株式会社ベネッセコーポレーション(岡山市、小林 仁 代表取締役社長)は、2024年4月10 日、環境省の「エコ・ファースト企業制度」において、新たに「エコ・ファースト企業」に認定された。
■環境省「エコ・ファースト制度」
この制度は、環境省が企業による環境保全の取組を促進するために2008年に設立した制度。企業が環境大臣に対し、地球温暖化対策、廃棄物・リサイクル対策など自らの環境保全に関する取組みを約束し、環境省による審査を経て、環境大臣がその企業が、環境の分野において「先進的、独自的でかつ業界をリードする事業活動」を行っている企業(業界における環境先進企業)であることを認定するもの。
今回の認定ではベネッセを含む28社が新たに認定され、現在の認定企業は計94社となった。
▶環境省「エコ・ファースト制度」HP:https://www.env.go.jp/guide/info/eco-first/kijun.html
■ベネッセの「エコ・ファースト」の約束(概要)
● 2018年を基準としたスコープ1,2削減率 2030年52.8% 2041年100% 2050年100%
● 2018年を基準としたスコープ3削減率 2030年14.8% 2050年39.4%
● 未来を生きる子どもたちに美しい地球を残すための<学習専用タブレットリユース>促進
● 商品/サービスを通じた環境教育実施 発達段階に合わせた環境コンテンツ提供
(「こどもちゃれんじ」「進研ゼミ 小中高校講座」などで展開)
【学習専用タブレットリユースの概要】
不要になった「進研ゼミ」の<学習専用タブレット>は、廃棄せずに再整備のうえでリユースすることで、環境への負荷を軽減している。外観チェックのうえ、顕著な汚れ・傷が残り、リユースに適さない製品をあらかじめ選別したうえで、製造工場に戻して内部データを完全に削除して初期化し、工場出荷時と同様の状態にする。その後、外装クリーニングを行ったうえで、あらかじめ同意と理解を得た顧客へ再度出荷される。タブレット1台のリユースで、杉の木5本強が1年間に吸収するCO2排出を回避することができると試算している。