大和ハウス工業はベネッセコーポレーションと教室付き住宅事業で提携する。教室付き住宅事業「住まいづくりプラス」を月内に始める。戸建て住宅の一角に教室専用の玄関、6畳の部屋、洗面所やトイレを設置する。大和ハウスが仲介役となってベネッセに教室を貸し出す。ベネッセは家主に対して3年更新の契約で月5万円程度の家賃収入を保証し、専用玄関など教室部分の清掃も担う。首都圏で、まず年60棟の受注を目指す。異業種との提携で、低迷が続く戸建て住宅市場の新たな需要を掘り起こす。
両社が提携する背景には、子供向け英会話教室の市場拡大もある。文部科学省は20年度にも小学3年生から英語を必修とする方針を打ち出した。