子供の思考力を育む貴重な機会に
株式会社好学出版が運営するiML国際算数・数学能力検定協会は、2025年で設立28年目を迎える。同協会が実施する「算数・数学思考力検定」は、2025年度の第1回検定を6月20日(金)から6月22日(日)にかけて実施する予定だ。
同検定は、子供たちの算数・数学に対する思考力を測定することを目的としており、受検を通じて自らの思考力の現在地を把握し、さらにその力を高めるための学習への動機づけとなることが期待されている。
思考力の重要性と検定の意義
現代社会においては、単に計算スピードを競うのではなく、論理的に考え、課題を解決する力や新たなアイデアを生み出す力が求められている。算数・数学思考力検定は、そうした思考力を養い、問題解決のプロセスを学ぶ機会として位置づけられている。検定を通じて、論理的な筋道を立てて考える力が育まれ、未来に向かって歩む子供たちにとって不可欠なスキルを自覚することができる。
検定の概要と実施スケジュール
算数・数学思考力検定は年に3回(6月、11月、2月)実施されており、思考力のレベルに応じて10級から準2級まで9つの等級に分類される。なお、準2級は第2回のみ実施される特別な級となっている。
思考力が拓く未来
思考力とは、単に学習の場においてのみ必要とされる能力ではない。日常生活においても、複雑な条件下での判断や、最適な選択肢を見出す際に欠かせない力である。こうした力を養うことにより、子供たちは将来、社会の多様な場面で柔軟に対応し、自らの考えをもって行動できる人材へと成長することが期待される。
受検者募集と申込方法
同検定は、子供たちが自身の思考力を試し、さらに伸ばすための絶好の機会だ。受検に向けた学習を継続することで、思考力の向上はもちろん、学習に対するモチベーションや主体性も高まる。
受検を希望する場合は、算数・数学思考力検定の公式ウェブサイト(https://www.shikouryoku.jp)から申し込みが可能である。第1回検定の申込締切は5月21日(水)となっている。
同検定を通じて、次世代を担う子供たちの未来を切り拓く力を育む機会となることを願ってやまない。
