増進会出版社(静岡県長泉町)は、子会社化する栄光ホールディングスの学習塾の一部で通信講座「Z会」の教材を使い、基礎知識を家庭で事前に予習。栄光の教室ではディスカッションなどを通じて協働で理解を深めるアクティブラーニングを導入する。今後、学校教育の現場でこうした授業形態が拡大することを見込み、学習塾でも対応できるようにする。通常、公立の小中高校では、新しい知識を授業で教え、宿題など自宅での復習で知識の定着を図る教育が一般的。これに対しアクティブラーニングは自宅で予習をし、授業で知識の活用力などを磨く手法で「反転学習」とも呼ばれる。