有能な人材を持つ力を国ごとに評価した2015~16年版の「世界人材競争力指数」で、日本は調査対象103カ国のうち19位だった。人材を生み出す力では「競争の厳しさ」や「技術の活用」が世界1位と高評価だった。一方、人材を引き寄せる魅力には乏しく、「外国人労働者」が75位、「男女の収入格差」は76位だった。1位はスイスで、シンガポールとルクセンブルクが続いた。いずれも人口に占める国外出身者の比率が高い国だ。4位の米国も世界から有能な人材が集まる。調査は人材サービス世界最大手のアデコ(スイス)とフランスやシンガポールで経営大学院を運営するインシアドなどが共同で算出。