東進 「高等学校対応 情報I」を開講 情報Iは大学入学共通テストで25年から出題、国立大は必須に

 東進ハイスクール・東進衛星予備校を運営する株式会社ナガセ(東京・武蔵野市、永瀬 昭幸 代表取締役社長)は、4月 27 日(水)に、2022 年4月より高等学校で必修となった新課程の情報に対応した新講座 「高等学校対応 情報I」を新規開講した。この講座は 90 分×10 回の授業で、情報Iの各項目を「なぜそうなるのか」という根本から理解できるようになることを目指す。全国の東進ハイスクール・東進衛星 予備校で受講ができる。

 この講座では、情報Iを初めて勉強する人でもわかるように丁寧な設計が施されている。コンピュータとはそもそも何か、情報とはそもそも何かという根本的なところを一つひとつ必ずわかるように説明していく。
 情報という科目は大きく分けて4つの単元からできている。情報社会、情報デザイン、プログラミング、そしてネットワーク。

第1講 情報とは何か・コンピュータとは何か
第2講 情報社会と知的財産権
第3講 情報セキュリティ
第4講 情報デザイン・デジタル化・二進法
第5講 文字のデジタル表現・音のデジタル化
第6講 画像のデジタル化・動画のデジタル化
第7講 コンピュータ・論理回路
第8講 アルゴリズム・プログラミング入門
第9講 ネットワーク・プロトコル
第10講 ネットワーク・16 進法・個人情報

90 分×10 回+講座修了判定テスト 受講料:38,500 円(税込)
対象:東進生および一般の高校生(講習生) ※講習生の場合、別途、講習入会金が必要。

大学入試における「情報I」の活用
2022 年高校入学者からの新学習指導要領を受けて大学入試センターでは 2025 年実施の大学入学共通テストより「情報I」を出題するとし、2021年3月にはサンプル問題も公表された。各大学で大学入学共通 テストの「情報I」がどのように扱われるのか注目されるなか、国立大学協会は、「情報I」を含めた6教科8 科目を課すことを原則とすると決定した。東京大学も 2025 年度入試より大学入学共通テストの「情報」を 新たに利用することを 2022 年3月に発表している。

 学校教育におけるプログラミング教育の拡充は小学校から始まる。まず、2020年度から 小学校でプログラミングが必修となり、2021年度には中学校でのプログラミング教育が拡充された。
 また、高校においては今年度(22 年度)からプログラミングを含む「情報I」が必修となった。「大学入学共通テスト」にも追加され、国立大が試験科目に加えるなど、プログラミングへの関心はますます高まるものと考えられる。

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