小中学校の正式な教科となる道徳の教科書検定基準について、文部科学省の教科用図書検定調査審議会は23日、報告書をまとめた。特定の見方や考え方に偏らず、子供たちが多角的に考えられる教材が必要だと示した。「問題解決的な学習」や「体験的な学習」を取り入れた授業ができるような規定も設けるべきだとした。検定体制も強化。道徳教育の経験が豊富な教員らを専門委員に任命し、申請された教科書1冊に対し3人程度が内容を調べる体制にする。
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