カゴメ株式会社(愛知・名古屋市、山口 聡 代表取締役社長)は、共立女子大学・共立女子短期大学(東京・千代田区、堀啓二 学長)と共同で、共立女子大学の学修を活用した 「もっと知ってもっと削減、トマトの有効活用プロジェクト」を開始した。
カゴメと共立女子大学・共立女子短期大学は、食品ロスの削減に寄与することを目的とした連携活動を円滑に進めるため、本年3月に連携協定を締結した。このプロジェクトでは、菜園で発生する出荷規格外トマトの有効活用を目的に、食品ロス削減につながる施策や商品、ビジネスモデルなどを、学生ならではの斬新なアイデアを盛り込みながら開発して、社会に向けて発信していく。
プロジェクト初日となる6月26日に行われたオリエンテーションでは、12名の学生が参加し、出荷規格外トマトの有効活用に関するアイデア出しを行った。参加した学生は、「規格外トマトについて、実感を持って学ぶことができた。今日得た知識に加え、実際にトマト栽培の現場で農家の方に話しを聞くことで理解を深め、良い提案を考えたい。」と、語っていた。今後、トマトの栽培施設を見学し、サステナビリティ活動や生鮮トマトビジネスの第一線で活動するカゴメ従業員から収集した情報を元に、最終発表に向け、およそ7か月間にわたり学修する。産学連携による取組みを通じて、人材の育成と、社会課題である「食品ロス削減」に向けての意識醸成を図る。
プロジェクトの詳細:
・概要:
共立女子大学ビジネス学部の3年生を対象としたマーケティングに関する野沢ゼミにおいて、カゴメが直轄する
生食用のトマト菜園で発生する出荷規格外のトマトの有効活用について、学生ならではの斬新なアイデアを盛り
込みながら、提案して頂きます。(ゼミの参加人数:12名)
・スケジュール
2024年
6月26日 オリエンテーション
9月上旬 トマトの大型施設菜園(カゴメ直轄)の見学
10月上旬 中間発表
2025年
1月下旬 最終発表
連携協定の詳細:
・連携協定締結の経緯:
食品ロス問題における、共立女子大学・共立女子短期大学の食や地域社会への環境学習の取組みを背景に、多面
的な連携のもとに相互協力し、食品ロスの削減に寄与することを目的とした連携活動を円滑に進めるため、協定
を締結しました。協定に基づき、取組みに関する検討や教育・学術研究の推進、人材の育成と、社会課題である
「食品ロス削減」に向け、意識醸成を目的とした幅広い連携を推進します。
・協定締結日: 2024年3月9日
・連携協力内容
1.教育及び学術研究に関すること
2.カゴメ株式会社が取り扱う商品開発及び付帯する業務に関すること
3.人材の交流及び育成に関すること
4.その他、相互が必要と認める産学連携活動に関すること