株式会社学研ホールディングス(東京・品川区、宮原博昭 代表取締役社長)のグループ会社、株式会社学研ココファン(東京・品川区、 森猛 代表取締役社長 兼 COO)と、株式会社きずなホールディングス(東京・港区、中道康彰 代表取締役社長 兼グループCEO)は、超高齢化社会の先に訪れる多死社会に向けた、社会課題の解決と社会的インフラの拡充を図るため、共同出資によりライフエンディング事業に関する合弁会社、「株式会社学研ファミーユ」を設立する。
「株式会社学研ファミーユ」は、直営での葬儀ホールを展開する。「終活」の考え方が一般的になりつつあるなかで、葬儀だけではなく、高齢期の暮らし方を含めた「自分らしい、安心なライフエンディング」の提供に取り組んでいく。
【期待されるシナジー効果】
・地域の中の多世代が安心して暮らし続けられる街づくりに貢献した顧客サービスの拡充
・超高齢化社会の先に訪れる多死社会に向けた、社会課題の解決と社会的インフラの拡充
・学研グループの高齢者住宅・施設拠点を対象としたサービス提供や、ライフエンディング事業分野での葬儀ホール開発についての連携
【学研ファミーユの事業コンセプト】
・「その人らしい人生の最終章」のサポート
・透明性の高いサービスで、「納得・安心」を提供
・ライフスタイルや価値観の変化に合わせた、顧客満足度の高いサービス提供
【今後のビジョン】
サービス付き高齢者向け住宅・グループホームのトップカンパニーとしての新規店舗開発力やダイレクトな顧客接点を持つ学研グループの強みと、「家族葬のパイオニア」として家族葬市場をリードしてきたきずなHDグループの葬祭業における運営力を最大限に活かし、両社のシナジーを最大化させる体制の構築と、事業の展開を図る。
直営の葬儀ホールについては、まずは学研ココファンのサービス付き高齢者向け住宅の拠点数が多い神奈川県を中心に出店を行い、その後、出店エリアを全国に拡大していく。2032年を目処に100ホールの展開を目指す。
また、学研グループが掲げている、多世代が支え合いながら地域の中で安心して暮らし続けられる街づくり「学研版地域包括ケアシステム」の実現に向けて、「株式会社学研ファミーユ」は、情報提供、地域密着型のイベントでの啓発活動など、地域に根差した事業活動を展開していく。