ベネッセアートサイト直島は、昨年8月に台風9号の影響で破損したベネッセハウス ミュージアムの屋外作品、草間彌生の「南瓜」を復元制作を経て、2022年10月4日、旧作と同じ場所で展示をする。作品の管理・保護にあたり、これまで以上の防災施策を実施していく。
草間彌生「南瓜」 は1994年にベネッセハウスの企画展として開催された「Out of Bounds 展」において展示を開始した。ベネッセハウスでは1992 年の開館以降、「人・自然・芸術」 をキーワードに、 瀬戸内の自然のなかで芸術に親しみ、新鮮な感動や自分らしい生き方を発見できることを目指す現代美術展を実施しており、「海景」のなかで、作品が単独に存在するのではなく、周囲の自然と調和、もしくは拮抗することで新たな展示空間が成立することを意識して屋外作品展示を行ってきた。特に「海景」というテーマと結びつきが強い草間彌生氏の「南瓜」はその後もベネッセハウスミュージアムの屋外作品として展示が継続されていた。
■作品詳細
所 蔵: 株式会社ベネッセホールディングス
素 材: 繊維強化プラスチック、金属、ウレタン塗装
大きさ: 高さ2メートル、幅2.5メートル