株式会社城南進学研究社(神奈川・川崎市、下村 勝己 代表取締役社長CEO)は、2023年1月18日、北海道大学が主催する企業課題解決プログラム「DEMOLA(デモ―ラ)」のファイナルミーティングを開催。大学生チームの提案を正式に採用し、ライセンスを取得したことを発表した。
「DEMOLAプログラム」とは、国内の各大学から学生が参加し、企業担当者とともにその企業の課題についてワークショップなどを経ながら解決策を模索していく、「フィンランド発祥の課題解決プログラム」。北海道大学は、DEMOLAプログラムを日本で初めて導入し、2018年に「DEMOLA HOKKAIDO」を設置した。
城南進学研究社は、2022年度で3回目となるプログラムに参画し、北海道大学との産学連携チームを結成。「学びの多様性」をテーマに、同社が運営するオンライン学習教材「デキタス」を用いた企業課題の読み解きから未来の価値創造まで、同社社員と北海道大学や東京大学など様々な大学に所属する学生の双方で知恵や知識を共有し、活発な議論を行った。その結果、大学生チームから、❝デキタスを通じた不登校生徒に対する学習支援のファーストステップを行う❞という提案が提出された。
「デキタス」は、すでに中学校の不登校児クラスやフリースクールで多く使用され、その効果も実証されている。社員のプロフェッショナルとしての目線と、学生から見た未来のトレンドや企業の強み・弱みが組み合わさることで生まれた新たな不登校生向けのアイデアは、社会貢献としての意義も大きく、当社社員も満場一致での採用となった。
ライセンスを受け、「デキタス」不登校支援の本格的な事業化へ向けて、アイデアの実装に取り組んでいく。
【DEMOLAとは】
企業が抱える課題に対して学生と企業担当者がチームを組み、その解決策を共に練り上げていく、DEMOLA Global 社提供の「フィンランド発祥の課題解決プログラム」。課題提供企業は、学生チームの生み出したアイデアが気に入った場合には、学生チームからそのアイデアを利用するためのライセンスを受け、事業化へと繋げていく。学生達は、自らの特徴を活かして企業担当者と企業のリアルな課題を解決していくことで、イントレプレナーシップ(社内起業家精神)を実地体験することができる。