1月23日(月)に、文教大学東京あだちキャンパスにて、経営学部 新井立夫教授の『公共経営実地演習』最終発表として、学生達が近藤やよい足立区長および関係者へ、行政課題の課題解決のための提言を行った。
『公共経営実地演習』は、行政機関の業務を行うために必要な項目を理解し実践することを目標とした演習授業。大学の地元行政機関協力のもと、講師の招聘や聞き取り調査などを通じて、政策事例や行政が抱える課題について理解を深める。そこからの分析をもとにグループごとテーマを設定し、課題解決のために立案した政策について、一年を通した最終発表にて提言を行う。
2021年4月開設の東京あだちキャンパスのある足立区では、今回が二度目の発表会の実施となり、当日は近藤区長と関係者の方々、同大学から中島学長、定野司客員教授も出席した。
学生の提言内容は下記の通り。
■情報発信基地班
空き店舗を情報発信基地として活用~ラジオから地域の活性化を目指して~
■教育・金融教育班
初等教育を中心とした金融教育~貧困の連鎖の防止に向けて~
■教育・情報リテラシー班
IT化に対応するためのネットリテラシー教育~スマホの正しい使い方~
中島学長からは全体講評として、「SDGsとの関連性を発表していたことに感心した」、「自分の研究がSDGsのどれに当てはまるか等を今後も考えてほしい」と評価した。
近藤区長からは、「提案内容について具体性に欠ける部分や付加価値が弱い部分もあるので、他の自治体との差別化を図り足立区だからこそできる内容の研究を進めてほしい」と講評した。
最後に区長から発表した学生全員に対し、研究で苦労したことを話してほしいとご要望があり、学生たちは「学生・保護者・企業など全てが損しないような提案を考えるのが難しかった」、「次回こういった発表の機会があればもっと具体的な提案をしたい」とコメントがあった。