徳島大学発のベンチャー企業として、食用コオロギに関連する品種改良・生産・原料加工・商品開発・販売を一貫して国内で行う株式会社グリラス(徳島・鳴門市、渡邉 崇人 代表取締役)は、グリラスの生産拠点と研究拠点が所在する徳島県美馬市(藤田 元治 市長)との間に災害時応援協定を締結した。
今回の協定は、グリラスの食用コオロギ生産拠点である美馬ファームと、研究拠点である美馬研究所に併設する市の指定避難所における、災害時のグリラス職員による避難所の開設・運営の協力と、食用コオロギを使用した自社商品「C. TRIA(シートリア)」の提供を約束するもの。
グリラスは2020年冬より、廃校となった旧芝坂小学校を美馬市より借り受け、食用コオロギの生産拠点「美馬ファーム」として整備・運営している。また同じく2021年夏より、旧切久保小学校(美馬市美馬町字入倉657)を研究拠点「美馬研究所」として整備し、ゲノム編集技術を用いてコオロギの品種改良を進めている。これら2拠点は共に近隣の指定避難場所となっている施設が併設されており、災害時にグリラス職員が避難所の開設や運営に協力することで、より迅速な対応が見込める。
これまでに美馬市との連携があり、2021年11月より、美馬市のふるさと納税返礼品として「C. TRIA」商品5種をポータルサイト「さとふる(https://www.satofull.jp/city-mima-tokushima/)に出品している。今後も、美馬市との連携を強めることで、雇用の創出や環境教育の推進・有事の際の支援など、地域への貢献を進めていく。