大学入試センターは7月10日、来年1月に実施される大学入学共通テストの受験案内における改正点を公表した。試験中に使用できないウエアラブル端末について具体的に記述され、眼鏡型端末「スマートグラス」や腕時計型端末「スマートウオッチ」が明示された。
今年2月、早稲田大学創造理工学部の一般入試でスマートグラスを使用して試験問題が外部に流出する事件が発生したことを受け、大学入試センターは受験者に対してウエアラブル端末の使用禁止をより明確に伝える必要性を感じたという。同センターは、端末の具体的な種類を明記した理由を「受験者により分かりやすくするため」としている。
受験案内では、ウエアラブル端末を試験中に身に着けたり手に持っていたりするだけで不正行為とみなされる可能性があることが強調されている。受験者はこの点に十分注意し、規定を遵守することが求められる。