公益財団法人日本英語検定協会は、2024年度から実用英語技能検定(英検)の一部級(1級、準1級、2級、準2級、3級)において出題形式を変更するリニューアルを予定している。これは、現行の学習指導要領に基づいた英語能力観を反映するための取り組みとなる。
英検はこれまでに学習指導要領の英語能力観に基づいた出題を行ってきた。しかし、現行の学習指導要領では、言語活動の充実やコミュニケーションの目的や場面に応じた言語の運用が求めらている。そのため、思考力、判断力、表現力などの育成も重要視されている。これに基づき、英検協会は新たな英語能力観を反映した出題形式を早急に導入し、リニューアルする必要性があると判断した。
リニューアルは2024年度の第1回検定から適用される予定であり、具体的な変更内容や問題構成については、下記の表に示している。なお、リニューアルの時期や出題形式、問題構成などについては、今後変更が生じる可能性がある。詳細や2024年度の検定料に関する案内は、今年度9月中を目途に発表される予定だ。