滋賀大学の入学前教育にて、AI教材「atama+」の活用が決定

 atama plus株式会社(東京・文京区、稲田 大輔 代表取締役CEO)は、AI教材「atama+(アタマプラス)」が滋賀大学データサイエンス学部の入学前教育にて活用される。対象は、総合型選抜入試の25年度入学生。学部が指定する数学の単元を学習することで、入学後の学びに不可欠な基礎学力の習得をめざす。

「年内入試」と呼ばれる総合型選抜や学校推薦型選抜で入学する学生が増えており、2023年度入試では年内入試による入学生が全体の半数を超えている。このような入試形式では合格から入学までに時間があることから、入学後の学びにスムーズに接続することをねらいとした「入学前教育」を取り入れる大学が増えている。入学後に専攻する学問分野を学ぶ上で必要な学力の習得に向けて、高校の既習範囲の復習や専門知識の予習が行われる。
 滋賀大学は、データから新たな価値を創造できる人材育成をめざし、2017年4月に全国で初めてのデータサイエンス学部を開設。データサイエンスの学びに欠かせない数学の基礎能力の涵養という背景から25年度入学者より入学前教育を実施することを決定した。一人ひとりの理解度に合わせて個別最適なカリキュラムを作成するAI教材「atama+」は入学後に必要とされる基礎的な数学の知識の獲得に最適な教材と評価され、導入に至った。

 対象となるデータサイエンス学部の総合型選抜入試の25年度入学生は、約3ヶ月にわたって学部が指定した数学の単元をatama+で自立的に学習する。理解度に応じてレコメンドされる講義動画や演習問題などに取り組むことで、学部の学びに必要な基礎学力の習得を目指す。

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