株式会社FCEエデュケーション(東京・新宿区、尾上 幸裕 代表取締役)は、石川県能美市教育委員会と連携し、中高生向けデジタル手帳「フォーサイトアプリ」を用いた教育DXを共同で推進していく。まずは、市内の全中学校3校と小学校1校において、連絡帳・生活ノートからタブレットを用いた「フォーサイトアプリ」へ置き換えることで、児童・生徒たちとのコミュニケーションや学習効果の向上を図りつつ、教員の業務効率の改善を目指す。また、2023年6月3日(土)には能美市教育委員会 学校支援課 担当課長の亀田香利氏による教育DXの事例共有会も開催予定している。
能美市教育委員会では、文部科学省のGIGAスクール構想に合わせて、2020年11月よりタブレットを市内の小中学生全生徒に配布するなど教育DXを進めてきた。コロナ禍においては、タブレットを使ってさまざまな行事をオンライン配信したり、教員の業務効率化のために保護者との連絡ツールを導入したりするなど先進的な取り組みを行ってきた。
今回の取り組みでは、タブレットを用いた「フォーサイトアプリ」によって、生徒たちの学習効果の向上、長年効率化が図れておらず、教員の負担になっていた連絡帳・生活ノートによるオペレーションの改善に取り組む。
これまで能美市教育委員会では、児童・生徒との教員間のコミュニケーションに連絡帳やなどを利用してきたが、市内学校の希望に応じて段階的に廃止、「フォーサイトアプリ」の利用に切り替えていく。
現在、教育委員会では、タブレットの自宅への持ち帰りを推奨しており、児童・生徒は、自宅と学校での学習計画の立案、日々のスケジューリング、振り返りなどを行う。これにより児童・生徒、教員、ICT利活用の3つの面でメリットが生まれる。
【児童・生徒】
「フォーサイトアプリ」の活用により、児童・生徒が生活や学習状況を履歴で振り返る、先の予定を踏まえ見通しを持って計画を立てる、ということが可能となる。また、自分の生活や学習状況を把握した上で、自己評価や計画を立てることが期待でき、自己調整力を身につけることができる。
【教員】
教員にとって、連絡帳などを活用した児童・生徒とのコミュニケーションはよい面もあるものの、回収やチェック、コメントの記入、予定の記載など、一日の限られた時間の中での負担感も非常に大きくなっている。「フォーサイトアプリ」の利用により、こうした負荷的なオペレーションが改善され、教員と児童・生徒間のスピーディーな情報共有、児童・生徒の生活・心理状況の把握などができるようになり、適切でタイムリーな対応が可能になる。
【ICT利活用】
能美市教育委員会では、タブレットの持ち帰りを推奨している。「フォーサイトアプリ」の利用によって、持ち帰り時の家庭でのタブレットのさらなる有効活用が促進される。
- 能美市教育委員会との今後の展開
まずは教育DXの先進的な事例として他自治体、他校への取り組み内容の発信を予定している。下記の日程で、事例共有会を開催予定している。
【事例共有会日程】
日時:2023年6月3日(土) 13時~
形式:オンライン開催
講演:能美市教育委員会 学校支援課 担当課長 亀田香利氏
お申込み:下記のURLへ
https://forms.office.com/pages/responsepage.aspx?id=Fen-lEnI30-hi5_Nv2kDRckT8QzTS0dCqvKZNlJvhbRUMFRGRllCQVVFQ0RCRlU4UTBaM1I0MDM5MiQlQCN0PWcu