千葉大学環境ISO学生委員会では、4月26日~6月16日に、卒業する学生などから回収し、専門業者に修理してもらった中古自転車61台を格安価格で新入生や留学生などに販売する活動を行った。
千葉大学には遠方地域から下宿して通う学生も多く、在学中に使用した自転車が卒業するときに不要になるケースがある。そうした自転車が学内に放置され問題になったことから、環境ISO学生委員会では2007年度から、中古自転車の回収・譲渡活動を実施している。
この活動では、卒業する学生などから不要になった自転車を年度末に無償で回収し、状態の良い自転車について修理費用の上限を決めて専門業者に修理してもらい、ほぼ修理費用のみの格安価格で、年度初めに新入生や留学生などの学内関係者に販売している。
コロナ前は屋外に自転車を並べて、購入希望者が先着順に試乗して購入する即売会形式で実施していました。しかし、2020年度からは密になることを避けるため、譲渡する自転車のリスト(自転車の写真、色、カゴ・鍵の有無や状態を記したもの)をWeb上に公開し、購入希望者が希望の自転車と希望引取日時をwebフォームで申し込み、締切後に抽選を行った。その上で、当選者には引取日時を指定して来場してもらい、試乗後に購入するという方法をとった。
2022年3月に西千葉・亥鼻の両キャンパスで、卒業生などから中古自転車を134台(西千葉98台、亥鼻36台)回収。その中で、比較的状態が良いものについて、修理費用の上限を設定して、自転車修理業者に修理・点検をしてもらい、修理が完了した自転車を一律4500円で販売した。なお、修理の上限費用や販売価格は毎年の回収状況によって変わる。
2022年4月に譲渡自転車のリストを公開して募集したところ、新入生や留学生を含む248名(西千葉188名、亥鼻60名)の学生・教職員から購入の申し込みがありました。抽選後に、個別に譲渡日の調整を行い、4月26日~6月16日の譲渡期間内で、61台(西千葉36台、亥鼻25台)の自転車を譲渡することができました。なお、自転車は回収時に提供者に防犯登録を解除してもらっているため、購入者には防犯登録をしてもらうように案内している。