政府は2月10日、3月中旬をめどに屋内外を問わず個人の判断に委ねる方向で最終調整に入った。岸田文雄首相は「今年卒業式を迎える子供さんたちは、この3年間ずっとマスクをつけて過ごしてこられた。卒業式では、換気など感染対策を講じた上で、国歌斉唱や合唱の時をのぞき、児童・生徒と教職員がマスクを着用しないことを基本としたい」と表明した。政府は3月中旬をめどにマスク着用は原則、個人の判断に委ねる方針だが、それより前に行われる卒業式にも特例の措置をとる。
文部科学省は、4月1日以降の新学期からは、体育や合唱時も含め、学校教育活動ではマスク着用を求めない方針を固めた。4月新学期から「マスク不要」となる。