文部科学省によると、全国の国公私立の特別支援学校に勤務する教員のうち、2014年度に視覚や聴覚などの「特別支援学校教諭免許状」を持っていたのは72.7%だった。同じ方法で調査が始まった07年度の68.3%から年々増加している。特別支援学校の教員は14年度に約6万4千人。障害種別では知的障害が75.2%、肢体不自由が75.1%だった一方、聴覚障害は48.7%、視覚障害は56.7%と保有率に差があった。法律は障害に応じた免許状の保有を義務付けているが、小中高校などの教員免許があれば「当分の間」は特別支援学校の教員になれる。