東京・御茶ノ水のソラシティカンファレンスセンターで、6月15日に開催した「私塾界2014 リーダーズフォーラム 東京大会」の模様をいち早くお伝えします。登壇者されたパネリストのご意見や、より詳細なレポートは本誌8月号に掲載いたします。こちらのスタッフブログでは写真を中心に当日の熱気をお伝えしてまいります。
フォーラムレポート
「教育再生」の掛け声の下に、いま次々にはじまっている大学改革、大学入試、英語教育、小学校の放課後・土曜授業など、話題は多岐にわたったものの、いま取り組んでいること、そして今後取り組むべきことについてそれぞれの立場からお話しをいただきました。
議論が最高潮に達したところで今回は時間切れとなってしまい、最終的にひとつの解には到達しませんでしたが、これからさらに議論を深めて行く上で、大いなる可能性を感じられました。
今後もそれぞれの立場を超え、垣根を取り払った議論がおこなえる場を創ってまいります。
基調講演「今求められるリーダーシップ」
慶應大学SFC研究所上席所員 小杉 俊哉氏
企業や国家の運営が不振に陥ると、必ず起こるのが「カリスマ」リーダーを待ち望む声だが、本当に必要とされるリーダーとは? そして現代に求められている支援型のリーダーシップ3.0とは? ということについて、普段小杉氏が大学のゼミでおこなっているような形式で、会場にどんどん質問を投げながら講義が進められました。また、企業においての実践例についても語っていただきました。張り詰めた緊張感の中、終始講演に集中していました。
基調講演「100年企業を継ぐ、三代目社長のホッピー復活への決意と執念」
ホッピービバレッジ社長 石渡 美奈氏
創業100年を超える老舗企業「ホッピービバレッジ(HB社)」の三代目社長として事業を承継することになった経緯や、その最中に勃発したお家騒動のことにも赤裸々に語っていただきました。また、経営者となってから通い始めた大学院で学んだ経営者にとって必要な考え方や、HB社が特に力を入れて取り組んでいる新卒採用や人材育成について日々取り組んでいることを具体的にお話しいただき、聴講者とも課題を共有しました。
(株)シルヴァンヴリーズ(立志塾)
他塾と圧倒的な差別化に成功した立志塾(岐阜)のキッズ部門と「習字の筆っこ」について、今春から開講した千葉県のアンドー塾の事例も交えて紹介いただきました。
いしど式そろばん教室
代表取締役社長 沼田 紀代美 氏
各地の学習塾でも続々と開校しているそろばん教室の教材の提供や教員の研修を担う「いしど式そろばん」の導入のし易さや、学習塾とは異なる生徒層にしっかりと届く集客力の大きさについて、具体的な導入事例も紹介しながら解説していただきました。
片山学園中学校・高等学校
校長兼 大学受験対策室長 松原 肇 氏
立山連峰を背景に富山の美しい環境に包まれた片山学園中学校・高等学校の魅力を存分にご紹介いただきました。
駒込学園中学・高等学校
学校長 河合 孝允 氏
伝統を受け継ぎながら新しい私学の在り方を求め挑戦し続ける教育者の顔、そして経営者の顔、両面を垣間見ました。
法政大学
入学センター次長 碓井 正博 氏
伝統ある法政大学がこれからグローバル法政へと舵を切ろうとしている現在進行形の取り組みについて語っていただきました。