文部科学省は7月9日、不登校経験者への追跡調査報告書で「中学3年生の時に不登校だった人の85%が高校に進み、22%は大学・短大に進学する」ことを公表した。進学した割合は、高校、大学・短大のいずれも、1999年の前回調査から大幅に増えた。調査は2006年度に不登校だった全国の中3生1604人が対象で11年度に実施。中卒後に高校に進学したのは85.1%(前回65.3%)だった。調査時点で進学先は、大学、短大の22.6%(前回16.5%)が最も多く、専門学校などが14.9%(胴8.0%)と続いた。高校に通っていた人も9.0%いた。