山梨県立美術館50周年に向け、メタバース活用で”新たな価値を創造する場”へ

 山梨県立美術館は、2028年度の開館50周年に向けて「新たな価値を生み出す美術館」ビジョン案を9月8日、あきらかにした。豊かさの体験と新たな価値を創造する場となるよう、「社会において求められる美術館の実現」を目指すという。それに伴い、メタバースを活用した実験的な事業をおこなう。館内にVR機器等を導入し、メタバース体験の場を整備。11月末より運用開始予定。同事業では、山梨県出身の現代美術作家による作品展示や現代美術作家とのワークショップなどを実施する。今後は、メタバースを活用した商品やサービスの販売など、現実とリンクさせたふれあい空間の創造を図っていく。

 メタバースだけでなくコレクションのNFT化など、美術業界に新たな取り組みが進んでいる。山梨県立美術館の取り組みを皮切りに各地で新たなアートの形が広がっていくと考えられる。

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