独立行政法人国立高等専門学校機構 函館工業高等専門学校(北海道・函館市、伹野 茂 校長)は,令和3年11月19日(金)に,国際寮竣工式を行なった。日本人学生と外国人留学生の双方が居住する「混住型」の学生寮であることにより、国際的な視野と人間力のある高専グローバルエンジニアを養成する。
函館高専は、文部科学省 独立行政法人国立高等専門学校機構本部及び函館高専関係者出席の下、国際寮竣工式を挙行した。国際寮は全国17校の高専で整備が進められているもので、北海道地区では函館高専のみとなる。
国際寮は、日本人学生と外国人留学生がこれまでの寮のように個室を中心とした生活を送るものではなく6~7名がグループとなって「ユニット」で共同生活を送る「混住型」の寮であることが特徴であり、これにより日常的な交流を通じて文化・習慣の相互理解を深め国際的な視野と人間力のある高専グローバルエンジニアを養成する場となる。寮内の使用言語が英語であることも特徴。
入居対象は、日本人学生の本科4年~専攻科2年に在籍する希望者、及び外国人留学生としており英語力の審査などを経て入居する。
また、国際寮の建物自体を国際交流およびグローバル化の拠点とするため1階に「グローバルセンター」を設置し一層の国際交流の充実と活性化及び地域への情報提供を行う予定だ。
竣工式では,函館高専 伹野校長からの挨拶の後、来賓の文部科学省大臣官房文教施設企画・防災部 笠原 隆 技術参事官、函館市 柏 弘樹 企画部長(工藤 壽樹 函館市長の祝辞を代読)、高橋 はるみ 参議院議員(代読)から祝辞が述べられた。竣工を記念しテープカットが行われた。高専機構 坪田 知広 理事からの謝辞が述べられ、留学生担当教員、留学生代表及び日本人在寮学生により、英語でのスピーチが行われた。