厚生労働省の診療による診察報酬の見直し案が2月9日中央社会保険医療協議会で承認され、オンライン診察における初診料の値上げが決定した。適用は、今年4月から。医療機関が受け取る報酬価格は、これまで2140円だったが、370円引き上げられ、2510円となる。患者が支払う価格は自己負担の割合によって異なるが、3割の場合642円から111円増え753円となる。
2020年4月より認められているオンラインによる初診は、当初新型コロナ観戦拡大に伴い特例であったが、2022年1月コロナ流行期のみならず原則オンライン診察が可能となるように指針を改めている。
現在、オンライン初診に対応できる医療機関の普及は進んでおらず、その原因の一つに初診料の低さが考えられることから、厚労省はオンライン診察の広がりに今回の改定が活かされることを期待している。