ヤマハ インドでの器楽教育導入に関する事業が文部科学省「日本型教育の海外展開(EDU-Portニッポン)」応援プロジェクトに採択

 ヤマハ株式会社が今後展開を予定している、インド共和国での「初等教育への日本型器楽教育導入事業」が、文部科学省による「令和4年度第2回EDU-Portニッポン応援プロジェクト」の一つに選ばれた。「EDU-Portニッポン」の公募事業への採択は、2016年度、2018年度のベトナムでの事例、2020年度のエジプトでの事例、2022年度第1回のエジプト及びブラジルでの事例に続いて、今回が5度目となる。​

「EDU-Portニッポン」は、関係府省や国際協力機構(JICA)、日本貿易振興機構(JETRO)、地方公共団体、教育機関、民間企業、NPOなどが協力して、世界から高い関心を集めている日本の教育を官民協働のオールジャパンで海外展開を推進していく事業。今回ヤマハの取り組みが「令和4年度第2回EDU-Portニッポン応援プロジェクト」として選定されたことを受け、成果や課題について文部科学省とも検証・共有しながら日本型教育の海外展開を進めていく。また、デリー州の教育委員会との連携により、パイロット校との調整支援を得ながら、インド公立小学校での「初等教育への日本型器楽教育導入事業」の展開を目指す。

 インドでは2017年からリコーダー、2022年からキーボードのプログラムを私立小学校の課外活動に導入している。今回は、デリー州の公立小学校10 校を対象に、リコーダーを使用した日本型器楽教育を2023年4月から開始する予定。リコーダーの技術的な指導だけでなく、グループワークやディスカッション等を通じ相互理解の場を授業に取り入れたカリキュラムを提供する。また、全人的な教育の指導法に注目した音楽科教員研修を実施し、音楽教育の質の向上を目指す。

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