Z会の新たな教室事業が続々と始動

株式会社Z会は1月21日、株式会社igsZの株式を70%取得し、筆頭株主として資本参加したと発表した。
 同社は、通信教育事業・対面教育事業・出版事業をはじめ、模試・教材販売、ウェブを用いた指導サービスなど多岐に渡る教育サービスを展開している。一方、igsZは、国際リーダー育成のための塾を運営する。また、国内外トップランクの高校・大学への進学支援を主たる事業として、英語でのコミュニケーション力と高い思考能力を備えたグローバル・リーダーの養成をおこなっている。
 Z会はこの資本参加によって、世界のトップ大学や日本のスーパーグローバル大学を目指す小中高生を対象とした「英語で考えるリーダー塾igsZ」を、igsZ渋谷校だけでなく、同社の教室でも今春よりスタートさせる。
「アメリカのボーディング・スクール(全寮制寄宿学校)と提携し、そのサマー・スクールに参加するプログラムなども準備しています」とigsZの藤原敏晃取締役が語るように、先進的な教育プログラムが用意されるようだ。
 さらに、この提携によって「英語4技能試験」の実施など、今後予想される入試改革に対応する教育プログラムの開発や、通信教材にクリティカル・シンキング(複眼思考)の養成講座を導入するといったシナジーも期待される。

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