受験の移動手段めぐり文科省が新方針 無症状の濃厚接触の受験生、タクシー使用も可

 文部科学省は7日、大学入学共通テストなど入試で、濃厚接触者と認定された無症状の受験生が、移動手段としてタクシーやハイヤーを使うのを認める方針を明らかにした。従来は、公共交通機関を利用せず、保護者らが運転する自家用車やレンタカーを使うこととしていた。
 文科省は無症状の濃厚接触者について、別室受験を認めるとしていた。公共交通機関を利用しないという条件があり、自家用車のない受験生を念頭に機会確保のために方針を変更した。
 タクシーやハイヤー利用の際は、車両が特定できるよう流しのタクシーは利用せず、事業者に予約する。事業者が少ない地域などに居住し予約が難しい場合には、文科省が設置する専用窓口に相談すれば、国土交通省を通じて手配してもらえるという。

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