奈良工業高等専門学校(奈良・大和郡山市、後藤 景子 校長)は、奈良市(仲川 げん 市長)及び奈良先端科学技術大学院大学(奈良・生駒市、塩﨑 一裕 学長)と、それぞれが保有する知的・人的・物的資源等を有効に活用し、相互に連携・協力することで、地域の産業振興と経済の持続的な発展に寄与することを目的とし、令和4年3月29日付で連携協定を締結した。
【内容】
産業分野における連携を強化し、活力ある地域社会の創造を進めるため、以下を連携協力事項としている。
(1)産業政策の推進に関する事項
(2)市内企業との共同開発、共同研究などの促進に関する事項
(3)学生及び卒業生の、市内企業への就職に関する事項
(4)学生に対する共同教育・社会実装教育などの推進に関する事項
(5)地域の課題解決に関する事項
(6)その他本協定の推進のために必要な事項
三者間の連携について、奈良高専と奈良先端科学技術大学院大学は奈良高専専攻科修了生の進学先としてだけではなく、教育プログラムへの参加や共同研究など教育・研究面の連携が以前から行われていた。また、地域創生という面では両教育機関の学生が奈良市内において空き家を活用した地域活性化に取り組む例や、社会の課題解決に両学生が関わる事例が既にある。そのような取組が個人としての活動ではなく、この協定を締結して見える化することで、それぞれが保有する知・人・物的資源等のバックアップの下、活動の質を高めていく。