巻頭言
夏期講習外部生の継続状況は如何でしょうか。熱い、熱心な授業。その上での周到に準備された継続対策により、大きな成果を挙げているものと拝察する。
私事で恐縮だが、4月より家庭菜園を始めた。枝豆の種が水色や朱色だという意外性に始まり、貴重な体験を得た。キュウリの成長の速さ、それぞれの野菜の収穫量の多さなど驚きの連続だ。それ以上に驚愕したことは、採れたての枝豆の味である。実に甘い。ついぞ忘れていたが、子供時代に食べた「あの味」が蘇った。完熟した枝豆の美味しさである。トウモロコシも特別な品種ではないが、瑞々しいことこの上なしであった。
現在は、秋冬野菜の種まき、植え付け真っ最中だ。
教育ICT真っ盛りの時代だからこそ、実体験の重要性が際立つのではないだろうか。
賢明な読者諸兄においては、努々疎かにはしてないであろうが、老婆心ながら触れる。
インターネットがどれ程普及し、進歩しても、やはり対面で話をした方が、互いに信頼感が増す。言葉だけでない、身振りや表情、雰囲気などが伝わり、情報量が格段に増加するからだ。
それと同じように、用意された映像を見ることで、知識の種類は増加する。しかし、植物そのものを栽培することで得られる知見を、驚きを体験することはできない。
後者の方が大切だ、と言っているのではない。このような時代だからこそ、実体験の充実が重要性を帯びているのではないだろうか。
(如己 一)
目次
- 8 【Edx Education Explore】
- 64【SPECIAL REPORT 1】
- 16 挑む私学 洛星中学校・高等学校
- 19 目次・巻頭言
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- 49【特集①】
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- 64 HOT TOPICS 1
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- 68【SPECIAL REPORT 2】
- 72 教育サービス業界 企業研究(35) ソニープロテクノサポート株式会社
- 75 日本教育ペンクラブ・リレー寄稿(260)
- 76 疾風の如く(74)
- 78 好機到来 塾を通して実践する文武両道 名学館 元住吉校(5)
- 80 新米塾長のための「学習塾経営基礎講座」(28)
- 82 白書界隈徘徊話(6) 西村克之
- 84 自ら動き出すチームにする方法(12) 中谷彰宏
- 86 新米塾長のための「部下とサシで行きたいごはん屋さん」(24)
- 87 芸術見聞録(26)
- 88 高校生からの子育てハイウェイ(5)
- 89 クロスワードパズル「塾長の机」
- 90 為田裕行の「教育ICT行」(6)
- 92 新・授業改革を目指して(86) 石川幸夫
- 94 林明夫の「歩きながら考える」(121)
- 96 咲かせよ桜(12) 小林哲夫
- 100 未之知也(いまだこれ知らざるなり)(30)
- 102 論点2015(9) eラーニングが到達したアダプティヴラーニングとは
- 106 編集後記
- 108 Book Review
- 110 塾長のためのガジェット講座
インド政府との教育協力に向け大きく前進
両国による意見交換会と、文科省・藤井副大臣、人的資源開発省のイラニ大臣の会談が実現
KUMON、インド進出11年目の挑戦
株式公開企業塾
2016年度3月期 第1四半期決算を読む
まだ間に合う、今から対策すれば
マイナンバーなんて恐くない![準備編]
今さら部下に聞けない
塾長のためのパソコン・ICT活用講座
再編する教育業界の旗手となりうるか?
──Z会グループによる栄光グループの子会社化の狙いに迫る
大学入試改革とは何かを考える
MSエデュケート&スポーツスクエア(兵庫県)
代表取締役 京田 弘幸さん