50)
  • 90 白書界隈徘徊話(27) 西村克之
  • 92 自ら動き出すチームにする方法(33) 中谷彰宏
  • 94 陥穽葉書(3)
  • 96【新連載】もしも科学の視点が塾であったなら
  • 98【新連載】塾の家計簿
  • 100 新米塾長のための「部下とサシで行きたいごはん屋さん」(47)
  • 101 芸術見聞録(47)
  • 102 高校生からの子育てハイウェイ(26)
  • 103 クロスワードパズル「塾長の机」
  • 104 為田裕行の「教育ICT行」(27)
  • 106 塾ソムリエの講師研修指南 西村則康(名門指導会代表 塾ソムリエ)(13)
  • 108 林明夫の「歩きながら考える」(142)
  • 110 塾悟性論(3)
  • 112 咲かせよ桜(30) 小林哲夫
  • 116 未之知也(いまだこれ知らざるなり)(50)
  • 118 論点2017(6) インターナショナルスクールとは?
       そして、設立しよう!プリスクール型インターナショナルスクール
  • 122 編集後記
  • 124 Book Review
  • 126 塾長のためのガジェット講座
  • 月刊私塾界2017年5月号(通巻433号)

    巻頭言

    合格の知らせに歓喜し、周到に準備された新年度生募集に成功した春だったと拝察する。そんな満足感に浸り、少し静かな日常を、来る夏期行事に向け英気を養っている諸兄の姿が目に浮かぶ。学習塾にとり、数少ない落ち着いた日々だ。
     そんなとき、教育や経営以外の分野に目を向けてはどうだろうか。
    小説、それも海外の作家が書いたもの。異なる文化や価値観に触れ、何かに気付かされる。
     美術館や博物館へ足を運ぶのも一興だ。本誌「芸術見聞録」を参考にしてもいい。或は普段行くことが叶わない、遠く離れた土地にあるそれらを訪ねるも良し。外国まで足を延ばすことができれば、尚良しである。
     更にお勧めは、日本の古典芸能を鑑賞することだ。能、狂言、歌舞伎、浄瑠璃は如何であろうか。殆ど触れたことがないと推察する。特に男性読者は。歌舞伎座の客席を眺めれば、九割以上は女性だ。能や狂言は中学高校時代に、課外活動の一環として、居眠りしながら観ただけではないだろうか。
     日本人ビジネスパーソンは教養が低いと揶揄される由縁である。欧米のエリートと話すと痛感する。仕事以外何もできないし、知らない、と女性に蔑まれる理由だ。
     リラックスし、気分転換することは大切だ。視野を広げること、刺激を受けることで、新たな気付き、新たな自分を発見するであろう。人生の醍醐味でもある。
     仕事も人生も、最後は教養がものをいう。人格の陶冶。ましてや教育者なのだから。

    (如己 一)

    目次

  • 6 CatchUp01 アプス/武田塾 水戸校日本の学力底上げに貢献したい
  • 8 シリーズ 格差社会と向き合う④
  •   東京大学大学院 松井彰彦教授、お茶の水女子大学 耳塚寛明教授、
      NPO法人 キッズドア、共笑基金の取り組みを追う

  • 16 挑む私学 滝川中学校・高等学校
  • 19 目次・巻頭言
  • 20 NEWS ARCHIVES
  • 44 千里の道も一歩から ~編集長備忘録~
  • 45 【特集】広がる、幼児教育と保育サービス
  • 56 HOT TOPICS 1 情報について考える 求められるセキュリティ対策
  • 58 HOT TOPICS 2 IBへの転換を果たした アオバジャパン・インターナショナルスクール
  • 60 HOT TOPICS 3 学力向上を図る独自のアクティブ・ラーニングを実践
  • 62 TOP LEADER Company株式会社城南進学研究社
  •    総合教育ソリューション企業として、多様化するニーズに応える。

  • 72 少し先の日本の教育の未来を考える
  •    見えない未来を生きる子供たちのためにピグマリオン学育(後編)

  • 76 Special Report 探究学習を〝探究〟する教育サミットが開催
  • 80 教育サービス業界 企業研究(55) 合同会社こども未来探究社
  • 83 日本教育ペンクラブ・リレー寄稿(280)
  • 84 疾風の如く(94)大島栄伸塾(東京都) 塾長 飯塚 章さん
  • 86 好機到来(25)Dreamkidzまなび舎 代表 中尾篤朋さん
  • 88 新米塾長のための「学習塾経営基礎講座」(49)
  • 90 白書界隈徘徊話(26) 西村克之
  • 92 自ら動き出すチームにする方法(32) 中谷彰宏
  • 94 陥穽葉書(2)
  • 96 新米塾長のための「部下とサシで行きたいごはん屋さん」(46)
  • 97 芸術見聞録(46)
  • 98 高校生からの子育てハイウェイ(25)
  • 99 クロスワードパズル「塾長の机」
  • 100 為田裕行の「教育ICT行」(26)
  • 102 新・授業改革を目指して(96) 石川幸夫
  • 104 林明夫の「歩きながら考える」(141)
  • 106 塾悟性論(2)
  • 108 咲かせよ桜(29) 小林哲夫
  • 112 未之知也(いまだこれ知らざるなり)(49)
  • 114 論点2017(5) 知られていない、教育振興基本計画
  • 118 編集後記
  • 120 Book Review
  • 122 塾長のためのガジェット講座
  • 月刊私塾界2017年4月号(通巻432号)

    巻頭言

    残念な出来事が起きた。首都圏にある大手学習塾で、時間外の残業や深夜の割り増し賃金が不払いだったため、労働基準監督署から是正勧告が出された。
     15年12月、厚生労働省は文部科学省と連携して、学生アルバイトの多い業界団体に対し、労働基準関係法令の遵守等を要請した。これを受け、公益社団法人全国学習塾協会は「安心塾バイト認証制度」を制定し、今年1月から運用を開始した。その矢先のできごとであり、実に残念である。
     時代は変わった。
     昔、「24時間戦えますか」なるCMが流行った。しかし、電通過労死問題後の現在、放映すれば炎上必至だ。
     講師募集に苦労している学習塾が多いと聞く。労働環境の改善を業界全体で取り組まなければ、全体で地盤沈下してしまう。どの学習塾も先生が最も大切だ、と言っている。ならば、それを実態として示さなければならない。良い先生が集まらなくなると、真綿で首を絞められるように、体力を失っていく。早目の対策が必要だ。
    すかいらーくは、深夜営業を縮小する。売上30億円減が分かっていても、である。更にスタッフの作業熟練度を向上させるために、グランドメニュー改定回数を減らす。常連客離れを覚悟の上だ。
    居酒屋チェーン塚田農場は、バイトの大学生に対し、就職支援をし、離職率を下げている。
    他業種は、人材確保、獲得にそこまで重きを置く。未来の人財(・)を育成する学習塾業界においてをや。

    (如己 一)

    目次

  • 6 CatchUp01 キタン塾
      優れた行動力で改革を断行し、軌道修正に成功
  • 8 CatchUp02 東進ナユタス
      日本初の音楽スクールが名古屋に誕生
  • 10 シリーズ 格差社会と向き合う③
      一橋大学 山田哲也教授、新宿区子ども家庭課、
      ステップアップ塾の取り組みを追う
  • 16 挑む私学 沖縄尚学高等学校・同附属中学校
  • 19 目次・巻頭言
  • 20 NEWS ARCHIVES
  • 42 千里の道も一歩から ~編集長備忘録~
  • 43 【特集】変わる!人材募集と採用
  • 58 HOT TOPICS01 子供を賢くする、自立型個別指導塾
  • 60 HOT TOPICS02 英語入試・思考力入試が急増した 2017年の首都圏中学入試
  • 64 TOP LEADER Company
       株式会社埼英スクール
       挑戦する姿勢を育てる。その理念で、社員の挑戦も応援。
  • 70 協心塾力 自塾のコンテンツをさらに魅力的に
  • 74 少し先の日本の教育の未来を考える
       見えない未来を生きる子供たちのためにピグマリオン学育(前編)
  • 76 教育サービス業界 企業研究(54) 教育開発出版株式会社
  • 79 日本教育ペンクラブ・リレー寄稿(279)
  • 80 疾風の如く(93) 個別指導HIGH-STANDARD(千葉県)代表 佐藤 良平さん
  • 82 好機到来(24) ラーンネットグローバルスクール 代表 炭谷俊樹さん
  • 84 新米塾長のための「学習塾経営基礎講座」(48)
  • 86 白書界隈徘徊話(25) 西村克之
  • 88 自ら動き出すチームにする方法(31) 中谷彰宏
  • 90 【新連載】陥穽葉書(1)
  • 92 新米塾長のための「部下とサシで行きたいごはん屋さん」(45)
  • 93 芸術見聞録(45)
  • 94 高校生からの子育てハイウェイ(24)
  • 95 クロスワードパズル「塾長の机」
  • 96 為田裕行の「教育ICT行」(25)
  • 98 塾ソムリエの講師研修指南 西村則康(名門指導会代表 塾ソムリエ)(12)
  • 100 林明夫の「歩きながら考える」(140)
  • 102 【新連載】塾悟性論(1)
  • 104 未之知也(いまだこれ知らざるなり)(48)
  • 106 論点2017(4) STEM教育、STEAM教育
  • 110 編集後記
  • 112 Book Review
  • 114 塾長のためのガジェット講座
  • 月刊私塾界2017年3月号(通巻431号)

    巻頭言

    新年度授業料はどうされただろうか。講師募集費や人件費の上昇から、値上げせざるを得なかった――値上げしたかった――のではないか、と推察する。その結果や効果は如何に。
    近年多くの学習塾が授業料を値上げしていることは、「学習塾白書2016」からも分かる。
    しかし、単純な値上げが許される甘いご時世ではない。読者諸兄の学習塾では、どのような対策を採るのであろうか。
     一つ参考になる例がある。モスバーガーが実施した値上げ対策だ。
    15年5月、食材の原料費や人件費の高騰により、定番商品を約10%値上げした。ライバルのマクドナルドに比し、元々価格が高いにもかかわらずに、である。
     前年後半マクドナルドが、鶏肉の期限切れ問題や異物混入騒動から、客足がモスバーガーに向きつつある追い風は吹いていた。しかし、値上げはそれを止めかねない。
    そのような環境下、採った対策は基本を徹底することであった。しかも非常にシンプル。
    その内容は、調理の仕方からハンバーガーを上手に紙に包む方法に至るまでの手順を、全てのスタッフで確認し、徹底するための「製造勉強会」を全国で展開したのだ。これまでのマニュアルには無い部分にまで及ぶ。
     そして、この勉強会は意外な効果を齎す。スタッフが、自らが提供する商品の良さに改めて気付き、自信を持って客に販売できるようになった、というのだ。
    やはり何事も「凡事徹底」である。

    (如己 一)

    目次

  • 6 CatchUp01 あすなろ学院(株式会社学研スタディエ)
  • 20年、30年先を見据えた大改革

  • 8 シリーズ 格差社会と向き合う②
  • 松戸市子ども支援課、エデュケーショナルネットワーク、
    さいたまユースサポートネットの取り組みを追う

  • 14 HOT TOPICS どうしてる? マイナンバーの収集と管理
  • 16 挑む私学 育英西中学校・高等学校
  • 19 目次・巻頭言
  • 20 NEWS ARCHIVES
  • 42 千里の道も一歩から ~編集長備忘録~
  • 44【特集①】公開企業塾2017年度 2月・3月期第3四半期決算を読む
  • 52【特集②】塾の働き方改革
  • 64 TOP LEADER Company 株式会社スプリックス
  • 個別指導塾から自立学習塾へ、顧客ニーズを先取り。

  • 72 教育サービス業界 企業研究(53) 株式会社文理
  • 75 日本教育ペンクラブ・リレー寄稿(278)
  • 76 疾風の如く(92)キッズスター★イングリッシュ(東京都)
  • 望月 宏典さん

  • 78 好機到来(23) ブルーフォグ・ソリューション株式会社 代表 吉田光広さん
  • 80 新米塾長のための「学習塾経営基礎講座」(47)
  • 82 白書界隈徘徊話(24) 西村克之
  • 84 自ら動き出すチームにする方法(30) 中谷彰宏
  • 86 新米塾長のための「部下とサシで行きたいごはん屋さん」(44)
  • 87 芸術見聞録(44)
  • 88 高校生からの子育てハイウェイ(23)
  • 89 クロスワードパズル「塾長の机」
  • 90 為田裕行の「教育ICT行」(24)
  • 92 新・授業改革を目指して(95) 石川幸夫
  • 94 林明夫の「歩きながら考える」(139)
  • 96 咲かせよ桜(28) 小林哲夫
  • 100 未之知也(いまだこれ知らざるなり)(47)
  • 102 論点2017(3) PISA2015とTIMSS2015の結果
  • 106 編集後記
  • 108 Book Review
  • 110 塾長のためのガジェット講座