義務教育を十分に受けられなかった人が通う夜間中学校を増やそうと、文部科学省が動き出した。ボランティアらが運営する自主夜間中は、識字教室なども含めて全国約300カ所にあり、外国人を含む約7400人が通う。一方、公立の夜間中は8都府県の31校にとどまる。公立は教科書が無料で、授業料もかからないなど、生徒側の利点が多く、増設を望む自主夜間中などの関係者は多い。各地の教育委員会も、「学び直し」の門戸拡大へ検討を始めた。
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