FLENS School Manager導入塾増加後も、保護者利用登録率は平均95%以上を維持。父親の利用登録率は小4~中1で高く、特に高3では15%以上も父親の登録があることが判明。
FLENS株式会社(東京・港区、大生 隆洋 代表取締役)は、同社が提供する「FLENS School Manager(FSM)」が、FSMのコミュニケーションアプリの利用状況を把握するため、2023年5月に続き、調査を実施し、発表した。(調査対象期間:2023年8月1日~11月18日)
■調査1 保護者のアプリの利用登録状況
FSMを全体導入した学習塾の2023年12月6日時点での保護者利用登録率は、95.5%となっている。
FSMは、保護者が利用登録することでアプリを利用できるようになる。このため、保護者の利用登録率は、FSMを活用した円滑な保護者コミュニケーションにおいて最も重要な指標と考えられる。
FSMでは生徒1人に対して母親と父親など複数の保護者を登録することができる。2023年12月6日時点の利用登録された保護者属性別の比率(図1)は、母親が97.2%で大半の生徒の母親が利用登録しているのに加えて、父親22.3%と、4.5人に1人の生徒の父親がFSMの利用登録を行っていることがわかった。FSMの属性別利用登録の比率(表1)について、母親の登録率は学年別に大きな変化は見られないものの、父親の登録率(図2)は小4~中1が高く、学年が上がるにつれ減少傾向にありますが、高3では15%超の父親の登録があることがわかった。こどもの大学受験に向けた学習状況や、塾の情報発信に対して、関心の高いことが窺える。
■調査2 アプリへのアクセス回数/アクセス時間帯調査
調査対象期間内に有効だった保護者アカウントについて、1)1週間あたりの平均アクセス回数、2)アプリへのアクセス時間帯を調査した。
- 1週間あたりの平均アクセス回数(図3)は、平均3回以上アプリにアクセスしている保護者は41.5%、平均5回以上は15.9%、平均6回以上9.5%だった。
- アプリへのアクセス時間帯は前回に引き続き、生徒が通塾する時間帯である17時~23時で多く、週後半ほどアクセス率が高まる傾向が見られた。また、土曜日・日曜日は午前~午後にかけてもアクセス率が高まる傾向(図5)がわかった。同期間内の学習塾からのお知らせ配信数は(図4)の通りとなっており、お知らせ配信時間とアプリへのアクセス時間は概ね近似しているが、20時~23時はお知らせ配信にかかわらずアプリにアクセスする保護者が多いことがわかる。また、深夜・早朝の時間帯でアプリにアクセスする保護者が一定数いることもわかる。