文科省予算案の総額は平成27年度比133億円減の5兆3216億円。いじめ・不登校対策としてスクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーの学校などへの配置を増やすため、27年度比8億円増の計57億円を確保。貧困家庭の多い中学への複数配置をそれぞれ400人増やすほか、不登校支援のため教育支援センター250カ所へのスクールカウンセラーの新規配置などに充てる。
予算編成の焦点となっていた教職員定数については、学校現場の課題に応じて政策的に配分する「加配定数」525人を増やすことで馳浩文科相と麻生太郎財務相が合意し、11億円を計上した。