東京個別指導学院は、取締役指名・報酬委員会の審議を経て、新たな成長戦略の推進を目指して代表取締役社長の交代を決定した。
現任代表取締役社長である齋藤勝己氏は、2014年に代表取締役社長に就任し、9年にわたり「やればできるという自信、チャレンジする喜び、夢を持つ事の大切さ」という教育理念を基に、個別指導事業の強化を進めてきた。その結果、難関大学合格者数の増加や売上高の急成長を実現した。社長在任中、齋藤氏はホスピタリティ経営を推進し、顧客の目標達成と課題解決に尽力したとコメントした。
新代表取締役社長には、大垣秀之氏が就任する。大垣氏は過去に他社で新規事業開発や事業リブランディング、変革の推進を成功させた実績を持つ。また、ベネッセグループ傘下の企業で英会話教室事業の事業統合や成長に向けた変革を進めるなど、幅広い経験を有している。
大垣氏は2023年5月より東京個別指導学院の取締役副社長として活躍し、経営戦略、財務経理、マーケティング、教務開発、デジタルトランスフォーメーション(DX)など多岐にわたる領域でリーダーシップを発揮してきた。特にマーケティングと教務開発の分野で成果を上げており、新たな成長戦略の推進に向けて期待が寄せられている。
齋藤勝己氏は新たな章への移行を迎える中で、取締役会長として経験を活かし、新経営体制のサポートを続ける意向を示している。東京個別指導学院は、新たなリーダーシップの下での成長を目指し、教育事業の充実とマーケティング戦略の強化に取り組むという。