ノーベル文学賞を受賞した作家、川端康成(1899~1972年)が学生時代、婚約者にあてた未公開の手紙が7月8日までに、神奈川県鎌倉市の川端邸で見つかった。遠く離れて住む恋人への思いを訴える内容。恋愛、孤独と死をテーマにした川端文学の出発点を示す資料として、専門家も注目する。16日に岡山県立美術館で公開される。新発見の手紙は計11通。10通は婚約者の伊藤初代から川端宛て。1通は川端が1921年秋、22歳の時に婚約者の伊藤初代に書いたものの、投函されなかった。
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