次期基幹ロケット「H3」(仮称)の開発では、この20年を踏まえた課題、産業振興やビジネス拡大が大きな焦点となる。特に重要なのはコストだ。H2Aで100億円ともいわれる打ち上げ価格は半分程度に下げる方向だが、これには開発費も大きくかかわる。文部科学省の1900億円という試算があるが、計画として額が決まっているわけではない。開発が難航すれば膨らむ可能性もある。このため開発費を抑え、スケジュールを維持する開発管理体制も課題だ。H3は将来の日本の開発戦略にとって正念場といえる。
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