岡山大学 カンボジアに日本留学海外拠点連携推進事業ASEAN拠点プノンペン事務所を開設

 国立大学法人岡山大学(岡山市、槇野 博史 学長)は、日本留学海外拠点連携推進事業ASEAN拠点プノンペン事務所(カンボジア)を王立プノンペン大学・カンボジア日本人材開発センター(CJCC)内に2022年3月1日に開設し、同年6月6日に開所式を行った。

 開所式には、在カンボジア日本国大使館より久保朋子参事官、王立プノンペン大学よりChet Chealy学長、CJCCより Khim Leang所長など、カンボジアの政府・教育機関15機関から関係者33人が集まり、開所を祝った。同大学からは、鈴木孝義副学長(国際担当)、稲森岳央グローバル人材育成院准教授らが出席した。事業の連携機関である国立六大学(千葉大学、新潟大学、金沢大学、岡山大学、長崎大学、熊本大学)の代表者らは、オンラインで参加した。

 来賓祝辞では、在カンボジア日本国大使館の久保参事官が「今後、プノンペン事務所による支援は、日本留学を希望する多くのカンボジア人の夢の実現を手助けしてくれるだろう。大使館としても、日本留学希望者への支援を提供するため、プノンペン事務所と密に連携していきたい」と述べ、本事務所へ期待を寄せた。また、日本留学経験者でもある王立プノンペン大学Chet学長は「プノンペン事務所が円滑に業務を遂行できるよう、できる限りの支援をしたい。日本留学を促進することは、留学生の知識習得のみならず、カンボジアと日本両国の友好にも繋がる」と、同事業への協力の意を述べた。

 当日午後には、プノンペン事務所の開所を記念して、国立六大学と合同で日本留学セミナーを対面・オンラインのハイブリッド形式で実施し、対面・オンライン合わせて日本留学希望者など154人が参加した。セミナーでは、各大学から教員やカンボジア人留学生が登壇し、日本留学の魅力や各大学の紹介を行った。

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